小論文の出題形式には、大きく分けて2つのパターンがあります。
それぞれの「戦い方」を知らないと、時間切れになったり、的外れなことを書いたりしてしまいます。

1. 課題文読解型(長文+設問)

長い文章を読ませて、それについて論じさせる形式です。

特徴: 「読解力」と「思考力」の両方が試される。

攻め方:引用と批判(イエス・ノー)。
まず、課題文の中から「筆者の主張(結論)」と「根拠」を見つけ出し、線を引きます。
そして、それに対して「賛成(イエス)」か「反対(ノー)」か、あるいは「一部賛成だが条件付き(イエス・バット)」かを決めます。

全く関係ない話を始めてはいけません。

2. テーマ型(一行問題)

「少子化について論じよ」「働くことの意味について述べよ」など、テーマだけがポンと与えられるタイプ。作文や、専門学校、企業の採用試験で多いです。

特徴: 「知識量」と「構成力」が試される。また、自由度が高い分、論点がブレやすい。

攻め方:定義と絞り込み。
いきなり書き始めてはいけません。「少子化」といっても範囲が広すぎます。
まず、「言葉の定義」と「範囲の限定」を行います。

「本稿における少子化問題とは、単に出生数の減少だけでなく、それに伴う労働力不足という経済的側面に焦点を当てる。」
これをしないと、話があっちこっちに飛んでしまいます。

3. ネタがない時の緊急回避術

テーマ型で、全く知らない言葉が出たらどうするか?(例:「SDGsについて論じよ」でSDGsを知らない場合)

諦めてはいけません。漢字や文脈から推測し、「自分で定義を作ってしまう」という荒技があります。

「Sustainable Development Goals」を知らなくても、「持続可能な開発」という漢字から、「環境と経済の両立のことだろう」と推測し、「本稿では、環境を守りながら経済発展することの重要性について論じる」と宣言して書き切る。
知識の正確さよりも、「論理が通っているか」で採点されるため、これで合格点を拾える可能性があります。空白で出すより100倍マシです。

まとめ:相手のルールを見極める

課題文があるなら「筆者との対話」。
テーマ型なら「自分との対話」。
出題形式によって、脳のモードを切り替えてください。

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

小杉樹彦(志樹舎 創業者)

小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。 代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。 早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。 現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。 ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。