院試専門オンライン予備校「志樹舎」が運営する
大学院入試対策ガイドをご覧いただきありがとうございます。

今回のテーマは
「文系大学院の倍率」です。

大学院進学を考えている人の中には、

  • 文系大学院の倍率は高いのか
  • 理系と比べて院試は難しいのか
  • 文系大学院は入りやすいのか

といった疑問を持つ人も多いでしょう。

大学院入試では、
文系と理系で入試の仕組みや志願者の傾向が異なります。

今回は、文系大学院の倍率や
院試の難易度の特徴について整理します。


文系大学院の倍率の目安

大学院入試の倍率は大学や研究科によって異なりますが、
文系大学院では一般的に

1.5倍〜3倍程度

の倍率になることが多いと言われています。

例えば

  • 志願者30人
  • 合格者15人

であれば倍率は

2倍

になります。

大学入試のように

  • 5倍
  • 10倍

といった倍率になることは
大学院入試ではあまり多くありません。

そのため数字だけを見ると

「文系大学院は入りやすいのではないか」

と感じる人もいるかもしれません。

しかし院試の難しさは
倍率とは別のところにあります。


文系大学院の院試の特徴

文系大学院の入試では、
次のような要素が評価されることが多いです。

  • 研究計画書
  • 志望理由書
  • 面接
  • 専門科目試験

特に重要なのが
研究計画書です。

大学院では研究を行うため、

  • どのような研究をするのか
  • 研究テーマは何か
  • どのような方法で研究するのか

を説明する必要があります。

研究計画の完成度が
院試の評価に大きく影響します。


文系大学院の倍率が比較的高くなる分野

文系大学院の中でも
志願者が多くなる分野があります。

例えば

  • 経営学
  • 経済学
  • 政策研究
  • 心理学

などです。

これらの分野は

  • 社会人受験者
  • 他大学からの外部受験者

が多くなることがあります。

そのため志願者数が増え、
倍率が高くなることもあります。


文系大学院は研究テーマが重要

文系大学院では

研究テーマ

が非常に重要です。

例えば

  • 社会問題
  • 教育問題
  • 経済政策

など、研究対象となるテーマは
非常に幅広くなります。

そのため院試では

  • 研究テーマが明確か
  • 研究の意義が説明できるか
  • 先行研究を理解しているか

などが評価されます。

テーマが曖昧な場合、
倍率が低くても合格が難しくなることがあります。


文系大学院の研究室選び

大学院入試では

研究室との相性

も重要です。

大学院では

  • 指導教員
  • 研究室

のもとで研究を進めることになります。

そのため

  • 指導教員の研究分野
  • 研究室のテーマ

と自分の研究テーマが
一致していることが重要です。

研究テーマが研究室と合わない場合、
評価が下がることもあります。


文系大学院の倍率を見るときのポイント

文系大学院の倍率を見るときは
次の点を確認すると理解しやすくなります。

①志願者数

志願者が多い研究科は
人気が高い可能性があります。

②募集人数

募集人数が少ないと
倍率が高く見えることがあります。

③研究室ごとの人気

同じ研究科でも
研究室によって志願者数が異なることがあります。

このような背景を理解することで、
倍率の意味をより正しく判断できます。


文系大学院の院試対策

文系大学院の院試では
次の準備が重要になります。

研究テーマを明確にする

自分が研究したいテーマを
具体的に整理します。

先行研究を確認する

すでにどのような研究があるのかを
理解することが重要です。

研究計画を整理する

研究目的や研究方法を
論理的に説明できるようにします。

これらの準備が
院試対策の中心になります。


文系大学院の倍率の考え方

文系大学院の倍率は

  • 志願者数
  • 募集人数

によって変わります。

しかし大学院入試では
倍率だけで難易度を判断することはできません。

院試では

  • 研究テーマ
  • 研究計画
  • 研究室との適合性

などが重要になります。

倍率の数字だけを見るのではなく、
研究内容を中心に
大学院選びを考えることが大切です。


次回は
「理系大学院の倍率|院試の特徴と違い」
について整理していきます。

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

小杉樹彦(志樹舎 創業者)

小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。 代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。 早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。 現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。 ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。