院試専門オンライン予備校「志樹舎」が運営する
大学院入試対策ガイドをご覧いただきありがとうございます。

今回のテーマは
「理系大学院の倍率」です。

大学院進学を検討している人の中には、

  • 理系大学院の倍率はどれくらいなのか
  • 文系大学院と比べて院試は難しいのか
  • 理系大学院は内部進学が多いのか

といった疑問を持つ人も多いでしょう。

大学院入試では、文系と理系で
入試の仕組みや志願者の傾向が異なります。

今回は、理系大学院の倍率や
院試の特徴について整理します。


理系大学院の倍率の目安

理系大学院の倍率は大学や研究科によって異なりますが、
一般的には

1.2倍〜2倍程度

の倍率になることが多いと言われています。

例えば

  • 志願者24人
  • 合格者20人

の場合、倍率は

1.2倍

になります。

文系大学院と比べると
理系大学院の倍率は

比較的低い傾向

があります。

しかし倍率が低いからといって
必ずしも合格しやすいわけではありません。


理系大学院は内部進学が多い

理系大学院の特徴の一つが
内部進学の割合が高いことです。

同じ大学の学部から
大学院に進学する学生が多く、

  • 学部 → 大学院

という進学ルートが一般的です。

そのため

  • 外部受験者
  • 他大学からの受験者

の人数は
文系大学院より少ないことがあります。

このことが
倍率が低く見える理由の一つです。


理系大学院の院試の特徴

理系大学院の入試では
次のような要素が評価されることが多いです。

  • 専門科目試験
  • 研究計画書
  • 面接
  • 学部での研究経験

特に理系では

専門科目試験

の比重が大きい大学院もあります。

例えば

  • 数学
  • 物理
  • 化学
  • 専門分野の試験

などが課されることがあります。

この点が
文系大学院との大きな違いです。


理系大学院は研究室単位で考える

理系大学院では

研究室単位

で受験を考えることが多いです。

大学院では

  • 指導教員
  • 研究室

のもとで研究を行うため、

志望する研究室を決めたうえで
出願するケースが多くなります。

そのため理系院試では

研究室の志願者数

が重要になることがあります。

研究科全体の倍率よりも
研究室ごとの状況を確認することが重要です。


人気研究室は倍率が高くなる

理系大学院でも

  • 有名教授の研究室
  • 研究成果が多い研究室
  • 人気分野の研究室

には志願者が集中することがあります。

例えば

  • AI
  • 半導体
  • バイオテクノロジー

などの分野では
志願者が増えることがあります。

そのため同じ研究科でも

  • 人気研究室:倍率が高い
  • 志願者が少ない研究室:倍率が低い

という差が生まれることがあります。


理系大学院で評価されるポイント

理系大学院の院試では
次の点が重要になります。

学部での研究経験

卒業研究などの経験が
評価されることがあります。

研究テーマ

大学院でどのような研究をするのかが
重要になります。

専門知識

専門科目試験や面接で
専門知識が確認されることがあります。

研究室との相性

研究テーマが研究室の研究分野と
一致していることも重要です。


理系大学院の倍率の見方

理系大学院の倍率を見るときは
次の点を確認すると理解しやすくなります。

①内部進学の割合

内部進学が多い大学院では
外部受験者の競争が変わることがあります。

②研究室の志願者数

研究室ごとの人気差が
倍率に影響します。

③研究分野の人気

人気分野では
志願者が増えることがあります。

このような背景を理解することで、
倍率の意味をより正しく判断できます。


理系大学院の院試の考え方

理系大学院の倍率は
文系大学院より低く見えることがあります。

しかし大学院入試では
倍率だけで難易度を判断することはできません。

院試では

  • 研究テーマ
  • 研究計画
  • 専門知識
  • 研究室との適合性

などが総合的に評価されます。

倍率の数字だけを見るのではなく、
研究内容や研究室との関係を
重視して大学院選びを考えることが大切です。


次回は
「社会人大学院の倍率|院試の現実を解説」
について整理していきます。

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

小杉樹彦(志樹舎 創業者)

小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。 代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。 早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。 現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。 ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。