横浜国立大学大学院の受験生必見|災害に伴う入学検定料免除の特別措置を解説
横浜国立大学大学院への進学を目指している方の中には、研究計画書の作成や専門科目の勉強を進めながら、出願に必要な費用を準備している方も多いでしょう。
その一方で、地震、台風、集中豪雨などの災害により、本人や家族の生活状況が大きく変わってしまうこともあります。住居の被害や家計支持者の死亡などによって、入学検定料を支払うことが難しくなる可能性もあります。
横浜国立大学では、災害等で被災した受験生の進学機会を確保するため、一定の条件を満たす方を対象に、入学検定料を免除する特別措置を設けています。
この記事では、横浜国立大学大学院の入学検定料免除特別措置について、対象となる条件、必要書類、申請方法、手続き上の注意点を解説します。
入学検定料免除の特別措置とは
大学院入試へ出願する際は、原則として入学検定料を納付する必要があります。国立大学の大学院であっても、受験生にとっては決して小さな負担ではありません。
特に、災害によって住宅が被害を受けた場合は、修理費や引っ越し費用、生活用品の購入など、短期間に多くの支出が発生します。
横浜国立大学の入学検定料免除特別措置は、このような状況にある受験生が、経済的な理由だけで出願を諦めることがないように設けられた制度です。
免除の対象になるかどうかは、災害の規模や本人の判断だけで決まるものではありません。大学が定める対象条件に該当し、必要な証明書を提出することが必要です。
対象となる入学者選抜を確認する
入学検定料免除の特別措置は、大学が公表する案内ごとに対象となる入学時期や入試が定められています。
2026年4月14日に公表された案内では、2026年10月入学と2027年4月入学に関する横浜国立大学の学部・大学院入学者選抜が対象とされています。
ただし、対象となる年度や入学時期は更新されます。過去の案内を見て判断するのではなく、自分が受験する入試に対応した最新の案内を確認してください。
大学全体の入試情報ページに加えて、志望する学府や研究科の学生募集要項にも、入学検定料免除に関する案内が記載される場合があります。
対象となる被災者の条件
横浜国立大学が公表している特別措置では、災害救助法が適用された地域で、地震や台風などの災害により被災した方が対象となります。
具体的には、主たる家計支持者が所有する家屋が、全壊、大規模半壊、半壊または流失した場合です。
主たる家計支持者とは、父母など、受験生本人や家族の生活費、学費を主に負担している方を指します。
また、主たる家計支持者が災害によって死亡した場合や、行方不明になった場合も対象です。
さらに、居住地が福島第一原子力発電所事故による帰還困難区域に指定されている方も、特別措置の対象として案内されています。
災害救助法の適用地域に住んでいるだけで、自動的に免除されるわけではありません。家屋の被害状況や家計支持者の状況など、大学が定める条件に該当する必要があります。
申請に必要な書類
特別措置を申請する場合は、横浜国立大学所定の入学検定料免除特別措置申請書を提出します。
申請書には、志望する学部・大学院、志願者の氏名、住所、連絡先、主たる家計支持者の氏名や住所などを記入します。
家屋が全壊、大規模半壊、半壊または流失した場合は、地方公共団体が発行する罹災証明書が必要です。
主たる家計支持者が死亡または行方不明となった場合は、その事実を証明する書類を添付します。
居住地が福島第一原子力発電所事故による帰還困難区域に指定されている場合は、罹災証明書や被災証明書などを提出します。
横浜国立大学の案内では、これらの証明書は写しでも提出できるとされています。ただし、志望する学府から別の指示がある場合は、その案内に従ってください。
罹災証明書は早めに申請する
罹災証明書は、災害による住宅の被害状況を自治体が確認し、証明する書類です。
大規模な災害が発生した直後は、自治体の窓口に申請が集中し、証明書が発行されるまでに時間がかかることがあります。
大学院の出願期間は延長されない可能性があるため、免除の対象になる可能性がある方は、できるだけ早く自治体へ申請しましょう。
自治体によっては、窓口だけでなく、郵送やオンラインで申請できる場合もあります。必要な写真、本人確認書類、被害状況の資料なども含めて確認してください。
出願前に大学へ問い合わせる
入学検定料免除を希望する場合は、出願する大学院の入試担当係、または横浜国立大学の入試課へ問い合わせることが案内されています。
自分が対象になるか判断できない場合や、必要書類が出願期間までにそろわない場合は、自己判断で出願を止めず、早めに相談してください。
問い合わせる際は、志望する学府・専攻、受験する入試、被災した災害、被害の状況、現在準備できている証明書を整理しておくと、相談が進みやすくなります。
メールで連絡する場合も、出願期限直前では回答が間に合わない可能性があります。募集要項を確認した段階で相談することが大切です。
証明書が間に合わない場合の対応
災害の直後は、出願期間までに罹災証明書などを準備できない場合があります。
2026年4月14日付の横浜国立大学の案内では、出願期間までに必要書類を提出できず、特別措置を申請できない場合は、大学院が定める期限までに入学検定料を納付し、通常どおり出願手続きを行うよう示されています。
その後、必要な証明書がそろった段階で特別措置を申請し、認められた場合は、すでに納付した入学検定料に相当する金額が返還されます。
つまり、証明書が間に合わないからといって、必ずしも受験を諦める必要はありません。
ただし、この対応を利用する場合も、出願期限や申請方法を守る必要があります。事前に入試担当係へ相談し、どの手続きを優先すべきか確認してください。
通常の検定料返還制度とは異なる
大学院入試では、原則として、一度納付した入学検定料は返還されません。
出願しなかった場合や、誤って二重に支払った場合など、募集要項に定められた特別な事情を除き、受験生の都合で返金を受けることは難しいのが一般的です。
一方、災害に伴う特別措置では、必要書類が出願時に間に合わなかった場合でも、後日申請して入学検定料相当額の返還を受けられる場合があります。
通常の返還制度とは手続きが異なるため、検定料を納付した後でも、対象となる可能性がある場合は大学へ相談しましょう。
免除申請と出願手続きは別に確認する
入学検定料の免除申請を行っただけでは、大学院入試への出願が完了するとは限りません。
Web出願システムへの登録、出願書類の提出、研究計画書や成績証明書の準備など、通常の出願手続きも必要です。
検定料免除の申請書と大学院入試の出願書類では、提出先や期限が異なる場合があります。
募集要項を読み、出願に必要な書類と、免除申請に必要な書類を分けて整理しましょう。
封筒への同封方法や、Web出願システム上での選択項目について指示がある場合は、その手順に従ってください。
被災しても一人で受験を諦めない
災害に遭った直後は、生活の再建が優先となり、大学院受験の準備を続けることが難しくなる場合があります。
研究計画書の作成や試験勉強に加え、罹災証明書の取得や出願書類の準備まで一人で進めることは、大きな負担です。
そのようなときは、入学検定料免除の対象にならないと自己判断せず、横浜国立大学の入試担当係へ相談してください。
証明書が間に合わない場合の対応も用意されているため、まずは出願の可能性を残すことが重要です。
制度の対象条件、申請書、必要書類、提出期限を確認し、できる手続きから順番に進めましょう。
最新の案内を確認して手続きを進めよう
横浜国立大学では、災害救助法の適用地域で被災した受験生などを対象として、入学検定料免除の特別措置を設けています。
主たる家計支持者が所有する家屋の全壊、大規模半壊、半壊、流失や、家計支持者の死亡・行方不明などが対象となる可能性があります。
申請には、入学検定料免除特別措置申請書と、罹災証明書などの公的書類が必要です。
必要書類が出願期間までにそろわない場合でも、いったん検定料を納付して出願し、後日申請できる場合があります。
災害の状況や年度によって対象となる入試や手続きが変わる可能性があるため、大学全体の入試情報と、志望する大学院の募集要項を確認しましょう。
※入学検定料免除の対象となる災害、入試、被害状況、必要書類、申請期限、返還方法などは変更される場合があります。必ず横浜国立大学の公式サイトと最新の学生募集要項をご確認ください。


