大学院進学を考える中で、「既存の学問だけでは説明できないテーマに興味がある」と感じている方もいるのではないでしょうか。
近年は、AI、SNS、地域活性化、文化政策、多様性、コミュニケーションなど、複雑な社会課題が増えています。
そのため、ひとつの専門分野だけではなく、複数の視点を組み合わせながら研究する力が求められるようになっています。
青山学院大学大学院には、そうした現代社会の変化に対応した特徴的な研究科があります。
それが、「社会情報学研究科」と「総合文化政策学研究科」です。
どちらも、従来の学問分野の枠にとらわれず、社会課題へ実践的に向き合うことを重視している研究科です。
この記事では、青山学院大学大学院ならではの特色ある2つの研究科について、研究内容や学びの特徴を分かりやすく紹介していきます。
社会情報学研究科とは?
社会情報学研究科は、情報技術と社会、人間との関わりについて幅広く研究する研究科です。
特徴的なのは、「文系」「理系」という枠にとらわれない点です。
たとえば、AIやデータ分析だけでなく、人間のコミュニケーションや学習、社会制度なども研究対象になります。
そのため、「情報分野に興味はあるけれど、純粋な工学だけではない研究をしたい」という人にも向いています。
社会情報学研究科には、社会情報学コースとヒューマンイノベーションコースの2つが設置されています。
社会情報学コース|情報技術と社会をつなげて考える
社会情報学コースでは、情報技術が社会に与える影響について多角的に研究します。
たとえば、SNSやインターネット、AI、データ活用など、現代社会では情報技術が生活のあらゆる場面に関わっています。
しかし、便利になる一方で、情報格差やフェイクニュース、プライバシー問題など、新たな課題も生まれています。
このコースでは、そうした問題を単なる技術論としてではなく、「社会の中でどう活用されるべきか」という視点から考えていきます。
そのため、プログラミングや情報技術に興味がある人だけでなく、「社会課題を解決するために情報をどう活かすか」に関心がある人にも向いています。
近年はDXやAI活用が進む中で、「技術だけではなく、社会との接点を理解できる人材」が求められています。
社会情報学研究科は、そうした時代の変化ともつながりの深い研究科と言えるでしょう。
ヒューマンイノベーションコース|人間理解から新しい価値を生み出す
ヒューマンイノベーションコースでは、人間の認知や学習、コミュニケーションなどを研究しながら、新しい価値創造について考えていきます。
たとえば、「人はどう学ぶのか」「どうすれば伝わりやすいのか」「なぜ人によって感じ方が違うのか」といったテーマも研究対象になります。
現代社会では、単に技術を作るだけではなく、「人がどう受け取るか」が非常に重要になっています。
そのため、心理学、教育学、コミュニケーション論など、さまざまな分野を横断しながら研究を進めるケースもあります。
大学公式サイトでは、履修モデルや講義内容、特設サイトなども公開されています。
具体的な研究テーマを確認することで、「自分がどんな研究をしたいのか」を考えやすくなるでしょう。
総合文化政策学研究科とは?
総合文化政策学研究科は、「文化」を切り口に社会を考える研究科です。
ここでいう文化とは、芸術だけを意味するわけではありません。
アート、メディア、都市空間、地域活動、エンターテインメントなど、人々の生活や社会と関わる幅広いテーマが対象になります。
現代社会では、「文化」が地域活性化や経済活動、社会課題解決にも大きく関わるようになっています。
そのため、文化を単なる趣味や芸術としてではなく、「社会を動かす力」として研究する視点が重要になっています。
総合文化政策学研究科には、文化創造マネジメント専攻と総合文化政策学専攻があります。
文化創造マネジメント専攻|文化を社会に届ける力を学ぶ
文化創造マネジメント専攻では、文化事業の企画や運営、マネジメントについて実践的に学びます。
たとえば、美術館や劇場、イベント運営、地域文化活動など、「文化を社会へ届ける仕組み」を考える研究が行われています。
最近では、地方創生や観光分野でも文化の役割が注目されています。
そのため、「文化を通じて地域や社会を元気にしたい」というテーマに興味がある人にも向いています。
大学院では理論だけでなく、実践とのつながりも重視されるため、「社会の中で文化をどう活かすか」を具体的に考えられる環境があります。
総合文化政策学専攻|文化を学術的に研究する
総合文化政策学専攻では、文化政策や文化の社会的役割について、より理論的・学術的に研究を進めます。
たとえば、「なぜ文化政策が必要なのか」「文化は社会にどんな影響を与えるのか」といったテーマを扱います。
文化を社会制度や歴史、政治、経済などと結びつけながら考える点が特徴です。
また、メディアや都市文化、多文化共生など、現代的なテーマについて研究することもできます。
文化を通じて社会を見る視点は、これからの時代ますます重要になっていくでしょう。
まとめ|学問の枠を超えた研究をしたい人におすすめ
青山学院大学大学院の社会情報学研究科と総合文化政策学研究科は、現代社会の課題と深く向き合える研究科です。
どちらも、「ひとつの専門だけでは解決できない問題」に対して、多角的な視点からアプローチできる点が特徴です。
AIや情報社会、コミュニケーション、文化政策、地域活性化など、現代的なテーマに興味がある人にとっては、非常に魅力的な研究環境と言えるでしょう。
また、大学公式サイトでは、履修モデルや授業内容、研究テーマなども詳しく公開されています。
少しでも興味がある方は、研究科の特設サイトや教員紹介を確認しながら、「自分ならどんな研究をしたいか」を考えてみてください。
大学院は、自分の関心を深く追究できる貴重な時間です。
ぜひ、自分に合った研究テーマと環境を見つけてみてください。
※研究科・専攻の内容やカリキュラム、募集内容は年度によって変更される場合があります。必ず青山学院大学の公式サイト・最新情報をご確認ください。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。
代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。
早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。
現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。
ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。


