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今回のテーマは、早稲田大学大学院の研究計画書で落ちる人の特徴についてです。
大学院入試において、研究計画書(志望理由書)は合否を大きく左右する最重要書類です。実際、学歴や語学スコアが高くても、研究計画書に問題があると不合格になるケースは珍しくありません。
特に早稲田大学大学院では、単なる知識量ではなく、「どのように考え、何を研究したいのか」が厳しく見られます。
本記事では、実際の入試要項や制度をもとに、研究計画書で落ちる人の典型的な失敗例を具体的に解説します。
結論|落ちる人は「ルール・社会性・独自性」のいずれかが欠けている
結論として、研究計画書で落ちる人には共通点があります。
それは「研究科ごとのルールを守れていない」「社会的意義が弱い」「独自性がない」といった基本的な要素の欠落です。
逆に言えば、この3点を押さえるだけで評価は大きく変わります。
失敗例1|研究科ごとのルールを無視している
早稲田大学大学院では、研究科ごとに研究計画書の書き方が大きく異なります。
この違いを理解せず、他大学や別研究科のフォーマットを流用してしまうと、それだけで評価を下げる原因になります。
例えば経済学研究科(修士課程)では、志望理由書はA4用紙1枚、1,000字以内と指定されています。
さらに重要なのは、要項において「研究の具体的な方法については記述する必要はない」と明記されている点です。
それにもかかわらず、分析手法やデータ処理の話ばかりを書いてしまうと、「要項を読んでいない」と判断される可能性があります。
一方で、アジア太平洋研究科(博士後期課程)では、日本語4,000字以内の研究計画書が求められます。
ここでは、研究テーマ、先行研究との関係、研究方法に加えて、「修了後の展望」まで含めて記述することが条件になっています。
このように、求められている内容が違うため、形式を外した時点で不利になります。
失敗例2|「学問の活用」がなく自己満足で終わっている
早稲田大学は「学問の活用」を理念として掲げています。
これは、研究を社会に応用し、現実の課題解決につなげることを重視する考え方です。
そのため、「自分が興味があるから」という理由だけで書かれた研究計画書は評価されにくくなります。
例えば、「〇〇に関心がある」「〇〇を深く知りたい」といった書き方だけでは不十分です。
それに加えて、「この研究によってどのような社会課題を解決できるのか」「どの分野に貢献できるのか」を示す必要があります。
社会とのつながりが見えないテーマは、典型的な減点要因になります。
失敗例3|生成AIの丸写しや剽窃が疑われる
近年、特に厳しくチェックされているのが、生成AIの不適切利用や剽窃です。
例えばアジア太平洋研究科の入試要項では、生成AIを用いて作成した文章を自分のものとして提出した場合、不正行為とみなされる可能性があると明記されています。
また、引用のルールを守らずに他人の文章を使うと、剽窃と判断されるリスクがあります。
大学側は提出書類を厳格に確認しており、不適切と判断された場合、評価の低下だけでなく、入試結果が無効になる可能性もあります。
そのため、文章は必ず自分の言葉で書き、引用する場合はルールを守ることが重要です。
失敗例4|先行研究の理解不足で独自性がない
大学院は、新しい知見を生み出す場です。
そのため、「すでに研究されている内容」をそのままなぞるだけでは評価されません。
アジア太平洋研究科でも、「先行研究との関係における本研究の位置づけ」を明確にすることが求められています。
先行研究を十分に調べていないと、「そのテーマはすでに結論が出ている」「新しさが見えない」と判断される可能性があります。
重要なのは、「既存研究のどこに限界があり、自分の研究で何を明らかにするのか」を説明することです。
ここが弱いと、書類審査だけでなく面接でも厳しい評価になります。
まとめ|基本を外さないことが合格への近道
早稲田大学大学院の研究計画書で落ちる人には、共通する原因があります。
それは、ルールを守っていないこと、社会的意義が弱いこと、そして独自性がないことです。
逆に言えば、入試要項を正しく読み、「学問の活用」を意識し、自分の言葉で論理的に書くことができれば、大きく評価を上げることができます。
研究計画書は短期間では完成しません。時間をかけて見直しを重ねることが重要です。
提出前に、今回紹介したポイントが押さえられているかを確認しておきましょう。
※本記事の内容は概要です。最新の募集要項や詳細な出願条件については、必ず公式サイトをご確認ください。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。
代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。
早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。
現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。
ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。


