「教養」の新しい意義と形を創造する!明治大学・教養デザイン研究科での学び

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今回のテーマは「『教養』の新しい意義と形を創造する!明治大学・教養デザイン研究科での学び」です。


大学院入試に向けて志望校や研究科を選んでいる皆さんの中には、「自分の関心が一つの学問分野だけでは説明しきれない」と感じている方もいるのではないでしょうか。

文学、社会学、哲学、歴史、教育、文化、環境、地域社会など、複数の分野にまたがるテーマを研究したい場合、どの研究科を選ぶべきか悩むことがあります。

そのような方に注目してほしいのが、明治大学大学院の教養デザイン研究科です。

教養デザイン研究科は、「教養の新しい意義と形を創造する」ことを掲げ、現代社会に必要な知のあり方を考える研究科です。

今回は、明治大学・教養デザイン研究科の特色や、大学院入試で意識したいポイントについて、受験生の目線で分かりやすく解説します。


なぜ今、教養が改めて注目されるのか

教養と聞くと、文学、歴史、哲学などの幅広い知識を身につけることを思い浮かべる方が多いかもしれません。

もちろん、そのような知識は今でも大切です。

しかし現代社会で求められる教養は、単に多くの知識を知っていることだけではありません。

環境問題、少子高齢化、地域社会の変化、情報技術の発展、国際化など、現代の課題は複雑に絡み合っています。

こうした課題に向き合うためには、一つの専門分野だけでなく、複数の視点をつなぎ合わせて考える力が必要です。

たとえば、環境問題を考える場合でも、科学技術だけでなく、経済、法律、教育、倫理、文化の視点が関わります。

教養とは、さまざまな知識を自分の中で結びつけ、社会や人間について深く考えるための土台だと言えます。


教養デザイン研究科とは

明治大学大学院の教養デザイン研究科は、2008年に教養デザイン専攻修士課程として設置されました。

その後、2010年には博士前期課程・博士後期課程として再編され、より高度な研究に対応する体制が整えられています。

この研究科の大きな特徴は、「教養」を固定された知識として捉えるのではなく、現代社会に合わせて新しく創造していくものとして考える点です。

ここでいうデザインとは、単に見た目を整えるという意味ではありません。

複数の知識や価値観を組み合わせ、現代社会に必要な考え方や生き方を形にしていくことを意味します。

つまり、教養デザイン研究科では、既存の学問分野を横断しながら、自分なりの問題意識を深め、新しい知の形を探っていくことができます。


複雑な社会課題に向き合う学び

明治大学大学院では、現代社会の複雑な課題に対して、専門性だけでなく広い視野や柔軟な考え方を持つことが重視されています。

たとえば、気候変動やESG、国際社会の変化などは、自然科学だけでなく、社会科学や人文科学の視点からも考える必要があります。

教養デザイン研究科での学びは、こうした複雑な課題を一つの分野に閉じ込めず、広い視野から考えることに向いています。

たとえば、生命倫理を研究する場合、哲学や倫理学だけでなく、医学、生命科学、法律、社会制度の視点も関わります。

地域社会の再生を考える場合には、歴史、文化、行政、教育、経済、コミュニティの視点が必要になります。

このように、現代社会の課題を多角的に考えたい方にとって、教養デザイン研究科は相性のよい研究科です。


12の研究科が支える横断的な学び

明治大学大学院には、教養デザイン研究科を含めて12の研究科があります。

法学、商学、政治経済学、経営学、文学、情報コミュニケーション、理工学、農学、先端数理科学、国際日本学、グローバル・ガバナンスなど、多様な分野がそろっています。

このような環境は、教養デザイン研究科で学ぶうえでも大きな強みになります。

自分の研究テーマに応じて、他分野の知識や視点を取り入れやすいからです。

たとえば、現代社会における倫理を考える際に、文学や哲学の視点だけでなく、法学や情報コミュニケーションの視点を加えることができます。

また、地域文化や国際理解を研究する場合には、国際日本学やグローバル・ガバナンスの視点も参考になります。

明治大学大学院では、研究科横断科目型カリキュラムなどを通じて、所属研究科の枠を超えた学びに触れる機会もあります。

複数の分野をつなぎながら研究したい方にとって、この横断的な環境は大きな魅力です。


教養を「自分の軸」にする

大学院で学ぶ教養は、単に知識を増やすためのものではありません。

自分が社会の中で何を大切にし、どのように生き、どのように専門性を活かしていくのかを考えるための軸になります。

明治大学大学院では、自分の能力や知識を社会へどう還元するのかという「基底的価値基準」を築くことも重視されています。

教養デザイン研究科での学びは、この基底的価値基準を考えるうえでも重要です。

たとえば、「なぜ人は学ぶのか」「科学技術は人間の幸福にどう関わるのか」「地域社会はどのように持続できるのか」といった問いは、すぐに一つの正解が出るものではありません。

だからこそ、複数の知識や経験をもとに、自分なりの考えを深めていく必要があります。

その過程で、自分の研究テーマだけでなく、将来のキャリアや社会との関わり方も見えてきます。


大学院入試で意識したいポイント

教養デザイン研究科を志望する場合、研究計画書や面接では「なぜ教養デザイン研究科で学びたいのか」を具体的に説明することが大切です。

まず、自分の問題意識がどのような社会課題や人間理解と関係しているのかを整理しましょう。

次に、そのテーマがなぜ一つの学問分野だけでは十分に扱えないのかを考えてみてください。

たとえば、地域社会、生命倫理、教育、文化、環境、国際理解などのテーマでは、複数の視点が必要になることが多くあります。

そのうえで、明治大学大学院の12研究科や研究科横断の学びをどのように活用したいのかを、自分の研究テーマと結びつけて説明できると説得力が高まります。

大切なのは、難しい言葉を並べることではありません。

自分がなぜその問いに向き合いたいのか、そしてその問いを通じてどのような新しい教養の形を考えたいのかを、自分の言葉で伝えることです。


まとめ

明治大学大学院の教養デザイン研究科は、「教養の新しい意義と形を創造する」ことを掲げる研究科です。

2008年に修士課程として設置され、2010年には博士前期課程・博士後期課程として再編されました。

現代社会では、環境問題、地域社会、生命倫理、情報化、国際化など、一つの分野だけでは考えきれない課題が増えています。

教養デザイン研究科では、複数の知識や価値観をつなぎ合わせながら、自分なりの問題意識を深めることができます。

大学院入試を考えている方は、自分の研究テーマがどのような現代的課題と関係し、どのような分野の視点を必要としているのかを整理してみてください。

その準備が、研究計画書や面接での説得力につながります。


※入試制度や募集要項、研究科の情報は変更される場合があります。出願前には必ず明治大学大学院の公式サイトをご確認ください。

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

小杉樹彦(志樹舎 創業者)

小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。 代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。 早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。 現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。 ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。