大学院受験の準備を始めるとき、まず必要になるのが「入学試験要項」です。
出願資格や試験日程、必要書類など、受験に関わる重要な情報はすべてこの要項にまとめられています。
しかし、慶應義塾大学大学院を目指す場合、この入試要項の入手方法には少し注意が必要です。
特に文系研究科を志望する方は、「大学に行けば紙の願書がもらえる」という感覚で動いてしまうと、準備が遅れてしまう可能性があります。
この記事では、慶應義塾大学大学院の入試要項の正しい入手方法と、受験生が注意すべきポイントについて解説します。
三田キャンパスでは紙の要項は配布されていない
慶應義塾大学の文系大学院、具体的には文学研究科、経済学研究科、法学研究科、社会学研究科、商学研究科などは、主に三田キャンパスに拠点があります。
そのため、「三田キャンパスに行けば願書をもらえる」と考える方も多いのですが、実際には紙の入学試験要項や願書の配布・販売は一切行われていません。
窓口に直接行っても、出願に必要な書類一式を受け取ることはできない仕組みになっています。
これは、学部入試とは大きく異なる点です。学部入試では紙の募集要項が配布されることも多いため、その感覚のままでいると混乱しやすいポイントです。
特に地方から受験を考えている方が、わざわざキャンパスに足を運んでしまうケースもありますが、時間と手間をかけても入手できないため注意が必要です。
入試要項はすべて公式サイトからダウンロードする
現在、慶應義塾大学大学院の入学試験要項は、すべて公式ウェブサイトからダウンロードする形式になっています。
各研究科ごとに専用のページがあり、入試要項はPDF形式で公開されます。
このPDFを自分でダウンロードし、必要に応じて印刷して使用するのが基本的な流れです。
また、入試要項は一度にすべて公開されるわけではなく、入学時期や入試日程に合わせて順次公開されます。
そのため、志望研究科のページを定期的にチェックし、「いつ公開されるのか」を把握しておくことが重要です。
公開されたタイミングを逃してしまうと、出願準備のスタートが遅れる原因になります。
早めに情報を確認し、公開されたらすぐにダウンロードして内容を読み込むようにしましょう。
要項は細かく確認する|出願ミスを防ぐために重要
入学試験要項は、単にダウンロードするだけでなく、内容をしっかり読み込むことが重要です。
たとえば、出願期間、必要書類の形式、提出方法などは細かく指定されています。
「書類はそろえたつもりだったが、形式が違っていた」「締切日を勘違いしていた」といったミスは、要項の確認不足から起こることが多いです。
特に大学院入試では、指定された形式以外の書類は受け付けられない場合もあります。
そのため、要項を一度読むだけでなく、出願準備の途中でも何度か見返すことをおすすめします。
チェックリストのように使いながら準備を進めることで、ミスを防ぐことができます。
パンフレットは一部紙で入手可能
入試要項はすべてオンライン配布ですが、大学院のパンフレットについては扱いが異なります。
各研究科の学びの内容や特徴を紹介するパンフレットは、一部に限り三田キャンパス内のインフォメーションプラザで配布されています。
ただし、これもすべての研究科で紙が用意されているわけではなく、配布状況は限られています。
また、パンフレット自体も公式サイトからPDFでダウンロードできるため、基本的にはオンラインで確認することができます。
パンフレットは入試要項とは異なり、研究内容の理解を深めるための資料です。
志望理由を考える際には役立つため、要項とあわせて確認しておくとよいでしょう。
まとめ|まずは公式サイトを確認する習慣をつける
慶應義塾大学大学院の入学試験要項は、すべて公式ウェブサイトからダウンロードする形式になっており、三田キャンパスでは紙の配布や販売は行われていません。
そのため、受験準備の第一歩は「公式サイトを確認すること」になります。
志望研究科のページを定期的にチェックし、入試要項が公開されたらすぐにダウンロードして内容を確認しましょう。
また、出願ミスを防ぐためにも、要項は繰り返し読み直しながら準備を進めることが大切です。
正しい情報を早く手に入れることが、大学院受験をスムーズに進めるための重要なポイントになります。
※本記事の内容は変更される可能性があります。必ず公式サイトをご確認ください。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。
代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。
早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。
現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。
ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。


