
最先端技術と自然が融合する「京田辺校地」:理系・新領域6研究科の研究環境
院試専門オンライン予備校「志樹舎」が運営する「院試お役立ち記事」をご覧いただき、ありがとうございます。今回のテーマは「同志社大学大学院の京田辺校地」です。
同志社大学大学院で理系分野への進学を考えている方や、文化情報学、スポーツ健康科学、心理学、脳科学といった分野に関心がある方は、京田辺校地について知っておきましょう。大学院選びでは、研究科や指導教員だけでなく、どのような施設や設備を使って研究できるのかも重要なポイントになります。
京田辺校地には、文化情報学研究科、理工学研究科、生命医科学研究科、スポーツ健康科学研究科、心理学研究科、脳科学研究科の6研究科があります。人文・社会科学系を中心とする今出川校地とは異なり、理工系や生命科学、データ、スポーツ、心理、脳科学などの研究分野が集まっていることが特徴です。
自然に囲まれた広大な京田辺校地
京田辺校地は、京都府京田辺市多々羅都谷1-3にあります。主なアクセス方法として、近鉄興戸駅から徒歩約15分、近鉄新田辺駅からバスで約10分、近鉄三山木駅からバスで約7分、JR同志社前駅から徒歩約10分となっています。
今出川キャンパスから京田辺キャンパスまでは、利用する交通機関や時間帯によって異なりますが、電車と徒歩を合わせておおむね60分程度を見込む必要があります。同じ同志社大学でも2つの校地は離れているため、志望研究科がどちらにあるのかは出願前に確認しておきたいポイントです。
京田辺校地は自然に囲まれた広大な敷地を持ち、実験や研究に必要な施設が整えられています。また、「Creative Hill(創造の丘)」という愛称でも知られ、自然科学系を中心に、未来志向の研究・教育を進める学部や研究科が集まっています。
大学院では研究室で長時間過ごすことも珍しくありません。特に実験系の研究では、研究室や実験施設へ頻繁に通う可能性があります。自宅や勤務先からの通学時間、最終電車、バスの運行時間なども含めて、進学後の生活を具体的に考えておくと安心です。
理工学研究科は5専攻で幅広い研究分野をカバー
京田辺校地を代表する理系研究科の一つが理工学研究科です。理工学研究科は、情報工学、電気電子工学、機械工学、応用化学、数理環境科学の5専攻から構成されています。
情報技術から電気・電子、機械、化学、数学・環境分野まで幅広く、同じ理工学研究科でも研究テーマは大きく異なります。そのため、受験生は「理工学研究科に入りたい」というところで止まらず、自分の研究テーマがどの専攻、どの研究室に当てはまるのかまで確認する必要があります。
また、国際的な研究環境に関心がある方にとっては、英語で講義が行われる国際科学技術コースの科目を履修できる点も注目したいところです。大学院修了後に海外の研究機関やグローバル企業で働きたい場合には、専門分野だけでなく、英語で専門知識を学ぶ経験も将来につながる可能性があります。
生命医科学研究科では工学と医学を横断する
生命医科学研究科では、工学と医学を融合させた研究が行われています。医工学・医情報学専攻と医生命システム専攻があり、生命現象を理解するだけでなく、その知識を医療や技術へ応用していく研究にも取り組める環境です。
たとえば医療機器、生体情報、生命現象の解析など、研究テーマによっては工学だけ、医学だけでは解決できない問題があります。複数の専門分野を組み合わせながら研究することになるため、学部で学んできた専門とは少し異なる領域へ進みたい人にとっても、研究テーマを検討する余地があります。
ただし、学際的な研究ができるからといって、「医学と工学の両方に興味があります」という志望理由だけでは十分ではありません。自分がこれまで何を学んできたのか、その知識を大学院でどのように発展させたいのか、具体的な研究テーマまで考えておくことが重要です。
脳科学研究科では少数精鋭の研究環境を整備
脳科学研究科も京田辺校地ならではの研究科の一つです。脳や神経の働きを理解するため、分子、細胞、神経回路などさまざまな視点から研究が行われています。
シナプス分子機能部門や神経膜分子機能部門など複数の研究部門が設けられ、それぞれの専門分野を持つ教員が研究指導にあたっています。少数精鋭の教育を特徴としており、一人ひとりの研究テーマに応じた指導を受けながら研究を深めていく環境が用意されています。
脳科学と聞くと一つの研究分野のように感じるかもしれませんが、実際には研究室によって扱うテーマや研究手法が異なります。脳科学研究科を志望する場合は、研究科全体の紹介だけでなく、各研究部門や教員の研究内容まで詳しく調べることが大切です。
京田辺校地では「研究室選び」が特に重要
京田辺校地にある研究科を受験する場合、研究科選びと同じくらい重要になるのが研究室選びです。実験系の研究では、研究室によって使用できる設備、研究手法、扱っているテーマが大きく異なることがあります。
たとえば同じ機械工学でも、ロボットを扱う研究と材料を扱う研究では必要となる知識や設備が違います。同じ生命科学でも、分子レベルの実験を中心に行う研究室と、情報解析を中心に行う研究室では研究生活そのものが変わります。
志望研究室を調べる際には、教員紹介だけではなく、研究室のWebサイト、最近発表された論文、学会発表、研究プロジェクトなども確認してみましょう。自分が興味を持っているテーマと、研究室が現在取り組んでいるテーマがどの程度重なっているのかを見ることが重要です。
産学連携も研究テーマを考えるヒントになる
理工学研究科では、企業からの受託研究や共同研究など、産学連携による研究も行われています。また、大学外の研究機関などと連携しながら教育・研究を進める仕組みもあります。
将来、企業の研究開発職を目指している人にとっては、こうした外部機関との共同研究が行われているかどうかも研究室選びの参考になります。ただし、すべての学生が必ず企業との共同研究に参加できるわけではありません。志望する研究室でどのような共同研究が行われているのか、現在も実施されているのかを個別に確認することが必要です。
研究計画を考える際も、「産学連携が充実しているから志望する」とするだけではなく、自分の研究テーマとどのようにつながるのかまで整理しておくと、志望理由を具体化しやすくなります。
受験前に設備・研究テーマ・指導教員を確認しよう
京田辺校地の研究科では、実験設備や研究環境を活用する研究も多いため、受験前の情報収集が重要です。「最先端の設備があるから」という理由だけではなく、自分の研究にどの設備や研究手法が必要なのかまで考えてみましょう。
そのうえで、研究科、専攻、研究室、指導教員という順番で候補を絞り、自分の研究したい内容との相性を確認します。可能であれば説明会やキャンパス見学などの機会を利用し、実際の研究環境を確認することもおすすめです。
また、指導希望教員への事前連絡が必要かどうかは、研究科や入試方式によって異なる可能性があります。連絡する場合の時期や方法が指定されていることもあるため、必ず最新の入試要項や研究科の案内を確認してください。
京田辺校地には6研究科が集まり、理工学から生命医科学、文化情報学、スポーツ健康科学、心理学、脳科学まで幅広い研究が行われています。同志社大学大学院を目指す方は、キャンパスの設備だけを見るのではなく、「自分はこの環境を使って何を研究したいのか」というところまで具体化して、受験準備を進めていきましょう。
この記事の内容は執筆時点の情報です。研究科・専攻の構成、研究部門、交通アクセス、研究設備、産学連携制度、入試制度などは変更される場合があります。受験を検討する際は、必ず同志社大学の公式サイトおよび最新の入試要項をご確認ください。
志樹舎
では、大学院入試の各種対策に特化した専門性の高いサポートを行っています。
研究計画書から志望理由書・小論文・面接・プレゼン対策まで、どこから手を付けるべきか個別にアドバイスします。
多くの受験生が「もっと早く相談すればよかった」と話されます。
「何から始めればいいか分からない」
「この研究テーマで通用するか不安」
そんな院試受験で迷いや不安がある方は、今すぐ
無料相談
にお申込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。
代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。
早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。
現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。
ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。



