大学院進学を考えるとき、「まずは研究生として入り、環境に慣れてから修士課程を目指したい」と考える方は少なくありません。
実際、他大学では研究生として所属しながら次の入試に備えるというルートが一般的に使われることもあります。
しかし、慶應義塾大学で同じように考えている場合は注意が必要です。
制度自体は存在するものの、出願資格の条件が厳しく、想定しているルートが使えない可能性があります。
この記事では、慶應義塾大学大学院の研究生制度のポイントと、受験前に知っておくべき注意点を解説します。
研究生制度はあるが誰でも利用できるわけではない
慶應義塾大学にも「研究生」という制度は用意されています。
研究生とは、正規の課程に在籍する学生とは異なり、特定の研究テーマについて指導を受けたり、研究環境を利用したりするための制度です。
そのため、「いきなり修士課程に進学するのが不安」「まずは研究に触れてから考えたい」という方にとって魅力的に見えるかもしれません。
ただし、この制度は誰でも利用できるわけではなく、出願資格に明確な条件が設けられています。
ここを正しく理解していないと、出願そのものができないという状況になってしまいます。
学部卒では出願資格を満たさない
最も重要なポイントは、研究生の出願資格です。
慶應義塾大学では、原則として「大学院修士課程を修了していること」が研究生の出願資格とされています。
つまり、学部を卒業しただけの状態では、研究生として出願することはできません。
「まずは研究生として入り、その後に修士課程を受験する」という流れは、慶應義塾大学では基本的に想定されていないルートです。
この点は、他大学の制度と大きく異なるため、誤解したまま準備を進めてしまうと時間を無駄にしてしまう可能性があります。
特に学部4年生や既卒で進学を考えている方は、この条件を必ず確認しておきましょう。
修士課程を目指す場合は正規入試が基本ルート
学部卒の状態から慶應義塾大学大学院を目指す場合、基本となるのは一般入試などの正規の入試制度です。
研究生を経由して準備するのではなく、最初から修士課程への合格を目標に対策を進める必要があります。
そのためには、研究計画書の作成、専門科目の対策、面接準備などをしっかり行うことが求められます。
「まずは研究生で様子を見る」という選択ができない分、最初から本番を見据えた準備が重要になります。
逆に言えば、早い段階から方向性を決めて対策を進めることで、効率よく合格を目指すことができます。
研究生制度を利用できるケースとは
では、研究生制度はどのような人が利用できるのでしょうか。
基本的には、すでに修士課程を修了している方が対象となります。
たとえば、別の大学院で修士号を取得した後、さらに研究を深めたい場合などに利用されるケースがあります。
制度の詳細については、大学の公式サイトにある「特別学生」に関するページで確認することができます。
また、具体的な手続きや条件については、各研究科の担当窓口に問い合わせる必要があります。
自分が対象になるかどうかを含めて、事前にしっかり確認しておきましょう。
まとめ|研究生ルートに頼らず正規入試を目指す
慶應義塾大学大学院には研究生制度がありますが、原則として修士課程修了者が対象となっており、学部卒では出願資格を満たしません。
そのため、学部から進学を目指す場合は、研究生を経由するのではなく、最初から正規の入試で合格を目指す必要があります。
この点を知らずに準備を進めてしまうと、進学計画に大きなズレが生じてしまいます。
まずは入試制度と出願資格を正しく理解し、自分に合ったルートで準備を進めていきましょう。
早めに方向性を決めて対策を始めることが、合格への近道になります。
※本記事の内容は変更される可能性があります。必ず公式サイトをご確認ください。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。
代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。
早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。
現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。
ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。



