立教大学大学院院試 現場志向のあなたへ!アクティブ・ラーニングを取り入れた社会学研究科のプロジェクト型教育
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「社会学」と聞くと、研究室で本を読みながら理論を学ぶ学問というイメージを持つ方もいるかもしれません。
もちろん理論研究は重要ですが、立教大学大学院社会学研究科が重視しているのは、それだけではありません。
現代社会では、貧困や格差、少子高齢化、多文化共生、ジェンダー問題、環境問題など、さまざまな課題が複雑に絡み合っています。
こうした課題を本当に理解するためには、データや文献を読むだけではなく、人々が実際に生活している「現場」を知ることが欠かせません。
立教大学大学院社会学研究科では、フィールドワークや調査活動を重視しながら、社会の課題を発見し、分析し、解決策を提案できる人材の育成を目指しています。
この記事では、社会学研究科の特徴であるプロジェクト型教育や、実践的な調査能力を身につけるためのカリキュラムについて詳しく解説します。
社会学研究科が重視する「現場の知」とは
社会学研究科の大きな特徴は、「現場から学ぶ」という姿勢です。
社会で起きている問題は、数字や統計だけでは見えてこないことが数多くあります。
例えば、少子化というテーマ一つをとっても、その背景には働き方の問題、家族観の変化、経済的な不安など、さまざまな要素があります。
実際に当事者へインタビューを行ったり、地域社会の活動に参加したりすることで、初めて見えてくる現実があります。
社会学研究科では、こうした現場での経験を重視しながら研究を進めていきます。
単に知識を増やすだけではなく、現実社会で起きている課題を自分自身の目で見て考える力を養うことを目指しています。
そのため、社会問題に関心があり、自分の研究を社会に役立てたいと考えている方にとって非常に魅力的な環境となっています。
プロジェクト科目によるアクティブ・ラーニング
立教大学社会学研究科の最大の特徴の一つが、2014年度から導入された「プロジェクト科目」です。
これは一般的な講義形式とは異なり、教員と大学院生が共同で一つの研究プロジェクトに取り組む授業です。
研究テーマは年度ごとに異なりますが、社会の現実的な課題を対象とすることが多く、実践的な学びが中心となります。
プロジェクト科目では、研究テーマを決めるところから始まり、調査計画の作成、フィールドワーク、データ収集、分析、報告書作成まで、一連の研究プロセスを経験します。
通常の授業では、既に集められたデータを分析することが中心になる場合もあります。
しかし、プロジェクト科目では、自ら課題を見つけ、自ら調査を行い、その結果をまとめるという実践的な経験を積むことができます。
例えば地域社会の課題をテーマにした場合、実際に地域へ足を運び、住民への聞き取り調査や観察調査を行うこともあります。
こうした経験は、研究者を目指す方だけでなく、企業や自治体、NPOなどで働く上でも大きな強みになります。
チームで協力しながら課題に取り組むため、コミュニケーション能力やプロジェクト推進力も自然と身につきます。
高度な調査能力を身につけるカリキュラム
現場で得た情報を研究成果へと発展させるためには、適切な調査手法を学ぶ必要があります。
社会学研究科では、調査法に関する科目が充実しています。
アンケート調査や統計分析といった量的調査だけでなく、インタビュー調査や参与観察などの質的調査についても体系的に学ぶことができます。
調査方法によって得られる情報は異なります。
そのため、研究テーマに応じて適切な手法を選択できる力が求められます。
社会学研究科では、こうした調査技術を実践的に習得できる環境が整っています。
また、調査結果を社会に向けて発信するための文章作成能力も重視されています。
アカデミック・ライティングに関する科目では、論文の書き方だけでなく、説得力のある文章構成やプレゼンテーションの方法についても学びます。
研究を進める上では、「良い調査ができること」と同じくらい、「結果を分かりやすく伝えること」が重要です。
そのため、分析力と発信力の両方を鍛えられる点は大きな魅力といえるでしょう。
専門社会調査士の資格取得も目指せる
社会学研究科では、所定の科目を履修することで「専門社会調査士」の資格取得を目指すことができます。
専門社会調査士は、高度な社会調査能力を持つ専門家であることを示す資格です。
企業のマーケティング調査、自治体の政策立案、世論調査、シンクタンクでの研究活動など、多くの分野で活用されています。
社会調査のスキルは、社会学だけでなく幅広い職業で求められています。
特に近年はデータを活用した意思決定が重要視されているため、調査や分析の専門性を持つ人材への需要は高まっています。
大学院で研究を進めながら資格取得を目指せることは、将来のキャリア形成においても大きなメリットになります。
社会学研究科が育てる3つの力
社会学研究科では、実践的な教育を通じて3つの力を身につけることを重視しています。
まず一つ目は、社会の課題を発見する力です。
表面的な現象だけを見るのではなく、その背後にある構造や問題点を見抜く力を養います。
二つ目は、課題を調査し分析する力です。
客観的なデータを集め、論理的に分析し、根拠に基づいて結論を導き出す力を身につけます。
三つ目は、社会へ提言する力です。
研究成果を論文の中だけに閉じ込めるのではなく、社会の課題解決に向けた具体的な提案へとつなげていきます。
これらの力は研究者だけでなく、企業や自治体、国際機関などさまざまな分野で活躍するための土台になります。
修了後のキャリアパス
社会学研究科の修了生は、さまざまな分野で活躍しています。
博士前期課程修了後は、企業の調査部門や企画部門、シンクタンク、自治体、NPOなどで専門性を活かすケースが多く見られます。
また、研究者を目指す方は博士後期課程へ進学し、大学教員や研究機関の研究者として活躍する道もあります。
社会学で培われる調査力、分析力、課題発見力は、どの業界でも高く評価される能力です。
そのため、社会学研究科での学びは幅広いキャリアにつながっています。
まとめ
立教大学大学院社会学研究科は、現場を重視した実践的な教育を特徴とする研究科です。
プロジェクト科目を通じて実際の社会課題に向き合い、調査計画から分析、提言までを経験できる環境が整っています。
また、高度な調査能力やアカデミック・ライティング能力を身につけながら、専門社会調査士の資格取得も目指すことができます。
社会の課題に関心があり、自分の研究を現実社会の改善につなげたい方にとって、社会学研究科は非常に魅力的な学びの場となるでしょう。
机上の理論だけでなく、現場のリアルな声に耳を傾けながら研究を進めたい方は、ぜひ立教大学大学院社会学研究科を進学先の候補として検討してみてください。
※入試制度、カリキュラム、専門社会調査士資格の取得要件は変更される場合があります。最新の情報については必ず立教大学公式サイトをご確認ください。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。
代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。
早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。
現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。
ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。


