プレゼン本編が終わると、いよいよ質疑応答の時間に入ります。
この場面では、すべてを記憶だけで対応しようとする必要はありません。
大学院入試(院試)のプレゼンでは、ノートとペンを手元に用意しておくことがとても役立ちます。
メモを取りながら対話を進めることで、質問の意図を整理しやすくなり、落ち着いて回答することができます。
質問の要点をメモする
審査員が質問を始めたら、内容のキーワードをノートに書き留めてみてください。
例えば、
- 研究方法
- データの信頼性
- 研究の今後の展開
など、重要な部分だけを書き取れば十分です。
メモを取る姿勢は、相手の質問を丁寧に受け止めているという印象にもつながります。
また、質問が終わってからメモを確認する数秒の時間が、 自然に考える時間にもなります。
質問を自分の言葉で確認する
質問が少し長い場合や、意図を正確に理解したい場合は、 答える前に簡単に確認してみるのもよい方法です。
例えば次のような形です。
「ありがとうございます。ご質問は、〇〇という条件でのデータの信頼性についてという理解でよろしいでしょうか。」
このように質問を整理して確認すると、
- 質問の解釈のずれを防げる
- 回答を考える時間が少し生まれる
- 相手にも安心感が伝わる
といったメリットがあります。
回答はシンプルな構造で伝える
質問に答えるときは、次のような流れを意識すると話しやすくなります。
- 結論:まず考えを簡潔に伝える
- 理由:その根拠となるデータや考え方を説明する
- 展望:今後の研究の可能性や課題に触れる
この順序で話すことで、回答が整理されて伝わりやすくなります。
質疑応答は研究を深める時間
大学院入試(院試)の質疑応答は、 単に評価される場というだけではありません。
研究について専門家と意見を交わす、 貴重な対話の時間でもあります。
質問を落ち着いて受け止め、 自分の考えを丁寧に説明してみてください。
その姿勢が、研究への真剣さとして伝わっていきます。
志樹舎
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。
代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。
早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。
現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。
ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。



