関西学院大学大学院のQ&Aを活用しよう|進学前の疑問と情報収集の進め方

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大学院進学を考え始めたばかりの方は、「大学院では何を学ぶのか」「自分でも受験できるのか」「修了後の就職はどうなるのか」など、さまざまな疑問を抱えているのではないでしょうか。身近に大学院生や研究者がいない場合、誰に聞けばよいのか分からず、情報収集の段階で止まってしまうこともあります。

関西学院大学の公式サイトには、こうした疑問を整理するための「大学院Q&A」が用意されています。この記事では、大学院Q&Aで紹介されている内容をもとに、大学院進学の基本やメリット、志望研究科を検討するときに確認しておきたい情報源について整理します。


大学院は専門性をさらに深めるための場所

関西学院大学の大学院Q&Aでは、大学院について、大学での学びをさらに深め、専門性の高い知識や研究能力を身につけるための場所として説明されています。関西学院大学には、博士課程前期課程・博士課程後期課程を置く大学院研究科に加え、高度専門職業人を育成する専門職大学院があります。

学部では専攻に関する幅広い知識を学びますが、大学院では自分の研究テーマを絞り、特定の分野について深く研究していきます。そのため、「授業を受けて知識を増やす」というだけではなく、自ら問いを立て、資料を集め、分析し、研究成果としてまとめる力が求められます。

大学院に進学する理由は一つではありません。学部で学んだテーマをさらに研究したい方、研究者を目指す方、企業への就職に必要な専門性を身につけたい方、資格取得につなげたい方など、進学目的はさまざまです。まずは「自分は大学院で何を得たいのか」を考えてみることが、志望先を探す第一歩になります。


大学院入試は一部の人だけのものではない

「大学院は成績が特に優秀な人だけが進学する場所」と考えている方もいるかもしれません。しかし、大学院入試の応募資格は、原則として学部卒業者や卒業見込みの方などに開かれています。学部・研究科によっては早期卒業や早期履修などの制度もあるため、具体的な出願資格については志望研究科の募集要項を確認する必要があります。

大切なのは、自分の判断だけで「自分には受験資格がないだろう」と決めつけないことです。大学院入試では、大学や研究科、選抜区分によって条件が異なります。社会人を対象とした選抜や、異なる学部・専攻からの進学を検討できる場合もありますので、まず対象年度の入試要項を確認しましょう。

志望研究科がまだ決まっていない場合は、関心のある研究分野から探す方法もあります。「どの大学院に行きたいか」より先に、「何について研究したいか」を言葉にしてみると、自分に合う研究科や指導教員を見つけやすくなります。


大学院進学にはどのようなメリットがあるのか

大学院Q&Aでは、大学院進学の一般的なメリットとして、高い専門性を身につけられること、就職の選択肢が広がること、収入面で違いが生じる可能性があることなどが紹介されています。

特に分かりやすいのが専門性です。大学院では研究テーマを絞って学ぶため、学部よりも一つの領域について深い知識を身につけることができます。理系では、企業の研究職や開発職などで大学院修了を応募条件とするケースがあります。また文系でも、MBAをはじめとした専門的な学位や研究経験が、コンサルティングや調査、専門職などのキャリアにつながることがあります。

一方で、「大学院に進めば必ず就職や収入で有利になる」と単純に考えるのは避けたほうがよいでしょう。大学院で何を学び、その経験を将来どのように使うのかが重要です。進学を考えるときは、学位取得そのものではなく、修了後に目指したい仕事や研究とのつながりまで考えておくことをおすすめします。


修了後の進路は研究科ごとのデータを確認する

大学院への進学を検討するときは、入学後の研究内容だけでなく、修了生がどのような進路を選んでいるのかも確認しておきましょう。関西学院大学では、研究科ごとに博士課程前期課程修了者などの主な進路に関する情報が公開されています。

志望研究科の修了生が企業、研究機関、教育機関などのどの分野に進んでいるのかを見ることで、自分の将来像を具体的に考えやすくなります。ただし、過去の進路実績と自分の進路がそのまま一致するわけではありません。あくまで「この研究科で学んだ人にはどのような選択肢があるのか」を知るための材料として活用するとよいでしょう。

進路情報を見るときは、企業名だけに注目するのではなく、業界や職種、自分が希望するキャリアとのつながりも考えてみてください。そのうえで、大学院で身につけたい専門性を整理すると、志望理由や研究計画にも具体性が出てきます。


在学生インタビューや教員情報も活用する

大学院生活を具体的にイメージしたい場合は、在学生のインタビューも参考になります。大学院進学を決めた理由、研究や実験の内容、1日のスケジュール、指導教員との関わりなどを知ることで、公式のカリキュラム表だけでは分からない実際の大学院生活が見えてきます。

また、指導教員候補を探すときは、教員・研究者紹介のデータベースも確認してみましょう。教員のプロフィールだけでなく、専門分野や研究業績を調べることで、自分の研究したいテーマとの重なりを確認できます。候補となる教員が見つかったら、最近の論文や著書にも目を通しておくと、研究計画書を考える際の参考になります。

さらに、大学が発信している研究活動に関する記事も情報源になります。現在どのような研究が行われているのかを知ることで、研究科や教員を選ぶ際の視野も広がります。


Q&Aを読んだら次は募集要項まで確認しよう

大学院Q&Aは、進学を考え始めた段階で疑問を整理するには便利な情報源です。ただし、実際に受験する段階では、Q&Aだけで準備を終えることはできません。志望研究科が決まったら、対象年度の募集要項を確認し、出願資格、出願期間、必要書類、試験内容を一つずつ整理していきましょう。

その後、研究科のカリキュラム、指導教員、修了後の進路を確認し、自分の研究テーマと進学目的を言葉にしていきます。研究計画書が必要な場合は、教員の研究内容や先行研究を調べながら、何を明らかにしたいのかを具体化していくことが大切です。

まずは大学院Q&Aで基本的な疑問を解消し、気になる研究科を2〜3程度挙げてみてください。そして、それぞれについて研究内容、指導教員、入試情報、修了後の進路を比較してみると、大学院選びを具体的に進めやすくなります。


本記事の内容は執筆時点の情報をもとにしています。大学院の制度、出願資格、研究科の構成、教員情報などは変更される場合があります。また、入試日程、出願期間、試験内容、必要書類についても変更される可能性があるため、必ず関西学院大学大学院の公式サイトおよび対象年度の最新の募集要項をご確認ください。

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

小杉樹彦(志樹舎 創業者)

小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。 代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。 早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。 現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。 ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。