東京大学大学院の試験方法を解説!筆記・論文・口述試験の違いと研究科別の特徴
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今回のテーマは「東京大学大学院の試験方法」です。
東京大学大学院を目指している方の中には、「筆記試験だけなの?」「面接もあるの?」「研究計画書はどのくらい重要なの?」と疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
大学院入試は学部入試とは異なり、専門知識だけを問う試験ではありません。筆記試験だけでなく、研究計画書や口述試験を通して「大学院で研究できる力」が総合的に評価されます。
また、東京大学大学院では研究科や課程によって試験方法が異なるため、自分が受験する研究科の入試方式を正しく理解することが重要です。
この記事では、東京大学大学院の一般選抜をもとに、研究科ごとの試験方法の特徴と対策のポイントを分かりやすく解説します。
東京大学大学院で最も多い「筆記試験+口述試験」の形式
東京大学大学院で最も多く採用されているのが、「筆記試験」と「論文または口述試験」の両方を実施する入試です。
この形式は、人文社会系研究科、教育学研究科、経済学研究科、総合文化研究科、理学系研究科、工学系研究科、農学生命科学研究科、医学系研究科、薬学系研究科、数理科学研究科、新領域創成科学研究科、情報理工学系研究科、学際情報学府など、多くの研究科で採用されています。
文系・理系を問わず、この試験方式が基本となっているため、多くの受験生は筆記試験と口述試験の両方を準備する必要があります。
筆記試験では、学部で学んだ専門知識や論理的な思考力が問われます。過去問を分析し、頻出分野を重点的に学習することが欠かせません。
一方、口述試験では提出した研究計画書をもとに質問されることが多くあります。「なぜその研究をしたいのか」「どのような方法で研究を進めるのか」といった内容を、自分の言葉で説明できるよう準備しておきましょう。
筆記試験がない研究科もある
一部の研究科では、筆記試験を実施せず、論文や口述試験のみで選考を行っています。
代表的なのは、法学政治学研究科の修士課程や、公共政策学教育部の専門職学位課程です。
このような入試では、筆記試験がないからといって難易度が低いわけではありません。
むしろ、提出書類や研究計画書、志望理由、口述試験での受け答えが合否を大きく左右します。
研究内容への理解が浅かったり、質問に対して論理的に答えられなかったりすると、高い評価を得ることは難しくなります。
そのため、研究計画書を何度も見直し、想定質問を考えながら模擬面接を繰り返すことが大切です。
筆記試験のみで評価される課程もある
反対に、口述試験が実施されず、筆記試験のみで選抜される課程もあります。
代表例として挙げられるのが、法学政治学研究科の法曹養成専攻(法科大学院)や、工学系研究科の一部専門職学位課程です。
これらの課程では、専門知識や論理的な文章構成力が筆記試験で厳しく評価されます。
面接対策に時間を割く必要は少ないものの、その分だけ筆記試験の完成度が重要になります。
知識を覚えるだけではなく、論述問題を制限時間内で解く練習を重ねることが合格への近道です。
博士課程では研究実績も重視される
博士課程の入試では、多くの研究科で筆記試験と口述試験の両方が実施されています。
一方で、農学生命科学研究科、医学系研究科、薬学系研究科などでは、博士課程で筆記試験を課さず、口述試験を中心に選考を行う場合があります。
博士課程では、修士課程までに積み重ねてきた研究内容や研究成果、そして博士課程で取り組む研究計画が重要な評価対象になります。
そのため、専門的な内容について深く質問されることも少なくありません。
自分の研究テーマについて、背景や目的、研究方法、期待される成果まで説明できるよう準備しておくことが必要です。
試験方法を知ることが効率的な対策につながる
東京大学大学院では、同じ大学であっても研究科や課程によって試験方法が大きく異なります。
そのため、「東大対策」とひとまとめに考えるのではなく、自分が受験する研究科がどのような試験を実施するのかを最初に確認することが重要です。
筆記試験が中心であれば専門科目の学習時間を十分に確保し、口述試験がある場合は研究計画書の完成度を高めながら面接練習にも取り組む必要があります。
試験方法に合わせて学習計画を立てることで、限られた時間を効率よく活用できるようになります。
まとめ
東京大学大学院の入試では、「筆記試験」「論文または口述試験」の組み合わせが研究科や課程によって異なります。
多くの研究科では筆記試験と口述試験の両方が実施されますが、一部ではどちらか一方のみで選考が行われるケースもあります。
まずは志望する研究科の募集要項を確認し、どの試験が課されるのかを正確に把握しましょう。その上で、自分に必要な対策へ時間を集中させることが、合格への大きな一歩になります。
※試験方法や選抜内容は年度や研究科、専攻によって変更される場合があります。最新の募集要項や入試情報については、必ず東京大学大学院の公式サイトでご確認ください。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。
代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。
早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。
現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。
ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。



