
関西大学大学院 法学研究科の入試、何から対策すればいいか
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今回のテーマは「関西大学大学院 法学研究科の入試、何から対策すればいいか」です。
関西大学大学院の法学研究科を目指しているものの、「研究計画書から始めるべきか」「教員を先に探したほうがいいのか」「試験対策はいつから始めればいいのか」と迷っている方もいるのではないでしょうか。法学研究科では法学・政治学の幅広い分野を扱うため、受験生によって必要な準備も変わります。まずは入試区分と日程を確認し、自分の研究テーマを具体化するところから始めましょう。
まずは自分が受ける入試区分と日程を確認する
法学研究科の博士課程前期課程には、学内進学試験、一般入学試験、外国人留学生入学試験、社会人入学試験など、複数の入試種別があります。自分の現在の立場や経歴によって対象となる入試が異なるため、最初に出願資格を確認することが大切です。
2027年度春学期入学の10月募集では、出願登録期間が2026年8月21日から9月4日、試験日は2026年10月11日です。2月募集では、出願登録期間が2026年12月18日から2027年1月8日、試験日は2027年2月20日となっています。
どの募集を受験するかが決まれば、出願期限から逆算して研究計画書や必要書類、試験対策の予定を立てやすくなります。まずは募集要項を開き、自分が対象となる入試区分と日程を確認しましょう。
最初に取り組みたいのは研究テーマの具体化
法学研究科の受験準備で重要になるのが、自分が大学院で何を研究したいのかを具体的にすることです。「憲法について研究したい」「国際政治に興味がある」という段階から、もう一歩踏み込んで考えてみましょう。
例えば法律分野であれば、どの法律、条文、制度、判例に問題意識を持っているのかを整理します。政治学であれば、どの国や地域、政策、政治現象を対象にしたいのかを絞っていきます。そのうえで「なぜその問題を研究したいのか」「先行研究では何が明らかになっているのか」「自分は何を明らかにしたいのか」と考えることで、研究テーマが具体的になっていきます。
最初から完璧なテーマを決める必要はありません。関心のあるテーマについて文献や判例を読みながら、少しずつ対象を絞っていくことが大切です。
研究計画書は一度で完成させようとしない
研究テーマがある程度見えてきたら、研究計画書の骨子を作ります。研究計画書では、研究の背景、問題意識、研究目的、先行研究、研究方法などを整理し、自分が大学院で取り組みたいことを読み手に伝える必要があります。
特に法学・政治学では、テーマを広げすぎないことがポイントです。例えば「日本の法律制度を研究する」という内容では範囲が広すぎます。具体的な制度や判例、政策などに対象を絞り、その中で何を検討したいのかを明確にしていきましょう。
研究計画書は一度書いて終わりではありません。関連する文献を読んだり、教員の研究内容を調べたりする中で、研究目的や方法を修正していくこともあります。出願直前に書き始めるのではなく、何度か書き直せる時間を確保しておくことが大切です。
指導を受けたい教員を早めに調べる
法学研究科には、憲法、行政法、民法、刑法、国際法、政治学など、幅広い分野を専門とする教員が在籍しています。自分の研究テーマが決まり始めたら、その分野を専門とする教員を調べてみましょう。
教員紹介ページの専門分野を見るだけではなく、可能であれば最近の論文や研究テーマまで確認することをおすすめします。同じ「民法」「政治学」という分野でも、実際に研究している対象や方法は教員によって異なります。自分の研究テーマとの接点を確認することで、なぜ関西大学大学院で研究したいのかも具体的に考えやすくなります。
教員への連絡や研究内容の確認が必要な場合は、関西大学大学院が案内している方法を確認したうえで進めましょう。
進学説明会やWeb相談会を活用する
法学研究科では、対面の進学説明会が年に複数回開催されており、研究科の概要説明だけでなく、個別相談の機会が設けられることもあります。また、大学院Web相談会では教員との個別相談枠が用意される場合があります。
説明会や相談会は、研究計画書が完成してから参加する必要はありません。むしろ研究テーマを検討している段階で参加することで、自分の関心と研究科の方向性が合っているかを確認する材料になります。
参加前には、自分が研究したい内容を簡単に説明できるようにし、確認したいことを2〜3点程度まとめておくと相談時間を有効に使いやすくなります。
判例や時事問題を日頃から追っておく
法学・政治学の研究では、法律の条文や理論だけでなく、実際の社会で何が起きているのかという視点も重要です。自分の研究テーマに関係する判例、法改正、政策の動き、国内外の政治情勢などを日頃から確認しておきましょう。
ニュースを読むだけで終わらせず、「なぜこの問題が起きているのか」「現在の制度にはどのような課題があるのか」「自分の研究テーマとどう関係するのか」と考える習慣をつけると、研究計画書や面接で自分の考えを説明しやすくなります。
研究テーマによっては海外の論文、法令、条約などを読む必要もあります。語学力に不安がある方は、専門分野でよく使われる英語表現や基本的な文献を読む練習も少しずつ始めておくとよいでしょう。
社会人は実務経験から研究テーマを考える
法学研究科には社会人入学試験も用意されています。法律実務、行政、企業の法務やコンプライアンスなどに関わってきた方であれば、これまでの仕事で感じた疑問や課題が研究テーマにつながることもあります。
例えば、仕事の中で何度も直面した制度上の課題があるなら、「実務で困った」という経験だけで終わらせず、その問題が法律や制度の上でどのように位置づけられるのかを調べてみましょう。実務経験を研究上の問いに置き換えることで、社会人ならではの研究テーマを考えやすくなります。
過去の入学試験問題も確認しておく
関西大学大学院では、著作権上の都合で公開されていない年度を除き、過去の入学試験問題を閲覧できる制度があります。千里山キャンパスの入試センター大学院入試グループが窓口となっており、開室時間内に閲覧できます。
ただし、貸出、コピー、写真撮影、郵送での請求には対応していないため、実際に来学して確認する必要があります。過去問を確認するときは、問題を見るだけではなく、どの分野から出題されているのか、どの程度の知識や論述力が求められているのかを考えながら見ることが大切です。
過去問で傾向を確認した後は、自分に不足している知識を整理し、出願準備と並行して試験対策を進めていきましょう。
10月募集と2月募集から逆算して準備する
10月募集を受験する場合は、2026年8月21日から出願登録が始まるため、それまでに研究テーマや研究計画書をある程度固めておきたいところです。出願後は10月11日の試験に向けて、過去問の確認や必要な試験対策、面接がある場合の準備を進めます。
2月募集を目指す場合も、出願登録が2026年12月18日から始まるため、12月になってから準備を始めるのでは遅くなります。秋のうちから研究テーマを絞り、教員の研究内容を調べ、研究計画書の骨子を作っておくと余裕を持って出願できます。
まずは研究テーマと教員探しから始めよう
関西大学大学院 法学研究科の対策は、すべての受験生が同じ順番で進めるものではありません。しかし、最初の段階で「自分は何を研究したいのか」「その研究を誰のもとで進めたいのか」を考えることは共通して重要です。
まずは自分が関心を持っている法学・政治学のテーマを一つ書き出し、関連する文献や判例を探してみてください。同時に法学研究科の教員情報を確認し、自分のテーマに近い研究をしている教員を調べます。そこから研究計画書の骨子を作り、説明会や相談会、過去問なども活用しながら、出願と試験に向けて一つずつ準備を進めていきましょう。
※入試日程、出願期間、入試区分、出願条件、試験内容、必要書類、過去問の閲覧方法などは変更される場合があります。出願を検討している方は、必ず関西大学大学院の公式サイトおよび対象年度の最新の募集要項をご確認ください。
志樹舎
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。
代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。
早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。
現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。
ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。



