試験が近づくと、
「良い文章を書かなければ」
「独創的なことを書かなければ」
と気負ってしまうことがあるかもしれません。
しかし大学院入試の小論文で大切なのは、名文を書くことではなく、設問に沿って最後まで論じ切ることです。
ここでは、本番で落ち着いて力を発揮するための考え方を整理しておきましょう。
1. 最優先は「最後まで書き切ること」
評価において重要なのは、答案が一つの文章として完成しているかどうかです。
- 序論・本論・結論がそろっている
- 設問に対して答えている
- 文字数が十分に満たされている
途中で終わってしまうと、意図が伝わらず評価が難しくなります。
内容が平易でも、構成が整い最後まで書かれている答案は、読み手にとって理解しやすいものになります。
2. 書き進めることを優先する
試験中に表現や言い回しで迷うことがあっても、まずは書き進めることを優先しましょう。
「より良い表現があるかもしれない」と感じた場合でも、先に全体を書き上げてから見直すことができます。
限られた時間の中では、流れを止めないことが完成度の安定につながります。
3. 読み手に伝わる「標準的な文章」を目指す
合格答案の多くは、特別に難解な表現ではなく、
- 問いに正面から答えている
- 論理の流れが分かりやすい
- 構成が整っている
といった基本が丁寧に守られています。
落ち着いて、自分の考えを分かりやすく伝えることが大切です。
まとめ:完成した答案が力を伝える
完璧な文章を目指すより、設問に沿って最後まで論じ切ることが重要です。
・最後まで書き切る
・流れを止めずに書き進める
・読み手に伝わる構成を意識する
これらを意識することで、安定した答案につながります。
これまでの準備を信じて、落ち着いて取り組んでください。
完成した答案が、あなたの思考力をしっかりと伝えてくれます。
志樹舎
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。
代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。
早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。
現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。
ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。


