慶應義塾大学大学院への進学を考えている方の中には、「複数の研究科に興味がある」「どちらの研究科が自分に合うか迷っている」という方もいるのではないでしょうか。
大学院では、研究テーマが1つの分野にきれいに収まらないこともあります。たとえば、社会学と政策、経済学と商学、法学と政治学のように、複数の研究科にまたがるテーマを考えている方も少なくありません。
この記事では、慶應義塾大学大学院で複数の研究科を併願できるのか、また併願する場合に注意すべき試験日程、入学検定料、出願書類の準備について解説します。
結論|試験日程が重なっていなければ併願は可能
結論から言うと、慶應義塾大学大学院では、複数の研究科を併願することが可能です。
自分の研究テーマが複数の研究科に関係している場合や、異なる視点から研究を深めたい場合には、複数の研究科に出願するという選択肢があります。
たとえば、経済学研究科と商学研究科の両方に関心がある場合や、法学研究科と社会学研究科のどちらが自分の研究に合うか迷っている場合などです。
ただし、併願できるからといって、無条件に出願できるわけではありません。研究科ごとの出願資格や試験日程、必要書類をすべて確認する必要があります。
最も重要なのは試験日程の重複確認
併願を考えるうえで、最も重要なのが試験日程の確認です。
複数の研究科に出願すること自体は可能でも、試験日程が重なっている場合は、実際に両方を受験することができません。
大学院入試では、筆記試験だけでなく、面接や口述試験が行われることもあります。研究科によっては、試験が複数日にわたって実施される場合もあります。
そのため、出願前に必ず各研究科の入学試験要項を確認し、日程や時間が重なっていないかをチェックすることが必要です。
特に、一般入試、社会人入試、AO選抜入試など、入試方式が異なる場合は日程も変わることがあります。
「出願はできたけれど、試験日が同じで受けられなかった」ということがないように、早い段階でスケジュール表を作って整理しておきましょう。
出願書類は研究科ごとに準備する必要がある
併願する場合に意外と負担になるのが、出願書類の準備です。
複数の研究科に出願する場合でも、書類を1セットだけ用意すればよいわけではありません。
出願書類は、必ず研究科ごとに準備して提出する必要があります。
たとえば、成績証明書、卒業証明書または卒業見込証明書、語学試験のスコアレポートなどは、研究科ごとに指定された形式で提出する必要があります。
証明書については、原本の提出が求められる場合もあるため、併願する研究科の数だけ必要になる可能性があります。
また、研究計画書や志願者調書も、研究科ごとに内容を調整する必要があります。
同じ内容をそのまま使い回すのではなく、それぞれの研究科の特色や指導教員の専門分野に合わせて書き分けることが大切です。
入学検定料も研究科ごとに必要
併願をする場合は、費用面の確認も欠かせません。
慶應義塾大学大学院では、出願する研究科ごとに入学検定料の支払いが必要です。
複数の研究科に出願しても、検定料がまとめて安くなるような併願割引は基本的にありません。
そのため、2つの研究科に出願する場合は2研究科分、3つに出願する場合は3研究科分の費用がかかります。
さらに、証明書の発行費用や郵送費、語学試験のスコア送付費用なども必要になる場合があります。
併願はチャンスを広げる方法ですが、その分、費用と準備の負担も増えることを理解しておきましょう。
まとめ|併願は可能だが計画性が重要
慶應義塾大学大学院では、試験日程が重なっていなければ、複数の研究科を併願することが可能です。
ただし、併願する場合は、試験日程の確認、研究科ごとの出願書類の準備、入学検定料の支払いなど、単願よりも多くの作業が必要になります。
特に出願書類は研究科ごとに内容を調整する必要があるため、早めに準備を始めることが大切です。
併願を検討している方は、まず各研究科の入学試験要項を確認し、日程・書類・費用を一覧にして整理してみましょう。
計画的に準備を進めることで、複数の可能性を活かした受験戦略を立てることができます。
※本記事の内容は変更される可能性があります。必ず公式サイトをご確認ください。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。
代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。
早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。
現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。
ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。


