大学院入試の作文・志望理由書・小論述で評価されるのは、難しい言葉や華麗な表現ではありません。
多くの教員が見ているのは、
「この受験生と一緒に研究し、学びを深めていけるか」
という視点です。
その印象を伝えるうえで重要なのは、経験や問題意識がどのように研究関心へつながったのかを、筋道立てて伝えることです。
1. 研究動機が伝わる「3ステップ構成」
あなたの関心の出発点を、次の流れで整理すると伝わりやすくなります。
① 出発点(経験・問題意識)
日常や実務、学習の中で感じた疑問や課題。
例:
「教育現場でのボランティア活動を通じ、学習意欲の差が生まれる要因に関心を持った。」
② 探究の過程(学び・試行錯誤)
その疑問を解決するために調べ、考え、行動した経験。
例:
「関連文献を読み進める中で、家庭環境や自己効力感が学習行動に影響するという知見に触れた。」
③ 研究への発展(大学院で取り組みたいこと)
経験を踏まえ、大学院で探究したいテーマへとつなげる。
例:
「これらの要因が学習継続にどのように作用するのかを実証的に検討したいと考えている。」
この流れで書くことで、研究関心の必然性が自然に伝わります。
2. 完成された答えより「探究の姿勢」が伝わる
大学院入試では、すでに完璧な答えを持っていることは求められていません。
それよりも、
- 疑問を持つ力
- 自分で調べ、考える姿勢
- 課題に粘り強く向き合う態度
が伝わることが大切です。
戸惑いや試行錯誤の経験も、探究の過程として十分価値があります。
3. 研究室での学びにつなげる
経験や関心を述べた後は、大学院での学びにどのようにつながるかを示しましょう。
「この問題意識を、専門的な方法論を用いてさらに深めたい」
「指導教員の研究領域の中で発展させたい」
といった形で結ぶことで、研究環境との適合性が伝わります。
読み手は、あなたが研究室でどのように成長していくかを具体的にイメージできます。
まとめ:研究者としての第一歩を伝える
大学院入試の文章は、自分を大きく見せる場ではありません。
疑問を持った経験、そこから学んだこと、そしてこれから探究したいテーマ。
その流れを丁寧に言葉にすることが、研究者としての第一歩を示します。
あなたが感じた問いの原点を大切にしながら、
「なぜ学びたいのか」「何を明らかにしたいのか」を、自分の言葉で伝えてみてください。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。
代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。
早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。
現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。
ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。



