
司法試験の在学中受験で最短合格へ!同志社大学大学院「司法研究科(法科大学院)」の強みと実績
院試専門オンライン予備校「志樹舎」が運営する「院試お役立ち記事」をご覧いただき、ありがとうございます。今回のテーマは「同志社大学大学院の司法研究科(法科大学院)」です。
法科大学院への進学を検討している方にとって、気になるのが「司法試験までどのくらいかかるのか」「在学中に司法試験を受けられるのか」という点ではないでしょうか。法曹を目指す以上、教育内容だけでなく、司法試験への道筋や修了後のキャリアまで確認して進学先を選ぶことが大切です。
同志社大学の司法研究科は、司法制度改革の一環として2004年4月に開設された法科大学院です。司法試験、司法修習へとつながる法曹養成のための高度専門教育機関として、弁護士、裁判官、検察官をはじめとする法律専門職を目指す学生を育成してきました。
司法試験を法科大学院在学中に受験できる

現在の法科大学院選びで重要なポイントの一つが、司法試験の在学中受験です。一定の要件を満たした法科大学院生には、課程を修了する前に司法試験を受験できる仕組みがあります。
同志社大学司法研究科でも在学中受験に対応した教育体制が整えられており、必要な要件を満たすことで、修了を待たずに司法試験へ挑戦できる可能性があります。
これにより、法科大学院を修了してから司法試験を受験する従来の流れと比べて、より早い段階で司法試験合格を目指せるようになりました。
ただし、入学すれば誰でも自動的に在学中受験ができるわけではありません。所定の単位取得や学修状況など、受験資格に関する要件を満たす必要があります。入学前の段階から制度の条件を確認しておくことが重要です。
在学中受験者からの司法試験合格者も増えている
同志社大学司法研究科では、司法試験合格者の中でも在学中受験による合格者が一定数を占めています。
2023年は司法試験合格者29名のうち10名、2024年は41名のうち18名、2025年は40名のうち23名が在学中受験者でした。
単純に人数を見るだけでも、2023年の10名から2025年の23名へと増えています。また、2025年には合格者40名のうち半数を超える23名が在学中受験者となっており、在学中に司法試験へ挑戦して合格するルートが現実的な選択肢になっていることがわかります。
もちろん、司法試験の合格実績だけで法科大学院を選ぶべきではありません。入学後にどのような教育を受けられるのか、自分がその環境で継続して学習できるのかまで含めて判断する必要があります。
同志社大学司法研究科が掲げる3つの教育目的
同志社大学司法研究科では、単に司法試験に合格できる学生を育てることだけを教育目的としているわけではありません。
第1の目的として掲げられているのが、いかなる権威にも屈することなく主体的に考え、行動する「自治自立」の精神を持った法曹の養成です。同志社大学が大切にしてきた教育理念を、法曹教育にもつなげています。
第2の目的は、国際的な感覚を持つ法曹の養成です。企業活動や人の移動が国境を越える現在では、法律家にも国内法だけではなく、国際的な視点が求められる場面が増えています。
そして第3の目的が、企業間紛争などに対応できる高度な専門性を持ったスペシャリストの養成です。
志望理由を考える際には、「司法試験に合格したい」という目標だけで終わらせず、自分が将来どのような法律家になりたいのかまで考えておくことが大切です。
法学部3年+法科大学院2年の5年一貫型法曹養成

法曹を目指す学生にとって、もう一つ注目したいのが法曹コースです。
2020年には、法学部3年間と法科大学院2年間を組み合わせた5年一貫型の法曹養成を実現するため、同志社大学法学部に法科大学院と連携した法曹コースが設けられました。
従来の法学部4年間と法科大学院を組み合わせるルートと比較すると、より早い段階から法曹を目指した学修を進められることが特徴です。
また、同志社大学法学部だけでなく、西南学院大学法学部とも法曹養成連携協定を締結しています。学部段階から法科大学院までを一体的に捉えた法曹養成が進められている点も確認しておきたいところです。
法曹コースから進学する方と、大学卒業後などに一般的な入試を経て進学する方では受験ルートが異なります。自分がどの入試区分に該当するのかを早めに確認しましょう。
国際的な法律家を目指せるダブルJ.D.プログラム
国際的なキャリアを考えている方に注目してほしいのが、海外ロースクールとの連携です。
同志社大学司法研究科には、アメリカのミシガン州立大学ロースクールとのダブルJ.D.プログラムがあります。一定の条件のもと、海外で法律を学び、J.D.の学位取得を目指すことができる制度です。
プログラムでは、本来3年を要するJ.D.課程について、一定の仕組みにより2年間での学位取得を目指せることが特徴です。
将来、国際的な企業法務に携わりたい方や、海外で法律を学ぶことに関心がある方にとっては、進学先を比較する際のポイントになるでしょう。ただし、参加条件や費用、語学力などについては、事前に最新情報を確認する必要があります。
模擬裁判で「法律を使う力」を身につける

法科大学院では、法律の条文や判例を覚えるだけではなく、それを実際の事案でどのように使うのかを学ぶことが重要です。
同志社大学司法研究科では、模擬裁判などを通じた実務的な教育も行われています。
模擬裁判では、学生が原告・被告の代理人、検察官、弁護人、裁判官などの役割を分担し、仮想事例に基づいて手続きを進めます。関係書類を作成したり、証人尋問を行ったりすることで、訴訟法などで学んだ知識を実際の手続きに結びつけていきます。
検察官や裁判官としての経験を持つ実務家教員などから指導を受けながら学べることも、法科大学院ならではの特徴です。
志望理由では「どんな法曹になりたいか」まで考える
同志社大学司法研究科を志望する場合、「司法試験に合格したいから」という理由だけでは、同志社大学を選ぶ理由としては十分ではありません。
たとえば企業法務に携わりたいのであれば、どのような企業活動や法的課題に関心があるのかを考えてみましょう。国際的な法律家を目指すのであれば、なぜ国際分野に関心を持ったのか、どのような案件に関わりたいのかまで整理します。
弁護士を目指す場合でも、企業法務、国際取引、刑事事件、家事事件、労働問題など、関心のある分野は人によって異なります。
司法研究科が掲げる「自治自立」、国際的な視点、高度な専門性といった教育目的と、自分が目指す法曹像を照らし合わせてみると、同志社大学を志望する理由が具体的になっていきます。
司法試験合格実績だけでなく教育環境まで確認しよう
法科大学院を比較するとき、司法試験の合格者数や合格率は気になる数字です。しかし、それだけで進学先を決めるのではなく、入学後の教育環境も確認することをおすすめします。
在学中受験に向けてどのようなカリキュラムが組まれているのか、実務家教員からどのような指導を受けられるのか、模擬裁判などの実務教育はどのように行われるのか、国際的なプログラムにはどのようなものがあるのかなど、自分が実際に学ぶ姿を想像しながら情報を集めてみましょう。
司法試験は法曹になるための重要な関門ですが、その先には長い職業人生があります。最短での司法試験合格を目指すことと同時に、「どのような法律家になりたいのか」を考えることが、同志社大学司法研究科への受験準備の第一歩です。
この記事の内容は執筆時点の情報です。司法試験の在学中受験資格、司法試験合格実績、法曹コース、法曹養成連携協定、ダブルJ.D.プログラム、カリキュラム、入試方式などは年度によって変更される場合があります。受験を検討する際は、必ず同志社大学の公式サイトおよび司法研究科の最新の入試要項をご確認ください。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。
代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。
早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。
現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。
ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。



