大学院進学を考えていると、「研究内容が実社会でどう役立つのか」を気にする方も多いと思います。 特に情報学やデータ分析の分野は、言葉だけを見ると難しく感じやすく、「実際にはどんな研究をするのかイメージしにくい」と感じる方も少なくありません。

しかし、現在の社会では、データ分析や情報技術は私たちの日常生活のさまざまな場面で活用されています。 スマートフォンのアプリ、ネット通販、動画配信サービス、交通システム、食品開発など、身近なところにも情報学の技術が使われています。

今回は、上智大学で紹介されている研究事例の中から、「データ分析で製品やサービスの質向上に挑む研究」をテーマに、上智大学大学院 理工学研究科 情報学領域の魅力についてご紹介します。


「このマンゴー、本当においしい?」を研究する

上智大学で紹介されている研究事例のひとつに、 「このマンゴー、本当においしい? データ分析で製品・サービスの質向上に挑む」 というユニークなテーマがあります。

一見すると、「マンゴーと情報学にどんな関係があるの?」と思う方もいるかもしれません。 しかし、この研究には現代の情報学の重要な考え方が詰まっています。

例えば、人が「おいしい」と感じる基準は、感覚的で曖昧な部分も多くあります。 甘さ、香り、食感、見た目など、さまざまな要素が関係しています。

これまでは、経験や感覚に頼って判断されることも多かった分野ですが、情報学ではこうした「感覚」をデータとして分析し、客観的に可視化しようとします。

例えば、 「糖度が高いほど評価が高いのか」 「香りと満足度にはどんな関係があるのか」 「見た目によって味の印象は変わるのか」 といったことを、データを用いて分析していきます。

このような研究は、食品だけではありません。 製品開発やサービス改善、マーケティングなど、さまざまな分野に応用されています。


情報学は「社会の困りごと」を解決する学問

情報学というと、プログラミングやAIだけをイメージする方も多いかもしれません。 もちろんそれらも重要な分野ですが、実際の情報学研究では、「社会の中でどう役立てるか」が非常に重視されています。

例えば、企業では大量のデータが日々集まっています。 商品の売上、利用者の行動、アンケート結果、SNSの反応など、さまざまな情報があります。

しかし、データがあるだけでは意味がありません。 そのデータを分析し、改善につなげていくことが重要です。

「なぜこの商品は人気なのか」 「どんなサービスが求められているのか」 「どうすれば利用者満足度が上がるのか」 といった課題に対して、情報学はデータを使ってアプローチしていきます。

つまり、情報学は単なる技術研究ではなく、「社会課題をどう解決するか」を考える学問でもあるのです。


上智大学大学院 理工学研究科「情報学領域」の特徴

こうした研究を行えるのが、上智大学大学院 理工学研究科の「情報学領域」です。

この領域では、「人間情報系」「社会情報系」「電子情報系」など、幅広いテーマを扱っています。

例えば、人とコンピュータの関わり方を研究するテーマもあれば、社会データを分析する研究、AIやシステム開発に関する研究などもあります。

情報学というと理系色が強いイメージがありますが、実際には人間や社会との関わりも非常に大きい分野です。

そのため、「プログラミングだけが得意な人の世界」というわけではありません。

「人の行動に興味がある」 「社会問題をデータで分析したい」 「企業のサービス改善に関わりたい」 というような問題意識を持っている方にも向いている分野です。


学内外との連携が研究を深める

上智大学大学院の情報学領域では、研究室の中だけで研究が完結するわけではありません。 学内外との交流や連携を重視している点も特徴です。

例えば、企業や外部機関と関わりながら、実際の社会課題をテーマに研究を進めるケースもあります。

実社会のデータを扱うことで、「現場ではどんな課題があるのか」を具体的に知ることができます。

また、研究テーマによっては、他分野との協力が必要になることもあります。

例えば、食品データを分析する場合でも、情報学だけでなく、消費者心理やマーケティングの知識が必要になることがあります。

こうした分野横断的な研究がしやすい点も、上智大学の環境の魅力と言えるでしょう。


院試では「なぜその研究をしたいのか」が重要

情報学領域の院試では、「なぜその研究テーマに興味を持ったのか」が非常に重要になります。

例えば、 「AIに興味があります」 だけでは、研究テーマとしては少し広すぎる場合があります。

そのため、 「データ分析を使って食品ロス削減に取り組みたい」 「利用者満足度を可視化する研究に興味がある」 「SNSデータから人の行動を分析したい」 など、具体的な問題意識を整理しておくことが大切です。

また、研究計画書では、「なぜそのテーマが社会的に重要なのか」まで説明できると説得力が増します。

大学院の研究は、単なる勉強ではなく、「自分自身で問いを立てる」ことが求められるためです。


まとめ|データを使って社会の課題解決に挑む

上智大学大学院 理工学研究科 情報学領域では、データ分析や情報技術を使いながら、実社会の課題解決につながる研究を行うことができます。

「このマンゴーは本当においしいのか」という身近なテーマも、情報学の視点で見ると、データ分析や品質向上につながる重要な研究になります。

情報学は、単にコンピュータ技術を学ぶだけではありません。 人間、社会、企業、サービスなど、さまざまな分野と関わりながら、新しい価値を生み出していく学問です。

将来的に、データ分析やAI、情報技術を通じて社会に貢献したいと考えている方にとって、上智大学大学院の情報学領域は魅力的な選択肢のひとつになるでしょう。

※入試制度や研究内容は変更される場合があります。必ず公式サイトも確認してください。

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

小杉樹彦(志樹舎 創業者)

小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。 代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。 早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。 現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。 ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。