大学院入試を受けるとき、「もし不合格になったら、もう一度同じ研究科に挑戦できるのだろうか」と不安に感じる方は少なくありません。

大学院受験は、研究計画書や専門試験、面接など準備することが多く、結果が出るまで大きな緊張があります。

特に慶應義塾大学大学院を目指す場合、入試制度ごとに再受験のルールが異なるため、出願前に正しく理解しておくことが大切です。

この記事では、慶應義塾大学大学院の一般入試における再受験の基本ルールと、商学研究科AO選抜入試における出願制限について解説します。


一般入試は不合格後も再受験が可能

まず安心しておきたいのは、慶應義塾大学大学院の多くの研究科で実施されている一般入試では、不合格になった場合でも再度出願することが認められている点です。

つまり、「一度不合格になったら、もうその研究科は受けられない」ということは原則としてありません。

出願資格を満たしていれば、次回以降の入試で再び挑戦することができます。

大学院入試では、研究テーマの整理不足や専門知識の不足、面接での説明不足などが原因で、思うような結果にならないこともあります。

しかし、一度の結果だけで進学の可能性が完全になくなるわけではありません。

一般入試であれば、不合格後に原因を見直し、研究計画書や試験対策を改善して再挑戦することが可能です。


再受験では前回の反省を具体的に活かす

再受験を考える場合は、ただ同じ準備を繰り返すのではなく、前回の課題を具体的に見直すことが重要です。

たとえば、研究計画書の内容が抽象的だった場合は、研究対象、方法、先行研究との関係をより明確にする必要があります。

専門試験で得点が伸びなかった場合は、過去問やシラバスを使って、出題傾向に沿った対策をやり直すことが大切です。

面接でうまく答えられなかった場合は、「なぜ慶應義塾大学大学院なのか」「なぜその研究科なのか」「なぜその指導教員なのか」を、自分の言葉で説明できるようにしておきましょう。

再受験は、前回の経験を活かせるという意味では大きなチャンスでもあります。


商学研究科AO選抜入試は2回以上の出願が認められていない

一方で、再受験に関して特に注意が必要なのが、商学研究科の修士課程で実施されているAO選抜入試です。

商学研究科のAO選抜入試では、2018年度入学試験以降、2回以上の出願が認められていません。

つまり、商学研究科のAO選抜入試に出願できる機会は、実質的に1回きりです。

一般入試のように、不合格後に同じAO選抜入試へもう一度出願することはできません。

このルールを知らずに準備不足のまま出願してしまうと、後から「もっと準備してから出せばよかった」と後悔する可能性があります。

商学研究科のAO選抜入試を検討している方は、出願のタイミングを慎重に判断する必要があります。


AO選抜入試で不合格になった場合の選択肢

商学研究科のAO選抜入試で不合格になった場合、同じAO選抜入試に再出願することはできません。

ただし、それで商学研究科への進学の道が完全になくなるわけではありません。

その後は、一般入試など別の方式での受験を検討することになります。

そのため、AO選抜入試を受けるかどうかを決める段階で、「もし不合格だった場合に一般入試へ切り替える準備ができるか」も考えておくと安心です。

特に商学研究科を強く志望している場合は、AO選抜入試だけに絞るのではなく、一般入試の出題内容や必要書類も早めに確認しておくとよいでしょう。


まとめ|入試方式ごとの出願制限を必ず確認する

慶應義塾大学大学院では、一般入試であれば、不合格後も再受験することが可能です。

一方で、商学研究科のAO選抜入試では、2018年度入学試験以降、2回以上の出願が認められていないため、実質1回きりの出願となります。

この違いを理解せずに出願してしまうと、受験計画に大きな影響が出る可能性があります。

特に出願回数に制限がある入試方式を選ぶ場合は、研究計画書、志望理由、面接対策まで十分に準備したうえで出願することが大切です。

まずは志望研究科の入学試験要項を確認し、自分が受ける入試方式のルールを正しく把握してから、計画的に準備を進めていきましょう。


※本記事の内容は変更される可能性があります。必ず公式サイトをご確認ください。

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

小杉樹彦(志樹舎 創業者)

小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。 代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。 早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。 現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。 ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。