
関西学院大学大学院のキャリア支援を解説|BiZCAFEや就職支援の活用法
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大学院進学を考えるとき、研究内容や指導教員と同じくらい気になるのが、修了後の進路ではないでしょうか。大学院で専門性を高めても、その後の就職やキャリアにつなげられるのか不安に感じる方は少なくありません。
関西学院大学では、大学院生も利用できる個人面談やキャリアガイダンス、企業セミナーなどに加え、理系学生を中心としたBiZCAFEなど、さまざまなキャリア支援が用意されています。この記事では、具体的な支援内容や就職実績、教員免許に関する制度まで整理して紹介します。
個人面談やKGキャリアナビで就職活動を支援

関西学院大学のキャリア支援では、学生一人ひとりの状況に合わせた個人面談が行われています。進路選択や就職活動について相談できるほか、技術系就職を目指す理系学生向けの相談ブースや、英語に関する相談ブースも用意されています。
キャリアセンターでの対面面談だけでなく、オンライン面談も利用できるため、研究や実験で忙しい大学院生でも相談しやすい点が特徴です。大学院生の場合、研究と就職活動を並行して進める必要があるため、限られた時間のなかで第三者に相談できる環境は心強いでしょう。
また、「KGキャリアナビ」という専用ポータルサイトでは、個人面談やイベント、セミナーの予約に加え、企業情報、インターンシップ情報、大学に届いた求人票などを検索できます。就職活動を始める際は、まずこうした学内サービスにどのような機能があるのかを確認しておくと、情報収集を効率よく進められます。
ガイダンスや学内企業セミナーも活用できる
就職活動の時期に合わせて、キャリアガイダンスや業界研究セミナー、学内企業セミナーなども実施されています。就職活動の準備段階から選考対策まで、具体的な事例やデータをもとに説明を受けられるため、就職活動に慣れていない大学院生にとっても利用しやすい内容です。
面接やグループディスカッションの対策講座もあり、研究中心の生活を送ってきた学生が、企業の採用選考に向けて準備する機会として活用できます。特に大学院生は、自分の研究内容を専門外の採用担当者にも分かりやすく伝える必要があります。そのため、「何を研究しているか」だけでなく、「その研究を通してどのような力を身につけたのか」まで説明できるようにしておくことが大切です。
志望研究科を選ぶ段階でも、修了後の就職を意識している方は、研究内容とあわせて大学のキャリア支援体制を確認しておくとよいでしょう。
理系大学院生には技術面接対策などの支援もある

理系学生向けの支援では、研究・開発職や技術職で行われることの多い技術面接への対策も実施されています。企業の採用担当者がどこを見ているのか、研究内容をどのように説明すればよいのかを学べる機会があります。
また、製造、建設、ITなどの企業が参加する理系学生向けの学内合同企業セミナーも開催されています。理系の大学院生にとって、大学院で身につけた専門性をどの企業や職種で生かせるのかを知る機会になります。
研究職を希望している場合でも、自分の研究テーマと完全に一致する企業だけを探す必要はありません。研究で身につけた分析力、実験経験、データ処理能力などが評価されることもあります。企業研究を早めに始め、自分の研究経験を仕事にどう結びつけられるかを整理しておきましょう。
神戸三田キャンパスのBiZCAFEで研究と社会をつなげる
理系学生のキャリア形成に関する特徴的な取り組みの一つが、神戸三田キャンパスに設けられているBiZCAFEです。BiZCAFEは、理系学生のビジネスマインドを育てることを目的とした学びの場で、企業を招いたワークショップ「BiZCLASS」などが開催されています。
理系学生を中心とした取り組みですが、文系学生も参加できます。研究室のなかだけでは見えにくい「自分の研究が社会でどのように使われるのか」「企業ではどのような課題があるのか」を考えるきっかけになります。
大学院では研究テーマを深く追究する一方で、その研究が社会や産業とどのようにつながるのかを意識することも大切です。将来、企業の研究職や技術職を目指す方は、このような企業との接点を持てる機会にも注目してみてください。
2020年度から2024年度までの就職先も確認できる
関西学院大学の公式サイトでは、2020年度から2024年度までの大学院生の就職企業・団体例が紹介されています。文系では、竹中工務店、パナソニック、KDDI、日本放送協会、いわゆるNHK、日本航空、みずほフィナンシャルグループ、三菱UFJ銀行、アクセンチュア、デロイトトーマツ、裁判所、警視庁などがあります。
理系では、トヨタ自動車、日産自動車、本田技研工業、NTT各社、ソニーグループ、三菱電機、日立製作所、デジタル庁などが挙げられています。研究開発職だけでなく、IT、コンサルティング、公務員など、さまざまな進路があることが分かります。
ただし、企業名だけを見て志望研究科を決めるのではなく、自分が希望する業界や職種に進んだ修了生がいるか、その研究科で身につけられる専門性が自分の将来像と合っているかを確認することが重要です。
専修免許状の取得を目指せる研究科もある

関西学院大学大学院では、所定の条件を満たし、各研究科で開講されている関係科目の単位を修得することで、幼稚園教諭、小学校教諭、中学校教諭、高等学校教諭の専修免許状取得を目指せる場合があります。ただし、それぞれに対応する一種免許状をすでに取得していること、または所要資格を満たしていることなどが前提です。
たとえば文学研究科では国語、英語、社会、地理歴史、公民など、理工学研究科では数学や理科、教育学研究科では幼稚園、小学校、社会、公民など、研究科の専門分野に対応した免許状が設定されています。
また、2027年度からは人間福祉研究科の保健体育専門コースで、中学校・高等学校の専修免許状(保健体育)に対応する免許課程の設置が予定されています。教員としてのキャリアを考えている方は、志望研究科で取得可能な免許状と必要条件を事前に確認しておきましょう。
受験前から修了後のキャリアまで考えておこう
大学院を選ぶときは、研究内容や入試科目だけでなく、修了後にどのような進路を目指したいのかまで考えておくことが大切です。まずは志望研究科の修了生の進路を確認し、自分が希望する業界や職種との接点を探してみましょう。
そのうえで、個人面談、KGキャリアナビ、学内企業セミナー、理系向け支援、BiZCAFEなど、入学後に利用できる仕組みも確認しておくと、大学院生活と就職活動を具体的にイメージできます。大学院で何を研究するかだけでなく、その研究経験を将来どのように生かしたいのかを言葉にしておくことは、志望研究科を選ぶ際にも役立ちます。
本記事の内容は執筆時点の情報をもとにしています。キャリア支援、BiZCAFE、就職実績、教育職員免許状に関する制度や対象研究科などは変更される場合があります。また、入試日程、出願期間、試験内容、必要書類についても変更される可能性があるため、必ず関西学院大学大学院の公式サイトおよび対象年度の最新の募集要項をご確認ください。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。
代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。
早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。
現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。
ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。


