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今回のテーマは、早稲田大学大学院の筆記試験対策についてです。

大学院入試と聞くと、「専門科目の筆記試験で高得点を取らないといけない」と考える方は多いです。特に早稲田大学大学院のような難関校では、膨大な知識を詰め込まなければならないのではないかと不安に感じるかもしれません。

しかし、実際の入試制度を見ていくと、必ずしも筆記試験が中心とは限りません。むしろ、研究科によっては筆記試験がないケースも多く、対策の方向性を間違えると非効率になってしまいます。

この記事では、筆記試験の実態と、知識の詰め込みだけに頼らず合格を目指すための考え方を整理します。


結論|筆記試験よりも「論理力」と「戦略」が重要

結論として、早稲田大学大学院の入試では、単純な知識量よりも「論理的に考え、説明する力」と「どの入試方式を選ぶか」という戦略が重要になります。

筆記試験の有無や内容は研究科によって大きく異なるため、自分の強みに合ったルートを選ぶことが合格への近道です。


筆記試験がない研究科も多い

まず知っておきたいのは、早稲田大学大学院ではすべての研究科で筆記試験があるわけではないという点です。

例えば経済学研究科(修士課程)やアジア太平洋研究科では、一般入試において専門科目の筆記試験は課されず、「書類審査」と「面接(口頭試問)」のみで合否が決まるケースがあります。

この場合、合否を分けるのは筆記試験の点数ではなく、研究計画書や面接での評価です。

つまり、筆記試験対策に時間をかけるよりも、書類の完成度を高める方が合理的な場合も多いということです。


筆記試験がある研究科の特徴

一方で、一部の研究科では筆記試験が実施されます。

代表的なのが法務研究科(法科大学院)です。

例えば法学既修者コースでは、民法、刑法、憲法、民事訴訟法、刑事訴訟法、商法の6科目にわたる論述試験が課されます。

また、法学未修者コースでは、専門知識を前提としない小論文試験が実施されます。

既修者コースでは高度な専門知識が求められるのは事実ですが、それだけでは十分ではありません。

論述試験では、「知っていること」を書くだけでなく、「どう考えるか」「どう説明するか」が評価されます。

つまり、知識は前提条件であり、合否を分けるのはその使い方です。


問われているのは「論理的思考力」

筆記試験や小論文で共通して問われているのは、論理的思考力です。

例えば小論文では、与えられたテーマに対して自分の意見を整理し、筋道を立てて説明する力が求められます。

このとき重要なのは、知識を並べることではなく、「問いに対してどのように考えたか」を示すことです。

また、早稲田大学は「学問の活用」という理念を掲げているため、社会とのつながりを意識した論述が評価されやすい傾向があります。

単なる理論の説明ではなく、「その考え方が現実社会にどう役立つのか」まで踏み込めるかがポイントになります。


合格に近づくための戦略

筆記試験に不安がある場合でも、戦略次第で合格の可能性は高めることができます。

まず一つ目は、論理的な文章構成力を鍛えることです。

小論文や論述問題では、結論と根拠を明確にし、一貫した流れで説明する力が重要になります。これは短期間では身につかないため、早めに対策を始めることが大切です。

二つ目は、入試方式や研究科の選び方です。

例えば、社会人であれば社会人入試を選ぶことで、筆記試験の負担を減らし、書類や面接で評価される可能性があります。

また、筆記試験がない研究科を選び、その分研究計画書の完成度を高めるという戦略も有効です。

自分の強みをどこで発揮するかを考えることが重要です。


まとめ|知識だけで勝負しないことが重要

早稲田大学大学院の筆記試験対策では、単純な知識の詰め込みだけでは十分とは言えません。

もちろん基礎知識は必要ですが、それ以上に「どう考え、どう伝えるか」が重視されます。

また、研究科や入試方式によって求められる力は大きく異なるため、自分に合った戦略を取ることが重要です。

筆記試験にとらわれすぎず、全体の入試構造を理解した上で準備を進めていきましょう。


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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

小杉樹彦(志樹舎 創業者)

小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。 代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。 早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。 現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。 ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。