社会人大学院の選び方|夜間・土日・オンラインで学べる大学院

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「仕事を続けながら大学院に通いたい」「平日は働いているので、夜間や土日に学べる大学院を探したい」。そんな希望を持っている社会人の方もいるのではないでしょうか。

社会人が大学院進学を考える際、大きな課題になるのが仕事と学業の両立です。研究したいテーマが見つかっても、授業に出席できなければ、進学を実現することは難しくなります。

一方、大学院の中には、社会人が学びやすいように夜間や土曜日に授業を開講したり、オンライン授業を取り入れたりしているところもあります。

ただし、「社会人向け」と案内されている大学院であっても、すべての授業や研究指導が夜間・休日に行われるとは限りません。

また、大学院生活では授業への出席だけでなく、課題や文献調査、研究活動などにも時間が必要です。

そのため、社会人が大学院を選ぶ際には、入学できるかどうかだけでなく、仕事を続けながら修了できる見通しがあるかを考えることが重要です。

さらに、社会人の大学院進学には、もう一つ大切な視点があります。

それは、大学院での学びを通じて、これまでの経験や考え方をどのように発展させたいのかということです。

仕事を続けていると、日々の業務に追われ、自分の経験を立ち止まって振り返る機会が少なくなることがあります。大学院は、そうした経験を学問的な視点から見直し、新しい知識や考え方と結びつける場所にもなります。

この記事では、夜間・土日・オンラインで学べる大学院の特徴を整理しながら、社会人が進学先を選ぶ際に確認したいポイントを具体的に解説します。


社会人が大学院を選ぶときに重要なこと

社会人が大学院を選ぶ際には、研究内容と学習条件の両方を確認する必要があります。

例えば、企業の人材育成について研究したいと考えている場合、経営学や教育学などの研究科が候補になるかもしれません。

しかし、希望する研究テーマを扱っている大学院であっても、授業が平日昼間に集中している場合には、仕事との両立が難しくなることがあります。

反対に、夜間や土日に授業が開講されていても、自分が学びたい分野を扱っていなければ、進学後に物足りなさを感じるかもしれません。

そのため、社会人大学院を探す際には、「何を学べるか」と「どのように学べるか」を分けて確認することが大切です。

さらに、「なぜ今、大学院で学びたいのか」という問いについても考えてみましょう。

例えば、現在の仕事に必要な専門知識を身につけたいのか、将来のキャリアを変えたいのか、長年関心を持っていたテーマを研究したいのかによって、適した大学院は異なります。

志樹舎では、社会人の大学院進学を、単なる資格取得やキャリアアップの手段としてだけではなく、これまでの経験を新たな学びにつなげる機会として捉えています。

大学院を選ぶ段階から、進学後の生活と、そこで実現したい学びの両方を具体的に考えてみましょう。

夜間に学べる大学院とは?

社会人向けの大学院を探していると、夜間に授業を開講している研究科を見つけることがあります。

夜間開講の大学院では、仕事を終えた後に授業へ参加できるよう、夕方以降の時間帯に授業が設定されている場合があります。

例えば、平日の仕事が18時頃に終わる人であれば、その後に大学院へ通う生活を検討できるかもしれません。

ただし、実際に通学できるかどうかは、勤務先からキャンパスまでの移動時間や授業の開始時刻によって異なります。

例えば、仕事が18時に終わっても、大学院まで1時間かかる場合には、18時30分開始の授業には間に合いません。

また、夜間に授業があるからといって、すべての科目を仕事の後に履修できるとは限りません。

必修科目の一部が昼間に開講されていたり、集中講義が別の時間帯に行われたりする場合もあります。

さらに、研究指導やゼミの時間が、通常の授業時間とは異なることもあります。

そのため、夜間開講の大学院を検討する際には、実際の時間割を確認することが重要です。

可能であれば、直近の時間割だけでなく、修了までに必要な科目をどの時間帯で履修できるのかも調べてみましょう。

土日に学べる大学院とは?

平日の仕事が忙しい社会人にとって、土曜日や日曜日に授業を受けられる大学院は魅力的な選択肢です。

例えば、平日は仕事に集中し、土曜日に大学院の授業を受けるという学び方が考えられます。

ただし、土日に授業を開講している大学院でも、すべての科目が休日に設定されているとは限りません。

また、土曜日に複数の授業をまとめて受ける場合には、一日の拘束時間が長くなることがあります。

例えば、午前から夕方まで授業が続く場合、大学院で過ごす時間に加えて、予習や復習の時間も必要になります。

さらに、授業のない日にも、課題や研究活動に取り組む時間が必要です。

土曜日に授業を受け、日曜日に課題や文献調査を進める生活になる可能性もあります。

このような生活では、休日が学習時間に置き換わるため、十分な休息を確保できるかどうかも重要になります。

特に、平日の仕事で残業が多い人や、休日にも仕事が入る可能性がある人は、大学院の授業を継続して受けられるか慎重に考える必要があります。

土日開講の大学院を検討する際には、休日に授業があるかどうかだけでなく、平日にどの程度の学習時間が必要になるのかも確認しましょう。

社会人が仕事の後や休日に大学院の授業について調べるイメージ

オンラインで学べる大学院とは?

大学院の中には、オンライン授業を取り入れているところもあります。

オンライン授業には、決められた時間に参加する形式や、配信された教材を利用して学習する形式などがあります。

決められた時間に参加する形式は、一般に同時双方向型などと呼ばれ、教員や他の学生とリアルタイムで議論できる場合があります。

一方、録画された授業などを利用する形式では、一定の期間内であれば、自分の都合に合わせて学習を進められる場合があります。

例えば、仕事が不規則な社会人にとっては、通学時間を減らせることが大きな利点になるでしょう。

ただし、オンライン授業を取り入れている大学院であっても、すべての授業や研究指導をオンラインで受けられるとは限りません。

入学時のガイダンスや研究発表、実習などで、大学への来校が必要になる場合があります。

また、オンライン授業であっても、決められた時間への出席や課題提出が求められる場合があります。

オンラインで学べることは、必ずしも好きな時間に自由に学べることを意味しません。

そのため、オンラインで学べる大学院を探す際には、どの科目がオンラインに対応しているのか、出席や課題提出の条件はどうなっているのかを確認することが大切です。

オンライン大学院なら全国どこからでも通える?

オンライン授業がある大学院であれば、遠方からでも学べる可能性があります。

例えば、地方に住んでいる社会人が、都市部の大学院で開講されているオンライン授業を受けることも考えられます。

しかし、オンライン授業があることと、完全に通学せずに修了できることは同じではありません。

大学院によっては、特定の授業や研究活動について対面参加が求められる場合があります。

また、研究テーマによっては、実験や現地調査などが必要になることもあるでしょう。

例えば、地域社会を研究する場合には、現地でのインタビュー調査や資料収集が必要になる可能性があります。

一方、文献研究を中心とするテーマであっても、図書館や研究施設を利用するために通学が必要になる場合があります。

そのため、遠方の大学院を検討する際には、授業形態だけでなく、研究指導や修了要件も確認する必要があります。

特に、仕事や家庭の事情で長期間の移動が難しい場合には、年間の通学回数や対面参加が必要な時期を具体的に調べておきましょう。

社会人向けの大学院と社会人特別選抜は同じではない

大学院を探していると、「社会人向け」「社会人対象」「社会人特別選抜」といった言葉を目にすることがあります。

しかし、これらは必ずしも同じ意味ではありません。

例えば、社会人向けの授業時間が設定されている大学院であっても、入試では一般選抜を受験する場合があります。

一方、社会人特別選抜が設けられていても、授業が夜間や休日に開講されているとは限りません。

つまり、社会人が出願しやすい入試制度と、社会人が通いやすい授業形態は、別々に確認する必要があります。

また、社会人特別選抜では、一定の実務経験が出願条件になっている場合があります。

例えば、卒業後の実務経験年数が条件になっている場合や、特定の職業経験が評価される場合などです。

そのため、社会人向けの大学院を探す際には、入試制度、授業時間、研究指導の方法をそれぞれ確認しましょう。

仕事を続けながら修士課程を修了できる?

仕事を続けながら大学院へ通い、修士課程の修了を目指すことは可能です。

ただし、実際に両立できるかどうかは、仕事の状況や大学院の教育課程によって異なります。

修士課程では、授業で必要な単位を修得するだけでなく、研究指導を受けながら修士論文などの作成に取り組む場合があります。

そのため、授業への出席時間だけを確保すればよいわけではありません。

例えば、平日の夜に授業を受ける場合でも、授業前の予習や授業後の課題、研究のための文献調査などが必要になります。

また、修士論文の提出が近づく時期には、研究や執筆にまとまった時間が必要になることもあるでしょう。

ここで考えておきたいのは、大学院での学びには、時間をかけて考える過程が含まれているということです。

授業に出席し、課題を提出するだけでなく、文献を読み、疑問を整理し、自分の考えを文章にまとめる時間が必要になります。

こうした時間を確保するためには、仕事と学業の両立を、単なるスケジュール調整として捉えないことが大切です。

大学院で何を学びたいのかを明確にし、そのために生活の中でどのような時間を確保できるのかを考えましょう。

社会人大学院生の1週間を考えてみよう

大学院進学を検討する際には、入学後の1週間を具体的に想像してみると役立ちます。

例えば、平日にフルタイムで働き、週2回の夜間授業と土曜日の授業を受ける場合を考えてみましょう。

月曜日は仕事を終えた後に授業の予習を行い、火曜日は夜間授業に参加します。

水曜日は仕事の後に課題を進め、木曜日は再び夜間授業を受けます。

金曜日は授業の復習や研究資料の整理に時間を使い、土曜日は大学院で授業を受けます。

そして日曜日には、研究に必要な文献を読んだり、レポートを作成したりすることが考えられます。

もちろん、これは一例であり、実際の時間割や必要な学習時間は大学院によって異なります。

また、仕事の繁忙期には、予定していた学習時間を確保できないこともあるでしょう。

そのため、毎週同じ時間を学習に使えると考えるのではなく、余裕のある週に研究を進めるなど、柔軟な計画を立てることも重要です。

さらに、休息や家事、家族との時間なども必要です。

大学院進学は数週間で終わるものではありません。継続して学び続けるためには、無理のない生活設計が欠かせません。

仕事と大学院の授業、研究時間を両立するために週間スケジュールを整理するイメージ

仕事が忙しい社会人は長期履修制度も確認しよう

仕事と学業の両立を考える際には、長期履修制度について調べてみることも役立ちます。

長期履修制度とは、職業を有しているなどの事情がある学生が、標準修業年限を超える一定の期間にわたり、計画的に教育課程を履修できる制度です。

例えば、標準修業年限が2年間の修士課程について、大学院が認める条件のもとで、3年間などの履修計画を立てられる場合があります。

この制度を利用できれば、1年間に履修する授業数を調整し、仕事と学業の両立を図れる可能性があります。

ただし、すべての大学院で長期履修制度が設けられているわけではありません。

また、申請できる時期や対象者、授業料の取り扱いなどは大学院によって異なります。

特に注意したいのは、長期履修制度を利用すれば必ず学費が安くなるわけではないという点です。

制度によっては、標準修業年限分の授業料を長期履修期間に分けて納付する仕組みが設けられている場合もありますが、具体的な取り扱いは大学院によって異なります。

そのため、長期履修制度を検討する際には、利用条件や申請方法、修了までに必要な費用を確認しましょう。

社会人大学院では研究テーマと仕事を結びつけるべき?

社会人が大学院へ進学する場合、現在の仕事に関係するテーマを研究したいと考える人もいるでしょう。

例えば、人事部門で働いている人が、社員の学習意欲や人材育成について研究することが考えられます。

また、営業職として働いている人が、顧客との信頼関係や購買行動について研究したいと考える場合もあるでしょう。

このように、仕事で経験した問題を研究テーマにつなげることで、自分の経験を生かしながら学べる可能性があります。

ただし、社会人だからといって、現在の仕事に関係するテーマを研究しなければならないわけではありません。

例えば、企業で働いている人が、歴史学や文学、哲学などについて研究したいと考えることもあります。

志樹舎では、社会人の大学院進学において、仕事に直接役立つかどうかだけで学びの価値を判断する必要はないと考えています。

仕事とは異なる分野を学ぶことで、これまで当たり前だと思っていた考え方を見直すきっかけが生まれることもあります。

また、専門分野の異なる人々と議論することで、自分の経験を別の視点から捉えられるようになるかもしれません。

大学院進学の目的は人によって異なります。自分が本当に学びたいことを大切にしましょう。

なお、仕事で扱う情報を研究に利用したい場合には、会社の機密情報や個人情報の取り扱いに注意が必要です。必要な許可や研究倫理上の手続きについて、大学院や勤務先に確認しましょう。

会社に大学院進学を相談する必要はある?

仕事を続けながら大学院へ通う場合、勤務先との調整が必要になることがあります。

例えば、夜間授業に出席するために、残業時間を調整したい場合です。

また、研究発表や集中講義などで、平日に休暇を取得する必要が生じることもあります。

そのため、大学院進学を具体的に考える段階で、勤務先の就業規則や休暇制度などを確認しておくとよいでしょう。

ただし、大学院進学について勤務先に報告する義務があるかどうかは、就業規則や個別の事情によって異なります。

また、会社によっては、社員の学び直しを支援する制度が設けられている場合があります。

例えば、学費の一部を補助する制度や、研修・教育に関する休暇制度などです。

こうした制度を利用できるかどうかも、事前に確認しておくとよいでしょう。

さらに、進学後に仕事の状況が変わる可能性についても考えておくことが大切です。

例えば、異動や転勤、役職の変更によって、勤務時間や勤務地が変わる場合があります。

大学院進学を検討する際には、現在の働き方だけでなく、修了までの期間に起こり得る変化も想定しておきましょう。

社会人大学院の入試では何を確認すればよい?

社会人が大学院へ進学する際には、入試制度についても確認する必要があります。

大学院によっては、一般選抜のほかに、社会人特別選抜などの入試区分が設けられている場合があります。

社会人特別選抜では、実務経験や志望理由、研究計画書などが選考で重視される場合があります。

ただし、社会人特別選抜だからといって、必ず筆記試験が免除されるわけではありません。

また、一定の実務経験が出願資格として求められる場合もあります。

そのため、募集要項を確認し、自分がどの入試区分で出願できるのかを調べましょう。

さらに、研究計画書や志望理由書の提出が必要な場合には、仕事での経験と大学院で学びたいことを整理しておくことが重要です。

例えば、仕事で経験した課題を研究テーマにしたい場合には、その課題をどのような学問的視点から検討したいのかを考える必要があります。

単に「仕事に役立てたい」という理由だけではなく、「なぜ大学院で学ぶ必要があるのか」を説明できるようにしておきましょう。

社会人大学院を選ぶための6つのチェックポイント

社会人が大学院を比較する際には、次の6つの視点から確認してみましょう。

一つ目は、研究内容です。自分が学びたい分野や研究したいテーマを扱っているかを確認します。

二つ目は、授業時間です。夜間や土日など、仕事と両立できる時間帯に授業が開講されているかを調べます。

三つ目は、オンライン対応です。どの授業がオンラインで受けられるのか、対面参加が必要な機会はあるのかを確認します。

四つ目は、研究指導の方法です。指導教員との面談やゼミが、どのような時間帯や形式で行われるのかを調べます。

五つ目は、修了までの期間です。標準修業年限で修了できる見通しがあるか、長期履修制度を利用できるかを確認します。

六つ目は、費用です。入学料や授業料だけでなく、通学費や研究活動に必要な費用なども考えましょう。

これらの条件を比較表にまとめることで、仕事を続けながら学びやすい大学院を探しやすくなります。

また、条件を比較する際には、すべてを同じ重要度で考える必要はありません。

例えば、仕事を辞めずに進学したい人にとっては、授業時間や通学条件が重要になるでしょう。

一方、特定の研究テーマに取り組みたい人にとっては、指導教員や研究環境が優先されるかもしれません。

自分が譲れない条件と、調整できる条件を整理しておくことが大切です。

大学院の説明会では仕事との両立について質問しよう

大学院の公式サイトだけでは、実際の学習環境がわかりにくいことがあります。

そのような場合には、大学院の説明会などを活用する方法があります。

例えば、「社会人学生はどの程度在籍しているか」「仕事を続けながら修了した学生はいるか」といった質問が考えられます。

また、「研究指導は平日昼間に行われることがあるか」「修士論文の作成にはどの程度の時間が必要か」といった点も確認するとよいでしょう。

さらに、オンライン授業を希望している場合には、対面参加が必要な授業や研究活動について質問することも重要です。

大学院の説明会では、制度の説明だけでなく、実際の学習生活を想像できる情報を集めることが大切です。

可能であれば、社会人学生や修了生の経験談を聞いてみるのもよいでしょう。

例えば、仕事の繁忙期にどのように学習時間を確保したのか、修士論文の執筆をどのように進めたのかといった話は、進学後の生活を考える参考になります。

ただし、学生の学習時間や修了までの期間には個人差があります。説明会で聞いた事例をそのまま自分に当てはめず、現在の仕事や生活状況と照らし合わせて考えましょう。

社会人向け大学院の説明会や募集要項を確認し、仕事との両立条件を調べるイメージ

社会人が大学院を選ぶときに避けたい失敗

社会人が大学院を選ぶ際に注意したいのは、授業時間だけを見て進学先を決めてしまうことです。

例えば、夜間授業があるという理由で進学を決めても、研究指導や実習などで平日昼間の参加が必要になる場合があります。

また、授業に出席できても、課題や研究に取り組む時間を確保できず、学習が負担になることもあるでしょう。

さらに、学費だけを比較し、通学時間や生活への影響を十分に考えないまま進学先を決めてしまう場合もあります。

もう一つ注意したいのは、大学院進学によって何を実現したいのかが曖昧なまま、通いやすさだけで進学先を決めてしまうことです。

例えば、オンラインで学べるという理由だけで大学院を選んでも、自分の関心に合う研究テーマを扱っていなければ、学び続ける意欲を保つことが難しくなるかもしれません。

こうした問題を防ぐためには、入学後の生活を具体的に想像しながら大学院を比較することが重要です。

1週間のうち何時間を学習に使えるのか、仕事の繁忙期にはどのように対応するのか、研究にまとまった時間を確保できるのかを考えてみましょう。

また、修了までに必要な費用についても、無理のない計画を立てておくことが大切です。

社会人にとって大学院で学び直す意味とは?

社会人が大学院へ進学する理由は、資格取得や昇進、転職など、具体的な目標だけではありません。

仕事を続ける中で、「今のやり方は本当に正しいのだろうか」「自分の経験だけで判断していないだろうか」と疑問を持つこともあるでしょう。

大学院では、そうした疑問を専門的な知識や研究方法を使って考えることができます。

例えば、管理職として部下の育成に悩んでいる人が、組織行動論や教育学を学ぶことで、これまでとは異なる視点から問題を捉えられるようになるかもしれません。

また、長年同じ業界で働いてきた人が、異なる専門分野の学生と議論することで、自分の業界では当然だと思っていた考え方を見直すこともあるでしょう。

志樹舎では、社会人の学び直しにおいて大切なのは、知識を増やすことだけではなく、自分の経験を問い直す姿勢だと考えています。

経験が豊富であることは、大学院で学ぶ際の強みになります。

しかし、その経験を絶対的な正解として扱うのではなく、学問の視点から検討し直すことで、新たな発見につながる可能性があります。

大学院は、これまで積み重ねてきた経験を否定する場所ではありません。その経験を新しい知識と結びつけ、さらに深い理解へと発展させる場所でもあるのです。

まとめ|社会人大学院は「通える」だけでなく「学び続けられる」で選ぼう

社会人が大学院へ進学する際には、研究内容と学習条件の両方を確認することが重要です。

夜間や土日に授業を開講している大学院や、オンライン授業を取り入れている大学院は、仕事を続けながら学ぶための選択肢になります。

ただし、授業が夜間や休日に開講されていても、研究指導や実習などが同じ時間帯に行われるとは限りません。

そのため、大学院を選ぶ際には、授業時間だけでなく、研究指導の方法や修了要件なども確認する必要があります。

また、仕事と学業を両立するためには、課題や研究活動に取り組む時間を確保することも大切です。

必要に応じて、長期履修制度や勤務先の支援制度なども調べてみましょう。

そして、社会人が大学院を選ぶ際には、「なぜ今、大学院で学びたいのか」という問いにも向き合ってみてください。

大学院での学びは、仕事に役立つ知識を得る機会であると同時に、自分の経験や考え方を新たな視点から見直す機会にもなります。

志樹舎では、社会人の大学院進学を、人生の中で学びを深めるための前向きな選択肢として捉えています。

入学できるかどうかだけでなく、修了まで学び続けられるか、そして自分が本当に学びたいことに取り組めるかを大切にしながら、進学先を検討していきましょう。

次回は「MBAと一般的な大学院はどう違う?目的に合った進学先の選び方」をテーマに、MBAと研究を中心とする大学院の違いを整理し、社会人のキャリア形成や学び直しとの関係について解説します。

※大学院の授業時間、オンライン対応、研究指導の方法、長期履修制度、出願資格、学費、修了要件などは大学院・研究科によって異なります。最新の情報は、各大学院の公式サイトや募集要項で必ずご確認ください。

志樹舎では、大学院入試の各種対策に特化した専門性の高いサポートを行っています。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

小杉樹彦(志樹舎 創業者)

この記事を監修した人

小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)

志樹舎 創業者/博士(学術)

慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。