近年、大学院進学を考える中で、「英語で専門分野を学びたい」と考える方が増えています。 海外大学院への進学だけでなく、日本にいながら国際的な環境で研究したいというニーズも高まっています。
そのような中で注目されているのが、上智大学大学院の「English-taught Programs(英語学位プログラム)」です。 上智大学では、留学生だけでなく、日本人学生も対象に、英語で授業や研究指導を受けながら学位取得を目指せるプログラムが用意されています。
今回は、上智大学大学院の英語学位プログラムの特徴や魅力について、院試を検討している方に向けてわかりやすくご紹介します。
英語「を学ぶ」ではなく、英語「で学ぶ」環境
英語学位プログラムの大きな特徴は、「英語の勉強」をする場ではなく、「英語を使って専門分野を学ぶ」環境であることです。
英語の授業というと、語学学習をイメージする方もいるかもしれません。 しかし、上智大学大学院のEnglish-taught Programsでは、専門的な内容を英語で学び、研究を進めていきます。
そのため、英語力だけでなく、自分の専門分野について論理的に考え、発信する力も求められます。
もちろん最初から完璧な英語力が必要というわけではありません。 実際には、「英語に不安はあるけれど、国際的な環境で研究したい」という理由で挑戦する学生もいます。
大学院では論文を読む機会も多いため、英語で学ぶ経験は、研究を進める上でも大きな強みになります。
グローバル・スタディーズ研究科では授業がすべて英語
上智大学の代表的な英語学位プログラムのひとつが、グローバル・スタディーズ研究科です。
グローバル社会専攻では、カリキュラムがすべて英語で行われています。 世界規模で起きている問題や、その背景にある歴史、政治、文化などについて、学術的な視点から研究を進めていきます。
例えば、国際関係、移民問題、地域研究、平和構築、グローバル化など、現代社会と深く関わるテーマを扱うこともあります。
特徴的なのは、単なる知識の暗記ではなく、「世界で起きている問題をどう分析するか」を重視している点です。
海外経験がある学生だけでなく、日本国内で学んできた学生も多く在籍しており、多様な価値観の中で研究できる環境があります。
理系・環境分野でも英語プログラムが充実している
上智大学の英語学位プログラムは、文系分野だけではありません。 理系や環境分野でも英語による研究環境が整っています。
理工学専攻のグリーンサイエンス・エンジニアリング領域では、「環境と持続可能性」に関わる研究を英語で学ぶことができます。
近年は、環境問題やエネルギー問題、サステナビリティへの関心が世界的に高まっています。 そのため、英語で専門知識を学べる環境は、将来の研究やキャリア形成において大きな意味を持ちます。
また、地球環境学研究科の地球環境学専攻には、「国際環境コース」が設置されています。 このコースでは、自然科学だけでなく、社会科学の視点も取り入れながら、地球環境問題について英語で学ぶことが可能です。
環境問題は、科学だけでは解決できません。 経済、政策、国際協力など、多角的な視点が必要になります。 そうした複合的な課題に英語で向き合える点は、上智大学ならではの強みと言えるでしょう。
教育学分野でもグローバルな視点を身につけられる
総合人間科学研究科の教育学専攻でも、英語による修学が可能です。
教育という分野は、一見すると国内中心の学問に見えるかもしれません。 しかし実際には、グローバル化や多文化共生、教育格差、ICT教育など、世界共通の課題が数多く存在しています。
上智大学大学院では、こうした課題をグローバルな視点から研究することができます。
例えば、日本の教育制度を海外と比較したり、国際教育や異文化理解教育について研究したりする学生もいます。
教育現場で働いている社会人が、実務経験を研究に活かしながら学ぶケースもあります。 英語で学ぶことで、日本国内だけでは得られない視点を取り入れやすくなるのも特徴です。
留学生と学ぶ環境が刺激になることも多い
英語学位プログラムでは、留学生と一緒に学ぶ機会も多くあります。
普段のディスカッションや授業の中で、自分とは異なる価値観や文化背景に触れる経験は、大きな刺激になります。
例えば、同じテーマについて議論していても、国によって考え方や問題意識が大きく異なることがあります。
こうした経験は、単に語学力を高めるだけではなく、「多様な考え方を理解する力」を養うことにもつながります。
将来的に外資系企業や国際機関、海外大学への進学、国際的な研究活動などを考えている方にとっては、非常に貴重な環境だと言えるでしょう。
院試対策では「なぜ英語で学びたいのか」が重要
上智大学大学院の英語学位プログラムを受験する場合、「なぜ英語で学びたいのか」を整理しておくことが大切です。
単に「英語が好きだから」という理由だけでは、研究目的としては弱くなってしまうことがあります。
例えば、 「海外の研究論文を積極的に活用したい」 「国際的な環境問題について研究したい」 「将来はグローバルな教育分野で働きたい」 など、自分の研究テーマや将来像と結びつけて説明できると説得力が増します。
また、英語力だけでなく、「どのような問題意識を持っているか」も重視されるため、研究計画書の準備も非常に重要になります。
まとめ|日本にいながら国際的な研究環境で学べる
上智大学大学院の「English-taught Programs」は、単なる英語教育ではなく、英語を使って高度な専門知識を学び、研究を進めるための環境です。
文系・理系を問わず、多様な分野で英語学位プログラムが用意されており、日本にいながら国際的な研究環境に触れられる点は大きな魅力です。
将来的にグローバルな舞台で活躍したい方や、英語を使いながら専門性を高めたい方にとって、非常に魅力的な選択肢になるでしょう。
大学院選びでは、「何を研究するか」だけでなく、「どんな環境で学ぶか」も重要です。 自分の将来像と照らし合わせながら、進学先を考えてみてください。
※入試制度やプログラム内容は変更される場合があります。必ず公式サイトも確認してください。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。
代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。
早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。
現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。
ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。


