
関西大学大学院 外国人留学生入学試験、出願手続きで気をつけたいこと
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今回のテーマは「関西大学大学院 外国人留学生入学試験、出願手続きで気をつけたいこと」です。
関西大学大学院には約2000人の大学院生が在籍しており、そのうち約400人が留学生です。外国人留学生として大学院を受験する場合は、研究計画書や試験対策だけでなく、学歴を証明する書類、語学能力に関する書類、出願資格の確認など、早い段階から準備しておきたいことが多くあります。
この記事では、外国人留学生入学試験を検討している方に向けて、正規課程と外国人研究生の違い、必要書類、English-based program、入学資格審査など、出願前に確認しておきたいポイントを整理します。
外国人留学生入学試験と外国人研究生の違いを確認する
関西大学大学院には、学位取得を目的として正規課程へ進学する外国人留学生入学試験があります。一方で、原則1年間、指導教員から研究指導を受けることができる外国人研究生という制度も用意されています。
この2つは目的が異なります。大学院の正規課程に入学し、修士や博士などの学位取得を目指すのであれば、外国人留学生入学試験の情報を確認する必要があります。外国人研究生を希望する場合は、研究生としての出願条件や手続きを別に確認します。
「まず研究生になればよい」と自己判断するのではなく、自分が最終的に何を目指しているのかを整理したうえで、適切な制度を選びましょう。
必要書類は出願直前ではなく早めに確認する
外国人留学生入学試験では、出身大学の卒業証明書や成績証明書など、海外の教育機関が発行する書類が必要になることがあります。また、研究科や入試区分によっては、日本語能力や英語能力を証明する書類が求められる場合もあります。
海外から証明書を取り寄せる場合、発行だけでなく郵送にも時間がかかります。書類の言語によっては翻訳などへの対応が必要になる可能性もあるため、出願登録期間が始まってから準備を始めるのでは遅くなることがあります。
志望研究科が決まったら、まず募集要項を開き、「自分で作成する書類」「大学などから取り寄せる書類」「語学能力を証明する書類」に分けて整理しておくと準備しやすくなります。
個別の入学資格審査が必要か確認する
出身国によって教育制度や大学までの修学年数は異なります。そのため、自分の学歴が日本の大学院の出願資格を満たしているのか判断しにくい場合があります。
関西大学大学院では、こうした場合に個別の入学資格審査が行われることがあります。入学資格審査が必要な方は、通常の出願より前に手続きをしなければならない可能性があるため、特に注意が必要です。
自分の学歴でそのまま出願できるのか少しでも不安がある場合は、出願締切直前まで待たず、早い段階で公式情報を確認し、必要に応じて大学へ問い合わせましょう。
English-based programという選択肢もある
関西大学大学院には、英語で学位取得を目指せるEnglish-based programが用意されている課程があります。対象として、商学研究科の博士課程後期課程、理工学研究科の博士課程前期課程・後期課程、社会安全研究科の博士課程後期課程があります。
ただし、すべての研究科や課程が対象ではありません。「英語で大学院に進学したい」という理由だけで選べるわけではないため、自分が研究したい分野と対象となる研究科・課程が一致しているかを確認してください。
また、English-based programを利用する場合も、出願資格や必要書類、研究テーマの準備が必要です。日本語での出願が不安だからという理由だけではなく、自分が希望する研究内容と学習環境の両方から判断することが大切です。
留学生向けガイドブックを早めに読む
関西大学大学院では、留学生向けのガイドブックが日本語、英語、簡体中文、繁体中文で用意されています。日本語だけで情報を確認することに不安がある方は、自分が読みやすい言語の資料も活用するとよいでしょう。
ガイドブックでは、大学での学びだけでなく、日本での学生生活について情報を得られることがあります。海外から進学する場合は、入試だけではなく、住居や生活環境なども含めて準備する必要があります。
出願手続きだけを先に進めるのではなく、入学した後の生活まで含めて必要な情報を確認しておくと、進学後のイメージを持ちやすくなります。
研究計画書は早い段階から準備する
外国人留学生入学試験でも、研究計画書を準備する場合は、文章の日本語だけに気を取られないことが大切です。まず重要なのは、「何を研究したいのか」「なぜその研究が必要なのか」「どのような方法で調べるのか」が伝わることです。
日本語での作成に不安がある場合は、早めに初稿を作り、時間を置いて何度も見直しましょう。日本語を母語とする人に確認してもらう場合も、文法だけではなく、研究内容が正しく伝わっているかを見てもらうことが重要です。
English-based programの対象となる場合は、英語での出願方法について公式情報を確認します。研究科によって条件は異なるため、他の研究科の例をそのまま当てはめないようにしてください。
指導を希望する教員の研究内容を確認する
志望する研究科が決まったら、自分の研究テーマに近い教員を探します。教員紹介ページだけでなく、可能であれば論文や著書なども確認し、自分のテーマとどのような接点があるのかを整理しておきましょう。
教員への事前連絡が必要かどうか、どのような方法で連絡するのかは研究科によって異なる可能性があります。必ず志望研究科の案内を確認し、指定された方法に従ってください。
連絡する場合は、自分の氏名や現在の所属だけでなく、研究したいテーマ、これまでの学習内容、なぜその教員の指導を希望するのかを簡潔に伝えられるよう準備しておくとよいでしょう。
奨学金と費用についても並行して調べる
外国人留学生を対象とする奨学金制度が利用できる場合があります。大学院への進学には、学費だけでなく、日本で生活するための住居費や生活費、通学費なども必要になります。
奨学金には、それぞれ応募条件や申請時期があります。大学院への合格が決まってから探し始めるのではなく、出願準備と並行して利用できる制度を調べておきましょう。
奨学金を利用する予定がなくても、修了までに必要となる費用をあらかじめ計算しておくことで、入学後の生活を具体的に考えやすくなります。
日本での生活準備も忘れない
海外から日本へ進学する場合は、大学院入試に合格することだけが準備ではありません。住まいや在留資格など、日本で生活を始めるための手続きも必要になります。
ただし、在留資格などの手続きは状況によって異なるため、自己判断で進めるのではなく、関西大学から案内される情報や公的機関の最新情報を確認してください。
特に海外から手続きを進める場合は、書類の準備や移動に想定以上の時間がかかることがあります。受験準備の段階から、合格した場合に何が必要になるのかまで確認しておくと安心です。
分からないことは相談窓口で早めに確認する
外国人留学生の出願では、学歴、書類、言語、入学資格など、人によって状況が大きく異なります。インターネット上にある他の受験生の経験だけを参考にすると、自分には当てはまらない場合があります。
判断に迷うことがあれば、大学院入試に関する窓口や留学生向けの相談窓口など、関西大学が案内している問い合わせ先を利用しましょう。問い合わせる際は、「どの研究科を志望しているのか」「どの課程を受験したいのか」「何について確認したいのか」を整理して伝えると回答を得やすくなります。
特に出願資格や必要書類は、締切直前に確認しても間に合わない可能性があります。疑問を残したまま準備を進めないことが大切です。
出願までの準備を3段階に分ける
外国人留学生入学試験を目指す場合は、まず志望研究科、希望する課程、外国人留学生入学試験の出願資格を確認します。次に、証明書や語学能力に関する書類など、取得に時間がかかるものから準備します。
その後、研究計画書の作成、指導教員の研究内容の確認、試験対策を進めます。出願直前になってすべてを同時に進めるのではなく、「資格確認」「書類準備」「研究・試験準備」と分けて考えると、やるべきことが整理しやすくなります。
出願手続きが完了した後は、募集要項に記載された試験内容に合わせて対策を続けます。提出した研究計画書についても、自分の言葉で研究目的や研究方法を説明できるようにしておきましょう。
まずは必要書類の一覧を作ってみよう
外国人留学生として関西大学大学院への進学を考えている方は、まず志望研究科の最新の募集要項を確認し、必要な書類を書き出してみてください。
その中で、出身大学から取り寄せるもの、語学試験に関するもの、自分で作成するものに分けます。さらに、自分に個別の入学資格審査が必要か、English-based programの対象になるか、希望する教員の研究分野と自分のテーマが合っているかも確認していきましょう。
外国人留学生の出願は、書類の取り寄せや確認に時間がかかることがあります。研究計画書だけに集中するのではなく、出願手続き全体を早めに整理することが、余裕を持って受験準備を進める第一歩です。
※外国人留学生入学試験の出願資格、入試日程、出願期間、試験内容、必要書類、語学能力に関する条件、個別の入学資格審査、English-based programの対象研究科・課程などは変更される場合があります。出願を検討している方は、必ず関西大学大学院の公式サイトおよび対象年度の最新の募集要項をご確認ください。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。
代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。
早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。
現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。
ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。



