法政大学大学院修了後に研究職・教職を目指すには?アカデミアへの進路を解説
院試専門オンライン予備校「志樹舎」が運営する「法政大学大学院の院試対策ガイド」をご覧いただき、ありがとうございます。今回のテーマは「法政大学大学院修了後に研究職や教職を目指す場合」についてです。
大学院進学を考える方の中には、将来、大学教員や研究機関の研究者を目指したい方、または中学校・高等学校などの教員として専門性を高めたい方もいるでしょう。大学院は、専門分野を深く学び、研究者や教育者としての土台をつくる大切な場所です。
法政大学大学院では、修士課程や博士後期課程を通じて、専門分野に関する高度な学識と研究能力を身につけることができます。ここでは、研究職や教職を目指す場合に、法政大学大学院での学びをどのようにキャリアへつなげていくかを分かりやすく解説します。
研究職を目指すなら博士後期課程まで見据える
研究職を目指す場合、修士課程で専門分野の基礎を深めたうえで、博士後期課程への進学を視野に入れることが重要です。研究者として自立して活動するためには、博士の学位が大きな意味を持ちます。
法政大学大学院では、15研究科の多様な分野で修士・博士の学位取得を目指すことができます。文学、経済学、法学、政治学、社会学、経営学、工学、理学、生命科学、サステイナビリティ学など、自分の専門に合わせて研究を深められる環境があります。
博士後期課程では、単に知識を増やすだけではなく、自分自身の研究テーマについて独自の成果を示すことが求められます。先行研究を踏まえたうえで、新しい視点や理論、分析結果を提示できるかが重要になります。
研究者に必要なのは実績の積み重ね
研究職を目指すうえでは、大学院での研究成果を少しずつ形にしていくことが大切です。修士論文や博士論文だけでなく、学会発表、学術論文の投稿、研究会での報告なども重要な実績になります。
法政大学大学院では、学会等発表補助金や論文掲載料補助、諸外国語による論文等校閲補助、優秀博士論文出版助成金など、研究成果の発信を支える制度が案内されています。こうした制度を活用できれば、国内外での発表や論文投稿にも挑戦しやすくなります。
研究職への道は、短期間で完成するものではありません。修士課程の段階から、指導教員と相談しながら研究計画を立て、発表や投稿の機会を少しずつ増やしていくことが大切です。
「自由を生き抜く実践知」を研究に活かす
法政大学が掲げる「自由を生き抜く実践知」は、単に知識を蓄えるだけではなく、得た知識を社会の中で活かす智慧を重視する考え方です。
研究者を目指す場合も、この考え方は重要です。研究は、専門分野の中だけで完結するものではありません。現代社会が抱える課題と向き合い、自分の研究がどのような意味を持つのかを考えることが求められます。
たとえば、社会科学であれば政策や地域課題、理工系であれば技術開発や社会実装、人文科学であれば文化や歴史の理解を通じた社会への貢献などが考えられます。法政大学大学院での学びは、研究を社会に開かれたものとして考えるきっかけになります。
教職を目指す場合も大学院での学びが強みになる
大学院修了後の進路として、中学校や高等学校などの教員を目指す道もあります。教員として働く場合、大学院で専門分野を深く学んだ経験は、授業づくりや生徒への指導に大きく活きます。
学部で一種免許状を取得している場合、大学院修士課程で必要な単位を修得することで、専修免許状の取得を目指せる場合があります。専修免許状は、より高度な専門性を持つ教員であることを示すものです。
ただし、取得できる免許の種類や必要単位は、研究科や専攻、履修状況によって異なります。教職を目指す方は、出願前に教職課程や免許取得の条件を必ず確認しておきましょう。
教員を目指す人こそ研究経験を大切にする
教員を目指す場合、大学院での研究経験は大きな財産になります。自分で問いを立て、資料を読み、調査し、考えをまとめる経験は、生徒に探究する姿勢を伝えるうえで役立ちます。
近年の教育現場では、知識を一方的に教えるだけでなく、生徒自身が問いを持ち、考え、表現する力を育てることが求められています。大学院で研究に取り組んだ経験がある教員は、探究学習や課題研究の指導でも強みを発揮しやすくなります。
また、専門分野への深い理解があることで、教科内容を表面的に教えるのではなく、背景や考え方まで伝える授業がしやすくなります。大学院での学びは、教育現場での説得力にもつながります。
早い段階からキャリア設計を考える
研究職や教職を目指す場合、一般企業への就職活動とは異なる準備が必要です。研究職であれば、博士後期課程への進学、論文投稿、学会発表、研究テーマの継続性などを長期的に考える必要があります。
教職であれば、免許取得の条件、教員採用試験の時期、教育実習や必要な手続きなどを確認し、研究活動と並行して準備を進める必要があります。
法政大学には、市ケ谷・多摩・小金井の各キャンパスにキャリアセンターが設置されており、進路相談やキャリア形成に関する支援を受けることができます。また、博士人材向けのキャリア情報として、博士Compassのような外部サイトも案内されています。
アカデミアや教職を目指す場合こそ、早い段階から自分の進路を考え、指導教員や大学の支援窓口に相談しながら準備を進めることが大切です。
まとめ
法政大学大学院修了後の進路として、研究職や教職を目指す道があります。研究職を目指す場合は、修士課程だけでなく博士後期課程まで視野に入れ、学会発表や論文投稿などの実績を積み重ねることが重要です。
教職を目指す場合は、大学院で専門性を高めることで、授業づくりや探究学習の指導に活かせる力を身につけることができます。専修免許状の取得を考える場合は、必要な条件を早めに確認しておきましょう。
研究職も教職も、長期的な準備が必要な進路です。法政大学大学院を志望する方は、研究テーマだけでなく、修了後にどのような形で専門性を活かしたいのかまで考えながら、進学準備を進めていきましょう。
※募集要項や入試制度、研究科・専攻の内容、学位、教職課程、免許取得条件、キャリア支援制度は変更される場合があります。出願前には必ず法政大学大学院公式サイトで最新情報をご確認ください。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。
代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。
早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。
現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。
ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。



