【大学院進学】研究だけじゃない!博士学位取得後のキャリアを開拓する中央大学の「トランスファラブルスキル習得」支援とは?

「博士課程まで進学したいけれど、卒業後の就職先が心配」「研究には自信があっても、企業で活躍できるイメージが持てない」。博士後期課程への進学を考えると、多くの方がこのような不安を感じます。

以前は、「博士課程に進学する=大学教員や研究者を目指す」というイメージが強くありました。しかし現在では、博士人材が活躍する場は大きく広がっています。民間企業や官公庁、シンクタンク、コンサルティング会社など、博士課程で身につけた能力を必要としている職場は少なくありません。

そのような社会の変化を踏まえ、中央大学では博士後期課程支援プログラム「D-CPRA」を開始し、研究だけではなくキャリア形成にも力を入れています。その中でも特徴的なのが、「トランスファラブルスキル」の習得支援です。

今回は、このトランスファラブルスキルとは何か、そして中央大学大学院ではどのような支援が受けられるのかをご紹介します。


トランスファラブルスキルとは?

トランスファラブルスキルとは、特定の専門分野だけでなく、さまざまな仕事や職場で活かせる「持ち運びできる能力」のことです。

例えば、論理的に考える力、課題を発見して解決する力、プレゼンテーション能力、コミュニケーション能力、プロジェクトを進める力などが代表的な例です。

実は、大学院で研究を進める過程では、こうした能力を自然と身につけています。

研究テーマを設定し、仮説を立て、データを集めて分析し、論文を書き、学会で発表する一連の流れは、社会でも高く評価される力につながっています。

しかし、多くの大学院生は「専門知識しか身についていない」と考えてしまい、自分が持つ強みを十分に伝えられないことがあります。

だからこそ、自分の能力を理解し、社会でどのように活かせるのかを学ぶことが重要なのです。


中央大学のD-CPRAが目指す人材育成

中央大学は、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の「次世代研究者挑戦的研究プログラム(SPRING)」に採択され、2024年度からD-CPRAを開始しました。

D-CPRAでは、生活費相当額の支援だけではなく、「多様なキャリアで活躍できる博士人材」を育成することも大きな目標としています。

そのため、研究力だけではなく、社会で活躍するための総合的な能力を身につけるプログラムが数多く用意されています。

具体的には、海外留学・海外派遣研修、インターンシップ、トランスファラブルスキルの習得、キャリアパス開発の4つを柱として、博士後期課程の学生を支援しています。

研究だけに集中するのではなく、その成果を社会でどう活かすかまで考えられる環境が整っていることが、中央大学の大きな魅力です。


分野を超えて活躍できる力を身につける

中央大学は、長い歴史を持つ人文・社会科学分野と、最先端の理工学分野の両方に強みがあります。

D-CPRAでは、それぞれの専門分野を深めるだけでなく、異なる分野の研究者と協力しながら新しい価値を生み出す力も重視しています。

実際の社会では、一つの専門知識だけで課題を解決できる場面は多くありません。

例えば、AIを活用した医療技術を考える場合でも、工学だけではなく法律や倫理、経済、社会制度など幅広い知識が必要になります。

そのため、専門分野を超えて協力できるコミュニケーション能力やリーダーシップは、博士人材に求められる重要な能力となっています。

中央大学では、そのような実践的な力を養うことにも力を入れています。


キャリア形成イベントも充実

D-CPRAでは、実際に博士号取得者と交流できるイベントも積極的に開催されています。

「学際・キャリアフォーラム」では、大学教員だけでなく企業などで活躍する博士人材の話を直接聞くことができます。

また、「SPRINGワークショップ&研究発表会~研究とキャリアの両立~」では、研究成果の発表だけではなく、キャリア形成についても学ぶ機会が設けられています。

さらに、2025年1月には大学院の授業を体験できる「リサーチ・ワークショップ」も実施されるなど、早い段階から将来を考える機会が充実しています。

こうしたイベントに参加することで、自分が目指したい進路を具体的にイメージしやすくなり、博士課程での学びにもより目的意識を持てるようになります。


博士課程は将来の選択肢を広げる場所

博士後期課程は、研究者だけを目指すための場所ではありません。

高度な専門知識に加えて、論理的思考力や課題解決力、コミュニケーション能力などを身につけることで、企業の研究開発部門、コンサルティング会社、官公庁、シンクタンク、国際機関など、さまざまな分野で活躍できる可能性があります。

中央大学のD-CPRAでは、経済的支援だけでなく、こうした将来を見据えたキャリア支援にも力を入れています。

「研究は続けたいけれど、その後の進路が不安」という方にとって、安心して博士課程に挑戦できる環境が整っているといえるでしょう。

博士課程への進学を検討している方は、研究内容だけではなく、このようなキャリア支援制度にもぜひ注目しながら進学先を選んでみてください。


※D-CPRAやSPRING事業の支援内容、募集人数、応募資格などは年度によって変更される場合があります。出願前には、必ず中央大学の公式サイトおよび最新の募集要項をご確認ください。