慶應義塾大学の学部に在籍していて、そのまま大学院への進学を考えている方にとって、見逃せない制度があります。

それが、本学在学者を対象とした「試験免除制度」です。

通常の大学院入試では筆記試験や面接など複数の選考がありますが、この制度を利用することで、一部の試験が免除される可能性があります。

ただし、誰でも自動的に適用されるわけではなく、条件やルールを正しく理解しておくことが重要です。

この記事では、対象となる研究科と制度の概要、注意点について解説します。


対象は3研究科|経済・法・社会学研究科で実施

慶應義塾大学大学院の中で、本学在学者を対象とした試験免除制度が用意されているのは、経済学研究科、法学研究科、社会学研究科の3つです。

これらの研究科では、内部生に対して特別な選考ルートが設けられており、通常の一般入試とは異なる形で評価が行われます。

この制度は他大学出身者には適用されないため、慶應の学部に在籍している方にとっては大きなメリットとなります。

特に、学部での学びをそのまま発展させて大学院に進みたいと考えている方にとっては、有利な選択肢の一つです。


無条件ではない|必ず要項で条件を確認する

注意しておきたいのは、「本学在学者であれば必ず免除される」という制度ではないという点です。

実際には、各研究科ごとに細かい条件が設定されています。

たとえば、学部での成績が一定の基準を満たしていることや、特定の科目を履修していることが求められるケースがあります。

また、免除される試験の内容も研究科によって異なります。筆記試験が免除される場合もあれば、一部のみ対象となる場合もあります。

こうした条件や対象範囲は、すべて「入学試験要項」に記載されています。

制度を正しく理解せずに準備を進めてしまうと、後から条件を満たしていないことに気づく可能性もあるため、早い段階で確認しておくことが重要です。


社会学研究科は制度が更新される|最新情報に注意

大学院入試の制度は、年度ごとに変更されることがあります。

特に社会学研究科では、制度の名称や内容がアップデートされるケースが見られます。

たとえば、修士課程においては、2027年度入学試験に向けた「内部推薦制度(一次試験免除制度)」に関する情報がすでに公開されています。

このように、同じ研究科でも年度によって制度が変わることがあるため、自分が受験する年度の情報を必ず確認する必要があります。

過去の情報だけを参考にしてしまうと、条件や手続きが異なっている可能性があるため注意が必要です。


制度を活かすための準備|早めの情報収集がカギ

試験免除制度を活用するためには、早めの準備が重要です。

特に成績や履修科目が条件となる場合、直前になってから対策することはできません。

たとえば、「特定の科目を履修していること」が条件であれば、学部の履修段階から意識しておく必要があります。

また、成績基準がある場合は、日頃の授業への取り組みがそのまま大学院進学に影響します。

この制度は、短期的な対策ではなく、学部在学中の積み重ねが評価される仕組みです。

そのため、大学院進学を考えている場合は、早い段階から要項を確認し、自分が条件を満たせるかどうかを把握しておくことが大切です。


まとめ|内部生は制度を理解して有利に進める

慶應義塾大学大学院では、経済学研究科、法学研究科、社会学研究科の3研究科で、本学在学者向けの試験免除制度が用意されています。

この制度を活用することで、入試の負担を軽減できる可能性があります。

ただし、適用には条件があり、研究科ごとに内容も異なります。

また、社会学研究科のように制度が更新されるケースもあるため、最新情報の確認が欠かせません。

まずは入学試験要項と公式サイトを確認し、自分が対象になるかどうかを把握するところから始めましょう。


※本記事の内容は変更される可能性があります。必ず公式サイトをご確認ください。

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

小杉樹彦(志樹舎 創業者)

小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。 代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。 早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。 現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。 ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。