ここでやってはいけない最大のミス。
それは、「最後に新しいアイデアを思いついて、付け足してしまうこと」です。
これを「蛇足(だそく)」と言います。
結論パートの役割は、新しい提案をすることではありません。
「これまで書いてきたことをまとめて、再確認すること」です。
1. 序論と結論は「対(つい)」になる
理想的な小論文は、序論と結論が同じ内容になります。
序論:
「私は、AIは人々の仕事を奪わないと考える。」
本論:
(理由と具体例)
結論:
「以上の理由から、やはりAIは仕事を奪うのではなく、形を変えるだけだと結論づける。」
このように、サンドイッチのパン(序論と結論)で具(本論)を挟むイメージです。
結論を読んだだけで、序論になんと書いてあったかがわかる。これが一貫性のある文章です。
2. 締めくくりの合図「したがって」
結論に入るときは、採点官に「もう終わりますよ」という合図を送ってください。
- したがって、〜
- 以上のことから、〜
- よって、〜
この言葉が出てきたら、あとはもう、最初の主張を言い換えて繰り返すだけです。
ここで「また、さらに〜」と話を広げてはいけません。着陸態勢に入った飛行機が急上昇するようなもので、乗客(採点官)は酔ってしまいます。
3. 「今後の課題」は逃げ道に使う
もし、自分の主張に自信がなかったり、少し言い足りないことがある場合は、最後に「今後の課題」として触れるテクニックがあります。
もちろん、AI導入にはコストの問題も残る。これについては、法整備も含めた議論が今後必要になるだろう。
このように、「わかっていますが、今回は論じません」と添えて終わる。
これを入れると、視野の広さをアピールしつつ、議論を綺麗に収束させることができます。
まとめ:序論と結論は対になる
序論で提示した主張は、結論で回収されなければなりません。
この対応関係が崩れると、文章全体の論理的一貫性が失われます。
書き終えたら、最初と最後だけを確認してください。
主張が一致していれば、構造は安定しています。
志樹舎
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。
代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。
早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。
現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。
ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。



