歴史と伝統が息づく「今出川校地」:文系・専門職10研究科が集う学びの都

院試専門オンライン予備校「志樹舎」が運営する「院試お役立ち記事」をご覧いただき、ありがとうございます。今回のテーマは「同志社大学大学院の今出川校地」です。

同志社大学大学院で人文・社会科学系の研究科や専門職大学院への進学を考えている方にとって、今出川校地は進学後の学びの中心となる場所です。大学院選びでは、研究内容や指導教員、入試科目に目が向きがちですが、実際に数年間通うことになるキャンパスの環境について知っておくことも大切です。

今出川校地には、神学研究科、文学研究科、社会学研究科、法学研究科、経済学研究科、商学研究科、総合政策科学研究科、グローバル・スタディーズ研究科、司法研究科(法科大学院)、ビジネス研究科(ビジネススクール)の10研究科があります。人文・社会科学から法曹、ビジネスまで幅広い分野が集まっていることが特徴です。


京都の歴史と文化を身近に感じられる今出川校地

今出川校地は、京都市上京区今出川通烏丸東入に位置しています。京都市営地下鉄烏丸線の今出川駅からアクセスしやすく、京阪電車の出町柳駅からも徒歩15分程度です。京都市内だけでなく、大阪方面などから通学する場合も、実際の所要時間や乗り換え方法を事前に確認しておくとよいでしょう。

キャンパスの近くには京都御所があり、京都の歴史や文化を身近に感じられる環境です。今出川校地には赤レンガを基調とした歴史的な建物も多く残されており、同志社の長い歴史を感じながら学ぶことができます。

明治期に建てられた建築物の中には、国の重要文化財に指定されているものもあります。大学院生活では研究室や図書館で過ごす時間が長くなりますが、こうした歴史ある環境そのものも今出川校地ならではの特徴です。

同志社大学大学院を第一志望としている方はもちろん、複数の大学院を比較している方も、一度実際にキャンパスを訪れてみると、Webサイトやパンフレットだけでは分からない雰囲気を確認できます。


文系を中心とした10研究科が集まるメリット

今出川校地の大きな特徴は、人文・社会科学系を中心とする10研究科が集まっていることです。大学院では専門分野を深く研究しますが、実際の社会問題は一つの専門分野だけでは説明できないことも少なくありません。

たとえば少子高齢化を研究するとしても、経済学から考えるのか、社会学から考えるのか、政策の問題として考えるのかによって研究方法は変わります。企業活動を研究する場合も、経営やマーケティングだけでなく、法律、経済、社会との関係を考える必要が出てくることがあります。

複数の研究分野が同じ校地に集まっていることは、自分の専門分野を深めながら、関連する分野にも目を向けるきっかけになります。研究テーマを決める段階でも、「自分の問いは本当にこの研究科で扱うのが適切なのか」を考える材料になるでしょう。


研究科によって学べる内容やコースは大きく異なる

同じ今出川校地にある研究科でも、教育内容や研究方法はそれぞれ異なります。そのため、「文系だから今出川」と大まかに考えるだけではなく、志望研究科のカリキュラムまで確認することが重要です。

たとえば法学研究科では、法律や政治について専門的に研究するための科目が用意されており、判例研究などを通して具体的な問題を考える機会があります。研究テーマによっては、法制度だけでなく、政治や経済、国際社会との関係まで視野に入れる必要があります。

経済学研究科の博士課程(前期課程)には、理論分析コース、政治経済学・経済史コース、アプライド・エコノミクスコース、クリエイティブ・エコノミーコースという4つのコースがあります。同じ経済学でも、理論を中心に研究するのか、歴史的な視点を重視するのか、現実の経済問題への応用を考えるのかによって学び方が変わります。

商学研究科にも、データサイエンス、マーケティング、マネジメント、アカウンティングなど、異なる専門分野があります。企業やビジネスを研究したい場合でも、「企業について研究したい」という段階から一歩進み、自分がどの領域に関心を持っているのかを具体的にしていく必要があります。

このように研究科名だけでは、実際にどのような研究ができるのかまでは分かりません。志望先を検討するときは、研究科、専攻・コース、教員という順番で情報を細かく確認していきましょう。


キャンパス見学では「大学院生として通う視点」を持つ

今出川校地を志望している方は、説明会や見学の機会があれば実際に足を運んでみることをおすすめします。ただキャンパスの雰囲気を見るだけではなく、「自分が大学院生としてここに通うとしたら」という視点を持つことがポイントです。

たとえば最寄り駅から研究科までどの程度かかるのか、図書館などの研究施設はどこにあるのか、周辺には食事ができる場所があるのかなど、進学後の生活を想像しながら確認してみましょう。社会人受験生であれば、勤務先から授業に間に合うのか、平日の移動に無理がないかといった点も重要です。

大学院は修士課程であれば一般的に2年間、博士課程まで進めばさらに長期間通う可能性があります。研究内容が最優先ではありますが、継続して研究できる環境かどうかも確認しておきたいところです。


受験前には教員の研究テーマまで確認しよう

今出川校地にある研究科を志望する場合、キャンパスやカリキュラムだけでなく、担当教員の研究分野を詳しく確認することが重要です。

大学院では、自分が研究したいテーマと指導教員の専門分野が合っているかどうかが非常に重要になります。研究科の名称だけを見て「ここなら研究できそう」と判断するのではなく、教員紹介や研究者データベース、論文、著書などにも目を通してみましょう。

特に確認したいのは、自分が研究したいテーマに近い教員がいるか、その教員が現在どのような研究を行っているか、希望する課程で指導を受けられるかという点です。

また、指導希望教員への事前連絡については、研究科や入試方式によって扱いが異なります。必須の場合もあれば、事前連絡の方法が指定されている場合もあります。自己判断で連絡するのではなく、まず最新の入試要項や研究科の案内を確認してください。

今出川校地には10の研究科があり、歴史ある環境の中で幅広い人文・社会科学や専門職教育に取り組めます。同志社大学大学院を目指す方は、キャンパスの魅力だけで志望先を決めるのではなく、自分の研究テーマ、研究科の教育内容、指導を希望する教員の専門分野を照らし合わせながら、志望理由を具体的にしていきましょう。


この記事の内容は執筆時点の情報です。研究科の配置、コース、カリキュラム、アクセス方法、入試制度などは変更される場合があります。受験を検討する際は、必ず同志社大学の公式サイトおよび最新の入試要項をご確認ください。

志樹舎 では、大学院入試の各種対策に特化した専門性の高いサポートを行っています。
研究計画書から志望理由書・小論文・面接・プレゼン対策まで、どこから手を付けるべきか個別にアドバイスします。

多くの受験生が「もっと早く相談すればよかった」と話されます。

「何から始めればいいか分からない」
「この研究テーマで通用するか不安」
そんな院試受験で迷いや不安がある方は、今すぐ 無料相談 にお申込みください。


※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

小杉樹彦(志樹舎 創業者)

小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。 代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。 早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。 現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。 ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。