大学院進学を考え始めたとき、まず確認しておきたいのが入試スケジュールです。

大学院入試では、研究計画書や志望理由書の作成、英語試験の準備、成績証明書などの書類取得など、学部入試以上に事前準備が重要になります。

そのため、「まだ先だから大丈夫」と思っていると、気づいた頃には出願期間が近づいていた、というケースも少なくありません。

上智大学大学院では、年に複数回の入試機会が設けられているため、自分の学習状況や卒業時期、研究準備の進み具合に合わせて受験時期を選びやすいのが特徴です。

今回は、2027年度最新版として、上智大学大学院の9月入試・2月入試・7月入試の概要や注意点について整理していきます。


上智大学大学院の入試は基本的に年3回

上智大学大学院の入学試験は、基本的に年3回実施されています。

春入学(4月入学)を目指す場合は、 9月入試と2月入試があります。

秋入学(9月入学)を目指す場合は、 7月入試が実施されています。

このように、複数回受験機会があることは、受験生にとって大きなメリットです。

例えば、 「研究計画書を早めに完成させて9月入試を受けたい」 「卒業論文との両立を考えて2月入試にしたい」 「海外大学の卒業時期に合わせて秋入学を希望したい」 など、自分の状況に合わせて受験時期を調整しやすくなっています。

また、社会人受験生の場合も、仕事のスケジュールに合わせて受験タイミングを考えやすい点は魅力と言えるでしょう。


春入学向けの「9月入試」と「2月入試」

4月入学を目指す場合、多くの方が受験するのが9月入試または2月入試です。

9月入試は、比較的早い段階で合否が決まるため、進路を早めに確定させたい方に向いています。

特に学部4年生の場合、夏休み期間を利用して研究計画書や面接準備に集中しやすいというメリットがあります。

また、合格後に卒業論文へ集中しやすくなるため、精神的な余裕を持ちやすい点も特徴です。

一方で、2月入試は、 「秋以降に大学院進学を本格的に考え始めた」 「研究テーマをもう少し整理したい」 という方にとって重要な受験機会になります。

ただし、2月入試は入学までの期間が短くなります。

そのため、合格後すぐに履修登録や引っ越し準備、勤務先との調整などが必要になるケースもあります。

社会人受験の場合は特に、スケジュール管理を早めに行うことが大切です。


秋入学向けの「7月入試」

9月入学を目指す場合は、7月入試が中心となります。

秋入学は、日本国内の大学出身者だけでなく、海外大学出身者や留学生にとっても選択しやすい制度です。

また、最近では社会人大学院生の増加に伴い、 「年度途中から大学院に進学したい」 というニーズも増えています。

そのような方にとって、7月入試・9月入学は柔軟な進学スタイルのひとつと言えるでしょう。

ただし、7月入試だからといって準備が遅くてよいわけではありません。

研究計画書や出願書類の準備には時間がかかりますし、指導教員について調べる時間も必要です。

特に大学院入試では、「なぜその研究科を志望するのか」を深く問われるため、早めの情報収集が重要になります。


専攻によって実施時期が異なる点に注意

ここで特に注意したいのが、 「すべての専攻が年3回入試を実施しているわけではない」 という点です。

上智大学大学院には多くの研究科・専攻がありますが、入試実施時期は専攻ごとに異なります。

例えば、 ある専攻では9月入試と2月入試のみ実施、 別の専攻では9月入試だけ、 というケースもあります。

そのため、「上智大学大学院は年3回チャンスがある」とだけ理解するのではなく、自分の志望専攻がどの時期に入試を行っているかを必ず確認する必要があります。

特に研究計画書は、専攻によって求められる内容や研究テーマの方向性が大きく異なることがあります。

早めに志望専攻を絞り、募集要項を確認しておくことが重要です。


併願受験は可能だが日程重複には注意

上智大学大学院では、9月入試・2月入試・7月入試を併願することが可能です。

ただし、試験日が同じ専攻同士を併願することはできません。

例えば、 「異なる研究科を併願したい」 「第一志望と第二志望を両方受験したい」 という場合は、試験日程の確認が必要になります。

大学院入試では、単純に受験校数を増やすよりも、「自分の研究テーマと合っているか」を重視することが大切です。

研究内容や指導教員との相性を確認しながら、無理のない受験計画を立てましょう。


国外出願では「2月入試」が使えない

外国籍の方や海外在住者など、国外から出願する場合には注意点があります。

国外出願の場合、 出願できるのは「9月入試」または「7月入試」です。

2月入試は国内出願のみの受付となっています。

そのため、海外在住の方は、 「2月に受験しようと思っていたら対象外だった」 ということがないよう、早めに確認しておく必要があります。

また、国外出願では、 英文証明書の準備、 郵送期間、 ビザ関連の確認など、 国内出願よりも時間がかかるケースがあります。

特に海外からの郵送は想定以上に時間がかかることもあるため、余裕を持った準備が大切です。


必ず最新の入試要項を確認しよう

現在、上智大学公式Webサイトでは「2027年度大学院入試要項」が公開されています。 2026年5月7日に公開されており、出願期間や試験日、必要書類などの詳細が記載されています。

確認すべき資料は、 「大学院入試要項(共通)」と、 各専攻の「大学院入試要項(専攻別試験概要)」です。

大学院入試では、研究科や専攻によって必要書類や試験内容が異なる場合があります。

思い込みで準備を進めるのではなく、必ず自分の志望専攻の最新情報を確認するようにしましょう。


まとめ|早めの準備が大学院入試成功のカギ

上智大学大学院では、春入学向けの9月入試・2月入試、秋入学向けの7月入試が実施されています。

複数回の受験機会があることで、自分の状況に合わせた受験計画を立てやすい点は大きな魅力です。

一方で、専攻ごとに実施時期が異なることや、国外出願には制限があることなど、注意すべきポイントもあります。

大学院入試では、研究計画書や志望理由書の準備に想像以上に時間がかかります。

まずは最新の入試要項を確認し、自分の志望専攻のスケジュールを整理するところから始めてみてください。

※入試制度や日程は変更される場合があります。必ず公式サイトも確認してください。

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

小杉樹彦(志樹舎 創業者)

小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。 代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。 早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。 現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。 ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。