ここまで、プレゼンの構成や伝え方について考えてきました。
いよいよ次は、実際にスライドを作る資料作成のフェーズです。
ただし、ここで一つ大切なポイントがあります。
いきなりPowerPointやCanvaを開かないことです。
スライド作成で最初に必要なのは、デザインではなく構成です。
まずは紙とペンを使って、プレゼン全体の流れを整理するところから始めましょう。
1. まず募集要項をもう一度確認する
大学院入試(院試)のプレゼンでは、募集要項が最も重要な前提になります。
・制限時間は何分か
・説明すべき内容は何か
・研究計画や背景説明は必要か
これらを改めて確認することで、プレゼンの方向性がはっきりします。
2. 紙にプレゼンの流れを書き出す
次に、スライドの流れを紙の上で整理します。
例えば、次のようなイメージです。
- 導入:研究テーマと背景
- 課題:現在の問題点
- 研究方法:どのように検証するか
- 期待される成果
- まとめ
このように、プレゼン全体を5枚前後のスライド構成としてラフに書き出してみましょう。
まだ細かい文章を書く必要はありません。
まずは全体のストーリーを整理することが大切です。
3. 各スライドの「結論タイトル」を決める
次に、それぞれのスライドで一番伝えたい結論を一行で書いてみます。
例えば、
「〇〇分野では△△という課題が存在する」
「本研究では□□の方法でこの課題を検証する」
このようにスライドごとの結論が決まると、プレゼンの軸がはっきりします。
ここまで整理できてから、初めてパソコンでスライドを作り始めましょう。
まとめ:構成が決まればスライド作成は速くなる
プレゼン資料は、いきなり作り始めるよりも、
・募集要項の確認
・全体構成の整理
・各スライドの結論決め
という順序で準備すると、作成がぐっとスムーズになります。
構成がしっかりしていれば、スライド作成のスピードも上がり、内容のブレも少なくなります。
今日はここまで考えたことを整理して、ゆっくり休んでください。
明日からのスライド作成は、きっとスムーズに進むはずです。
志樹舎
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。
代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。
早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。
現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。
ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。


