「文学研究科」と聞くと、小説や古典文学を研究する場所というイメージを持つ方も多いかもしれません。
しかし、上智大学大学院の文学研究科は、それだけではありません。
哲学、 歴史、 言語、 各国の文学、 ジャーナリズム、 文化交流など、 人間の営みや文化を幅広く探究できる研究科となっています。
現代社会では、AIやデジタル技術が急速に発展していますが、その一方で「人間とは何か」「社会をどう理解するか」という問いも、ますます重要になっています。
文学研究科は、まさにそうした「人間を深く理解する学問」を探究する場です。
今回は、上智大学大学院 文学研究科の特徴や、各専攻の魅力について整理していきます。
文学研究科の特徴は「幅広さ」
上智大学大学院 文学研究科の大きな特徴は、非常に多様な専門領域を持っている点です。
哲学、 史学、 国文学、 英米文学、 ドイツ文学、 フランス文学、 新聞学、 文化交渉学など、 幅広い分野を学ぶことができます。
これらの専攻に共通しているのは、「人間と文化を深く理解する」という視点です。
例えば、 歴史を研究することは、過去の社会を理解するだけではありません。
現代社会がどのように形成されたのかを考えることにもつながります。
また、文学や哲学を学ぶことは、「人間が何を考え、どう生きてきたのか」を理解することにもつながります。
つまり、文学研究科は単なる知識習得ではなく、「世界を多角的に見る力」を養う研究科と言えるでしょう。
哲学専攻|「考える力」を深める学問
哲学専攻では、西洋思想を中心に、人間や社会、存在について深く考えていきます。
哲学というと難しいイメージを持つ方もいるかもしれません。
しかし実際には、「なぜそう考えるのか」「本当にそれは正しいのか」を問い続ける学問です。
例えば、 自由とは何か、 幸福とは何か、 正義とは何か、 といったテーマも哲学の研究対象になります。
現代社会では、情報があふれているからこそ、「自分で考える力」がますます重要になっています。
哲学専攻では、単なる知識ではなく、本質を捉える思考力を養うことができます。
史学専攻|過去から現代社会を読み解く
史学専攻では、日本史学、東洋史学、西洋史学の3つのコースが設置されています。
また、コースを超えた横断的な研究が行われている点も特徴です。
歴史研究というと、「昔の出来事を覚える学問」と思われることがあります。
しかし実際には、「なぜその出来事が起きたのか」を分析する学問です。
例えば、 戦争、 宗教、 政治制度、 経済発展など、 現代社会につながる多くのテーマを扱います。
歴史を学ぶことで、現代社会をより深く理解できるようになる点が、史学の大きな魅力です。
各国の文学専攻で世界の文化を学ぶ
上智大学は語学教育に強みを持つ大学としても知られています。
文学研究科でも、各国の文学や文化を専門的に研究できる環境が整っています。
国文学専攻では、 古典文学、 近代文学、 国語学、 漢文学などを研究できます。
日本語や日本文化を深く理解したい方にとって魅力的な専攻です。
英米文学専攻では、英米文学を単なる作品研究としてではなく、「西欧文明」という大きな文化的背景の中で考えていきます。
また、ドイツ文学専攻では、ドイツ語圏の文学・芸術・文化をヨーロッパの歴史や社会と関連づけながら学ぶことができます。
フランス文学専攻では、高度なテクスト読解や分析能力を養いながら、フランス文化への理解を深めていきます。
語学力だけでなく、文化理解や批判的思考力を養える点も、これらの専攻の特徴です。
新聞学専攻|現代の情報社会を分析する
文学研究科には、「新聞学専攻」という特徴的な専攻もあります。
新聞学専攻では、 ジャーナリズム論、 マス・コミュニケーション理論、 メディア分析などを研究します。
現代社会では、SNSやネットニュースなど、情報環境が急速に変化しています。
その中で、 「情報はどのように作られるのか」 「メディアは社会へどのような影響を与えるのか」 を分析する力が重要になっています。
また、フェイクニュースや情報格差など、現代ならではの問題とも向き合うことができます。
メディア業界だけでなく、情報社会全体に関心がある方にも魅力的な専攻です。
文化交渉学専攻|文化と文化の「関わり」を研究する
文化交渉学専攻では、異なる文化同士の交流や影響について研究します。
例えば、 東西文化交流、 宗教伝播、 交易、 移民など、 文化がどのように交わり、新しい文化が生まれてきたのかを分析していきます。
現代社会では、グローバル化によって異文化交流がさらに進んでいます。
そのため、「文化の違いをどう理解するか」は非常に重要なテーマになっています。
文化交渉学専攻では、単なる異文化理解ではなく、「文化がどのように変化してきたか」を歴史的・社会的に研究できる点が特徴です。
文学研究科は「考える力」を養う場所
文学研究科の学びに共通しているのは、「自分で考える力」を重視している点です。
現代社会では、情報量が非常に多くなっています。
しかし、情報をそのまま受け取るだけでは、本質を見失ってしまうことがあります。
だからこそ、 「なぜそうなるのか」 「本当に正しいのか」 を考える力が重要になります。
文学研究科では、人間や社会、文化について深く考えながら、多角的な視点を養うことができます。
まとめ|幅広い教養から新しい知を生み出す
上智大学大学院 文学研究科は、 哲学、 史学、 各国の文学、 新聞学、 文化交渉学など、 非常に多様な専門領域を持つ研究科です。
人間や文化を多角的に理解し、「世界をどう見るか」を深く考えられる環境が整っています。
また、単なる知識暗記ではなく、自分自身で問いを立て、考え抜く力を養える点も大きな魅力です。
「人間や社会を深く理解したい」 「幅広い教養を身につけたい」 「自分の研究テーマをじっくり探究したい」 と考えている方は、ぜひ上智大学大学院 文学研究科を検討してみてください。
※研究内容や入試制度は変更される場合があります。必ず公式サイトも確認してください。
志樹舎
では、大学院入試の各種対策に特化した専門性の高いサポートを行っています。
研究計画書から志望理由書・小論文・面接・プレゼン対策まで、どこから手を付けるべきか個別にアドバイスします。
多くの受験生が「もっと早く相談すればよかった」と話されます。
「何から始めればいいか分からない」
「この研究テーマで通用するか不安」
そんな院試受験で迷いや不安がある方は、今すぐ
無料相談
にお申込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。
代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。
早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。
現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。
ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。


