
一橋大学大学院法学研究科「法学・国際関係専攻」一般選抜の入試を具体的に知る
院試専門オンライン予備校「志樹舎」が運営する「院試対策ガイド」をご覧いただき、ありがとうございます。
法学・国際関係専攻は、一橋大学大学院法学研究科で法律学や国際関係について専門的に研究する専攻です。修士課程には一般選抜のほか、社会人特別選考、外国人特別選考、冬季募集など複数の入試区分がありますが、それぞれ出願資格や選考方法が異なります。
これから受験を検討する方が対象となるのは、主に2028年度入学以降の入試です。ただし、2028年度入学の具体的な出願期間や試験日程などは、対象年度の募集要項が公表されるまでは確定情報として扱うことができません。そこでこの記事では、一般選抜(募集要項上の区分名JM01)の仕組みを整理しながら、これから2028年度入学を目指して準備する際のポイントを紹介します。
2028年度入学の具体的な日程は最新の募集要項で確認する

2028年度入学の一般選抜を受験する場合は、まず対象年度の募集要項で出願期間、第1次試験、第2次試験、合格発表日を確認する必要があります。前年と同じ時期に実施されるとは限らないため、過年度の日程をそのまま2028年度の日程として予定に入れないよう注意しましょう。
一般選抜では、出願準備と筆記試験対策を並行して進めることが重要です。研究計画書などの書類を完成させてから筆記試験の勉強を始めるのではなく、研究テーマを整理しながら専門科目の学習も進めることで、出願後の負担を抑えやすくなります。
また、社会人特別選考、外国人特別選考、冬季募集は一般選抜とは別の入試区分です。2028年度入学を目指す場合も、まず自分がどの区分で受験するのかを確認し、一般選抜であればJM01の対象年度の募集要項を基準に準備を進めましょう。
第1次試験は24科目から2科目を選択する
一般選抜の第1次試験は論文試験で、法制史、法哲学、憲法など24科目の中から2科目を選択して解答する形式です。選択肢が多いため、受験勉強を始める段階で、どの2科目を軸にするのかを検討する必要があります。
科目を選ぶ際には、単に「勉強しやすそう」という理由だけでなく、大学やゼミで学んできた内容、自分の得意分野、大学院で取り組みたい研究テーマとの関係も考えてみましょう。候補となる科目を決めたら過去の出題内容を確認し、自分に不足している知識を洗い出していきます。
論文試験では、用語や判例、学説を覚えるだけでなく、問われている問題を整理して文章で説明する力も必要です。知識のインプットと並行して、論点を整理し、答案の構成を作り、実際に文章を書くという練習を繰り返しましょう。最終的には試験時間を意識した答案作成まで行える状態を目指します。
研究計画書は口述試験まで意識して作成する
第2次試験では口述試験が行われ、第1次試験の内容や研究計画書を踏まえた質疑応答があります。そのため、研究計画書は出願のために提出するだけの書類ではなく、口述試験まで続く重要な準備材料として考える必要があります。
研究計画書を作成するときは、「何を研究したいのか」だけで終わらせず、そのテーマを取り上げる理由、関連する議論や学説、その中で自分が明らかにしたい問題を整理していきます。学部時代のゼミや卒業論文を発展させる場合には、これまで明らかにしたことと、大学院で新たに取り組みたいことを分けて説明できるようにしましょう。
完成後は研究テーマや問題意識を短時間で説明する練習を行います。「なぜこのテーマなのか」「どのような問題を研究するのか」「これまで何を学んできたのか」といった質問を想定し、研究計画書を読み上げるのではなく、自分の言葉で答えられる状態にしておくことが大切です。
英語力はCEFR B2相当以上が望まれる
英語力については、元となる入試情報ではCEFR B2相当以上が望まれるとされています。ただし、必須の英語スコアとして設定されているものではありません。「望ましい」とされている水準と、出願に必須となる条件は区別して考える必要があります。
2028年度入学について英語力の扱いが変更される可能性もあるため、対象年度の募集要項が公表されたら改めて確認しましょう。現段階では英語だけに準備時間を集中させるのではなく、選択する専門科目、研究計画書、口述試験なども含めて受験対策全体の時間を配分することが重要です。
指導教員への出願前の事前相談は受け付けていない

法学・国際関係専攻の一般選抜では、演習指導を希望する教員との出願前の事前相談は受け付けていないと案内されています。大学院によっては出願前に教員への連絡が必要な場合もありますが、一橋大学大学院の他研究科や他専攻のルールを法学・国際関係専攻に当てはめないよう注意が必要です。
一方、公開されている教員の研究分野や著作、論文などを調べることは、研究テーマを考えるうえで役立ちます。直接連絡することを前提にするのではなく、自分が研究したいテーマを扱える教員がいるか、どのような研究が行われているかを確認しながら研究計画を具体化していきましょう。
学費について、元となる情報では入学料282,000円、年間授業料535,800円とされています。2028年度入学時の金額については、入試情報とあわせて最新の公式情報を確認してください。
2028年度入学に向けて今から準備できること

2028年度入学を目指す場合、具体的な試験日程が確定するのを待ってから勉強を始める必要はありません。まず24科目の中から受験科目の候補を考え、過去の出題内容を確認します。同時に、自分が大学院で研究したいテーマを書き出し、研究計画書につながる問題意識を整理していきましょう。
その後は、選択科目の基礎知識を固めながら論文を書く練習を増やし、研究計画書についても資料や先行研究を確認しながら内容を具体化していきます。2028年度の募集要項が公表されたら、出願資格、出願期間、必要書類、試験日程、試験科目に変更がないかを確認し、それまでの準備計画を調整します。
法学・国際関係専攻の一般選抜では、専門科目の知識と研究テーマを別々に準備するのではなく、筆記試験、研究計画書、口述試験までをつなげて考えることがポイントです。今の段階では、受験する2科目の候補を決めることと、自分が大学院で研究したいテーマを一文で説明してみることから始めてみてください。
一橋大学大学院の入試日程、出願期間、試験内容、出願資格、必要書類などは年度や研究科、専攻、入試区分によって変更される場合があります。受験を検討する際は、必ず一橋大学の公式サイトおよび受験する研究科の対象年度の最新の募集要項をご確認ください。
志樹舎
では、大学院入試の各種対策に特化した専門性の高いサポートを行っています。
研究計画書から志望理由書・小論文・面接・プレゼン対策まで、どこから手を付けるべきか個別にアドバイスします。
多くの受験生が「もっと早く相談すればよかった」と話されます。
「何から始めればいいか分からない」
「この研究テーマで通用するか不安」
そんな院試受験で迷いや不安がある方は、今すぐ
無料相談
にお申込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。
代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。
早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。
現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。
ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。


