明治大学大学院のスローガン「前へ」が意味するものとは?未来を切り拓く「基底的価値基準」を徹底解説

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今回のテーマは「明治大学大学院のスローガン『前へ』が意味するものとは?未来を切り拓く『基底的価値基準』を徹底解説」です。


大学院受験を考える際、研究内容や指導教員、入試科目に注目する方は多いと思います。しかし、それと同じくらい大切なのが、その大学院がどのような理念を持ち、どのような人材を育てようとしているのかを理解することです。

特に研究計画書や面接では、「なぜその大学院で学びたいのか」が問われます。そのとき、大学院の理念を理解しているかどうかで、志望理由の説得力は大きく変わります。

明治大学大学院には、「個を強くする大学」という理念と、「前へ(Go Forward)」というスローガンがあります。

一見するとシンプルな言葉ですが、その背景には、これからの社会で求められる人材像や大学院教育の考え方が込められています。

今回は、明治大学大学院のスローガン「前へ」が意味するものや、大学院長が語る「基底的価値基準」という考え方について詳しく解説します。


「前へ」とは単なる前進ではない

明治大学といえば、「前へ」というスローガンを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

スポーツの場面でもよく使われる言葉ですが、大学院における「前へ」は、単に競争に勝つことや、他人より先に進むことを意味しているわけではありません。

明治大学大学院が目指しているのは、「社会のあらゆる場面で他者との協働を進め、世界を変革していく強い個」の育成です。

つまり、自分自身の専門性や考えをしっかり持ちながら、多様な人と協力して社会の課題解決に取り組む人材を育てようとしているのです。

現代社会では、一人の力だけで解決できる問題はほとんどありません。

企業経営、地域活性化、環境問題、国際問題など、どのテーマも複数の立場や価値観が関わっています。

そのような時代だからこそ、自分の専門性を持ちながら他者と協力できる人が求められています。

明治大学大学院の「前へ」という言葉には、そのような未来への挑戦の意味が込められているのです。


予測が難しい時代だからこそ求められる力

現在の社会は、これまで以上に変化のスピードが速くなっています。

気候変動、エネルギー問題、少子高齢化、人口減少、国際情勢の変化など、私たちを取り巻く環境は大きく変化しています。

国連事務総長が「地球沸騰化の時代」と表現したように、環境問題は世界規模の課題となっています。

また、企業活動においてもESG投資が重視されるなど、経済成長だけではなく、環境や社会への配慮が求められる時代になっています。

こうした複雑な課題に対応するためには、単に知識を覚えるだけでは十分ではありません。

問題を分析し、多様な視点から考え、新しい解決策を生み出す力が必要になります。

明治大学大学院では、こうした時代の変化に対応できる人材を育成することを重要な使命としています。

大学院で研究を行うことは、単に専門知識を深めるだけではなく、変化する社会に対応する思考力を身につけることでもあるのです。


「基底的価値基準」とは何か

明治大学大学院のメッセージの中で特徴的なのが、「基底的価値基準」という考え方です。

少し難しく聞こえるかもしれませんが、簡単に言えば「自分が何を大切にして生きていくのか」という価値観の軸のことです。

大学院で研究を進める中では、多くの選択を迫られます。

どのテーマを研究するのか、どのような方法で研究を進めるのか、将来どのような仕事に就くのか。

そうした場面で判断の基準となるのが、自分自身の価値観です。

明治大学大学院では、自分の専門性を社会へどのように還元するのかを考えながら、この価値基準を築いていくことを重視しています。

例えば、環境問題の研究をする人であれば、その研究成果をどのように社会へ役立てるのかを考える必要があります。

経営学を学ぶ人であれば、企業活動を通じてどのような価値を生み出したいのかを考えることになります。

大学院での学びは、単なる知識の蓄積ではなく、自分自身の価値観を磨く時間でもあるのです。


知のプロフェッショナルに必要な3つの力

明治大学大学院では、「知のプロフェッショナル」の育成を掲げています。

そのために重要とされているのが、専門性だけではない総合的な力です。

まず必要なのは、自分の専門分野における高度な知識と技術です。

大学院で研究を行う以上、専門性は欠かせません。修士論文や博士論文の執筆を通じて、深い知識と研究能力を身につけていきます。

次に求められるのが、広い視野と教養です。

現代の社会課題は一つの学問分野だけでは解決できません。自分の専門分野以外にも関心を持ち、多角的に物事を見る力が必要になります。

さらに、柔軟性と包容力も重要です。

研究活動では、自分とは異なる意見や価値観に出会うことがあります。

そうした違いを否定するのではなく、理解しようとする姿勢が新しい発見や研究成果につながります。

専門知識、広い視野、柔軟性。この3つを兼ね備えた人材こそが、明治大学大学院の目指す「知のプロフェッショナル」なのです。


研究科横断の学びが広い視野を育てる

明治大学大学院には、法学、商学、政治経済学、経営学、文学、理工学、農学など、12の研究科が設置されています。

それぞれが高い専門性を持ちながらも、研究科の枠を超えた学びの機会が用意されています。

代表的なのが、研究科横断型のカリキュラムです。

所属研究科以外の知識や考え方に触れることで、自分の専門分野をより深く理解できるようになります。

また、研究プロジェクトや社会連携活動などを通じて、実社会との接点を持つ機会も豊富にあります。

こうした環境は、自分自身の価値観や将来像を考える上でも大きな刺激になります。

大学院での学びを通じて、自分の専門性と社会とのつながりを考えられる人材へ成長していくことが期待されています。


大学院受験を通じて自分の軸を考えてみよう

明治大学大学院を目指す皆さんには、ぜひ一度考えてみてほしいことがあります。

それは、「自分はなぜ研究したいのか」「その研究を将来どのように社会へ役立てたいのか」という問いです。

研究計画書や面接では、こうした考え方が非常に重要になります。

単に興味があるからではなく、自分がどのような価値を社会に提供したいのかまで考えられると、志望理由にも深みが生まれます。

明治大学大学院の理念を理解することは、自分自身の将来像を考えることにもつながります。

大学院受験の準備期間は、学力を高めるだけではなく、自分の価値観や人生の方向性を見つめ直す貴重な時間でもあります。


まとめ

明治大学大学院のスローガン「前へ」には、単なる前進ではなく、自ら考え、多様な人と協力しながら社会をより良くしていくという意味が込められています。

そして、その土台となるのが、自分自身の価値観の軸である「基底的価値基準」です。

大学院では専門知識を学ぶだけでなく、自分がどのような人間として社会に貢献していくのかを考える機会が数多くあります。

明治大学大学院は、そうした成長を支える環境と学びの機会を提供しています。

大学院受験を検討している方は、ぜひ研究内容だけでなく、大学院が掲げる理念にも目を向けてみてください。その理解が、研究計画書や面接での説得力につながり、入学後の学びをより充実したものにしてくれるはずです。


※入試制度や募集要項、研究科の情報は変更される場合があります。出願前には必ず明治大学大学院の公式サイトをご確認ください。

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

小杉樹彦(志樹舎 創業者)

小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。 代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。 早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。 現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。 ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。