関西学院大学大学院の在学生インタビューから見る院生生活のリアル

院試専門オンライン予備校「志樹舎」が運営する「院試対策ガイド」をご覧いただき、ありがとうございます。

大学院への進学を考えていても、「実際には毎日どのくらい研究するのか」「学部時代とは何が変わるのか」「指導教員とはどのように関わるのか」といった大学院生活のイメージがつかめない方も多いのではないでしょうか。募集要項やカリキュラムから制度は分かっても、実際の生活までは見えにくいものです。

関西学院大学の公式サイトでは、複数の研究科に所属する大学院生へのインタビューが紹介されています。この記事では、商学研究科や理工学研究科などの在学生の声をもとに、大学院へ進学したきっかけ、学部との学び方の違い、1日の過ごし方、研究や学費への向き合い方について整理します。


大学院進学を決める時期やきっかけは人それぞれ

関西学院大学のインタビューでは、商学研究科博士課程前期課程、総合政策研究科博士課程前期課程、理工学研究科博士課程前期課程、人間福祉研究科博士課程後期課程など、複数の研究科で学ぶ大学院生が紹介されています。学部を早期卒業して大学院へ進んだ方もいれば、他大学の研究科を経て博士課程後期課程へ進学した方もおり、大学院への進み方は一つではありません。

進学を決める時期にも違いがあります。早い段階から研究職を目指して大学院進学を考える人がいる一方で、学部4年生になってから進学を決める人もいます。大学院進学を考え始めるのが遅かったからといって、必ずしも進学できないわけではありません。ただし、実際に受験する場合は、出願時期や研究計画書などの準備が必要になるため、決めた後はすぐに情報収集を始めることが大切です。

商学研究科でファイナンスを研究する学生は、学部4年生の11月から12月頃に大学院進学を決めたと紹介されています。ゼミで論文を書いたり研究会に参加したりするなかで、ファイナンスをさらに深く学びたいという思いが強まり、指導教員との会話をきっかけに進学を決意したそうです。


入試対策は過去問だけではない

商学研究科の学生は、大学院入試に向けて過去問に取り組んだだけでなく、ゼミ活動や研究会への参加も結果的に良い準備になったと振り返っています。この点は、これから大学院を受験する方にとって参考になります。

大学院入試では、単に試験問題を解けることだけでなく、自分の専門分野についてどの程度考えてきたのかが重要になることがあります。ゼミで論文を読み、自分の意見をまとめ、教員や他の学生と議論した経験は、研究計画書を作成するときや、自分の研究テーマを説明するときにも役立ちます。

志望研究科が決まっている方は、まず募集要項と過去問を確認するとともに、学部のゼミや卒業論文、研究会など、今参加できる学びの機会を受験準備として活用してみましょう。研究テーマについて話す経験を重ねておくことが、入試本番で自分の考えを整理して伝える練習にもなります。


大学院では受け身の勉強から自分で進める研究へ変わる

在学生インタビューから見えてくる大きな変化の一つが、学部と大学院の学び方の違いです。学部では授業を受けて知識を身につける時間が多かったのに対し、大学院では自分で課題や研究テーマを設定し、先行研究を調べ、指導教員と議論しながら研究を進める時間が増えます。

商学研究科の学生も、大学院に入ってから勉強量が大きく増えたと話しています。一方で、指導教員とマンツーマンに近い形で議論できる時間が多く、自分の関心を深く掘り下げられることを大学院の魅力として挙げています。

大学院進学を考えている方は、「授業をもっと受けたい」という気持ちだけではなく、自分で文献を探し、考え、研究を進める生活が自分に合っているかを考えてみることも大切です。卒業論文やゼミでの調査が楽しかった方は、大学院での研究にもつながる可能性があります。


平日だけでなく土曜日まで研究する生活もある

インタビューでは、平日は朝から夕方まで大学で授業や課題に取り組み、土曜日も同じように過ごすことが多いという大学院生活も紹介されています。一方で、日曜日にはアルバイトや友人との時間を確保し、研究とのメリハリをつけている様子が分かります。

もちろん、大学院生全員が同じスケジュールで生活しているわけではありません。研究科や研究テーマ、実験の有無によっても過ごし方は変わります。しかし、大学院では学部以上に研究へ使う時間が増えることを想定しておいたほうがよいでしょう。

社会人として働きながら大学院を目指す場合や、アルバイトとの両立が必要な場合は、入学後に研究時間を確保できるかも確認しておきたいポイントです。在学生の1日のスケジュールは、入学後の生活を考えるための具体的な材料になります。


理工学研究科では研究職を意識して早くから進学を検討する例も

理工学研究科の学生は、染色体の末端にあるテロメアについて研究しています。研究職に就くためには大学院修了が重要になることを学部2年生頃に実感し、大学院進学を考えるようになったと紹介されています。

研究では、思ったような結果が出ないこともあります。しかし、その原因を考え、試行錯誤しながら答えに近づいていく過程に研究の面白さを感じているそうです。また、週に1度、指導教員とじっくりディスカッションする時間が設けられており、研究の方向性について継続的に相談できる環境も紹介されています。

理系の大学院を目指す方は、研究テーマだけでなく、研究室でどのような指導が行われているのかにも注目してみてください。研究室訪問や教員紹介、在学生の声などを組み合わせて確認すると、自分に合った研究環境かどうかを判断しやすくなります。


学費や奨学金の情報も自分から集める

理工学研究科の学生は、進学にあたって学費への不安もあったと話しています。その一方で、学内外の給付型奨学金を利用することで経済的な負担を抑えながら研究を続けていると紹介されています。

大学院進学では、入学金や授業料だけでなく、通学費や研究に必要な費用なども考える必要があります。奨学金や研究支援制度には応募時期や条件があるため、合格してから探すのではなく、受験を検討し始めた段階から調べておくと安心です。

在学生の体験談を見ることで、「研究内容」だけではなく、お金や生活時間、人間関係など、大学院生活を現実的に考えることができます。志望研究科が決まっている方は、同じ研究科の在学生インタビューや動画がないか確認してみるとよいでしょう。


在学生の声を志望校選びにも活用しよう

大学院選びでは、募集要項、カリキュラム、指導教員、学費などの客観的な情報を確認することが基本です。そのうえで在学生インタビューを読むと、入学後の研究生活や指導教員との関係、研究に使う時間などをより具体的に想像できます。

まずは志望研究科の在学生インタビューを探し、「進学した理由」「研究内容」「1日の過ごし方」「指導教員との関わり」「経済面」の5つを確認してみてください。その内容を自分の希望と照らし合わせれば、入学後のミスマッチを防ぐ材料になります。研究科選びに迷っている場合は、複数の研究科のインタビューを比較してみるのもおすすめです。


本記事の内容は執筆時点の情報をもとにしています。在学生インタビューの掲載内容、研究科の制度、研究環境、奨学金などは変更される場合があります。また、入試日程、出願期間、試験内容、必要書類についても変更される可能性があるため、必ず関西学院大学大学院の公式サイトおよび対象年度の最新の募集要項をご確認ください。

志樹舎 では、大学院入試の各種対策に特化した専門性の高いサポートを行っています。
研究計画書から志望理由書・小論文・面接・プレゼン対策まで、どこから手を付けるべきか個別にアドバイスします。

多くの受験生が「もっと早く相談すればよかった」と話されます。

「何から始めればいいか分からない」
「この研究テーマで通用するか不安」
そんな院試受験で迷いや不安がある方は、今すぐ 無料相談 にお申込みください。


※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

小杉樹彦(志樹舎 創業者)

小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。 代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。 早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。 現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。 ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。