文系の大学院進学を考え始めると、「どんな研究科があるのだろう」「自分に合った専攻はどこなのだろう」と悩む方も多いと思います。

大学院は、学部以上に専門性を深める場所です。

そのため、「有名な大学だから」という理由だけで選ぶのではなく、「自分がどんな研究をしたいのか」「どんな環境で学びたいのか」を具体的に考えることが大切になります。

青山学院大学大学院には、人文科学・社会科学を中心に、多様な文系研究科が設置されています。

文学、教育、経済、法学、経営、国際分野など、幅広いテーマを深く研究できる環境が整っています。

この記事では、青山学院大学大学院の代表的な文系研究科の特徴や、研究科選びで確認しておきたい「3つのポリシー」や「履修モデル」の見方について解説していきます。


文学研究科|人文科学を深く探究できる環境

青山学院大学大学院の文学研究科には、英米文学専攻、フランス文学・語学専攻、日本文学・日本語専攻、史学専攻、比較芸術学専攻など、複数の専攻が設置されています。

文学研究科の特徴は、「読む」「考える」「表現する」という人文学の基礎を深く掘り下げられることです。

たとえば、日本文学専攻では古典文学から現代文学まで幅広いテーマを扱うことができますし、史学専攻では歴史資料をもとに研究を進める力が求められます。

また、比較芸術学専攻では、美術や映像、舞台芸術などを横断的に研究することも可能です。

大学院では、「好きだから学ぶ」だけでなく、「なぜそう言えるのか」を論理的に説明する力も必要になります。

そのため、研究テーマへの関心だけでなく、資料分析や文章作成への向き合い方も重要になります。


教育人間科学研究科|教育と心理を専門的に学べる

教育人間科学研究科には、教育学専攻と心理学専攻が設置されています。

教育現場や人の成長について、理論と実践の両面から学べる点が特徴です。

教育学専攻では、学校教育だけでなく、生涯学習や教育制度、社会教育など幅広いテーマを扱います。

一方、心理学専攻では、臨床心理や発達心理、認知心理など、多様な分野について研究を深めることができます。

近年は、教育現場や社会全体で「心のケア」や「多様性への理解」が重視されるようになっています。

そのため、教育や心理を専門的に学びたいと考える人にとって、大学院での学びは将来の仕事にもつながりやすい分野と言えるでしょう。


経済学研究科・法学研究科|社会の仕組みを専門的に考える

経済学研究科では、経済学専攻に加え、公共・地域マネジメント専攻も設置されています。

経済理論だけでなく、地域社会や公共政策など、現実社会の課題に向き合う研究も行われています。

大学院では、ニュースや社会問題を「なんとなく理解する」のではなく、データや理論をもとに分析する力が求められます。

また、法学研究科には、私法専攻、公法専攻、ビジネス法務専攻などがあります。

法律を単なる暗記科目として学ぶのではなく、「社会で法律がどう機能しているのか」を研究できる点が特徴です。

特にビジネス法務専攻は、企業活動と法律の関係を実践的に学べるため、社会人受験生からも注目されています。

経済や法学分野は、「社会をより良くするにはどうすればいいのか」を考える学問でもあります。

そのため、研究テーマと現実社会とのつながりを意識しながら学ぶことが大切になります。


経営学研究科・国際政治経済学研究科|グローバル社会と向き合う

経営学研究科では、経営学専攻に加え、戦略経営・知的財産権プログラム(SMIPRP)なども展開されています。

企業経営だけでなく、組織運営やマーケティング、知的財産など、現代社会に必要とされるテーマを研究できるのが特徴です。

近年は、AIやデジタル化によって企業環境も大きく変化しています。

そのため、経営学研究科では「変化に対応できる力」がより重視されるようになっています。

また、国際政治経済学研究科では、国際政治学、国際経済学、国際コミュニケーションなどを学ぶことができます。

国際問題やグローバル経済、多文化理解などに関心がある人にとっては、非常に魅力的な研究環境と言えるでしょう。

海外情勢や国際社会の動きを、自分の研究テーマとして深く考えられる点は、大学院ならではの学びです。


研究科選びで重要な「3つのポリシー」とは?

大学院選びで意外と重要なのが、「3つのポリシー」を確認することです。

各研究科の公式ページには、「教育研究上の目的」や「3つのポリシー」が掲載されています。

ここには、「どんな学生を求めているのか」「どんな教育を行うのか」「修了時にどんな力を身につけるのか」が書かれています。

つまり、その研究科の考え方を知るための大事な情報です。

大学名だけで判断するのではなく、「自分の研究テーマと合っているか」を確認することが重要になります。

また、「履修モデル」や「主要科目の特徴」を確認することで、入学後の学びも具体的にイメージしやすくなります。

大学院生活は、想像以上に研究中心です。

そのため、「どんな授業があるか」「どんな研究ができるか」を事前に確認しておくことが大切です。


まとめ|自分に合った研究環境を見つけよう

青山学院大学大学院には、多様な文系研究科・専攻が設置されており、それぞれ異なる特色を持っています。

文学、教育、経済、法学、経営、国際分野など、「文系」と一言でまとめても、学べる内容は大きく異なります。

大学院選びでは、「自分が何を研究したいのか」を具体的に考えることが大切です。

そのためにも、研究科の公式サイトを確認し、「3つのポリシー」や「履修モデル」をしっかり読み込んでみましょう。

研究内容や教育方針を理解したうえで進学先を選ぶことで、入学後のミスマッチも減らしやすくなります。

自分に合った研究環境を見つけることが、充実した大学院生活への第一歩です。


※研究科・専攻の内容やカリキュラムは年度によって変更される場合があります。必ず青山学院大学の公式サイト・最新情報をご確認ください。

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

小杉樹彦(志樹舎 創業者)

小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。 代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。 早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。 現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。 ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。