独学と予備校、関西大学大学院合格に必要な対策量を比較する

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今回のテーマは「独学と予備校、関西大学大学院合格に必要な対策量を比較する」です。

関西大学大学院を目指すとき、「独学で準備できるのか」「予備校を利用したほうがいいのか」と迷う方は少なくありません。大学院入試では、研究計画書の作成、指導教員探し、出願書類の準備、筆記試験や口述試験の対策など、複数の準備を同時に進める必要があります。

大切なのは、独学と予備校のどちらが絶対に有利かを考えることではなく、自分がどこまで一人で準備でき、どこに第三者の力が必要なのかを見極めることです。この記事では、それぞれに必要な対策量や時間の使い方を比較します。


独学では自分で準備全体を管理する必要がある

独学の大きなメリットは、費用を抑えながら、自分のペースで準備できることです。研究テーマがすでに固まっていて、論文を読む習慣があり、文章を書くことにも慣れている方であれば、独学でも十分に準備を進められる場合があります。

一方で、独学では情報収集から研究計画書の見直し、試験対策まで、すべて自分で管理しなければなりません。関西大学大学院は研究科や入試区分によって試験内容や必要書類が異なるため、まず募集要項を読み、自分が何を準備すべきか整理する必要があります。

情報を調べる時間も対策時間の一部として考えておくことが大切です。


研究計画書は独学で差が出やすい

独学で特に難しいのが研究計画書です。文章として読みやすくても、研究テーマが広すぎたり、先行研究との関係が弱かったり、研究方法が具体化されていなかったりすることがあります。

自分で書いた文章は、自分では内容を理解しているため、説明不足に気づきにくいものです。「なぜそのテーマなのか」「何を明らかにしたいのか」「どのような方法で研究するのか」が、初めて読む人にも伝わるかを確認する必要があります。

独学の場合は、初稿を書いた後に数日置いて読み直したり、大学院進学経験者など第三者に読んでもらったりする時間も予定に入れておきましょう。


予備校を利用すると修正の方向を確認しやすい

予備校を利用するメリットの一つは、研究計画書や出願書類について第三者からフィードバックを受けられることです。自分では気づかなかった論理の飛躍や、説明が不足している部分を指摘してもらうことで、修正すべきポイントが見えやすくなります。

また、口述試験がある場合には、模擬面接などを通じて研究計画を声に出して説明する練習ができます。文章では説明できても、実際に質問されるとうまく答えられないことは珍しくありません。

ただし、予備校を利用すれば準備をすべて任せられるわけではありません。論文を読み、研究テーマを考え、自分の言葉で説明する作業は本人が行う必要があります。


必要な対策量は研究テーマの完成度で変わる

独学か予備校かを考える際は、現在の準備状況を確認してみましょう。すでに研究テーマが明確で、先行研究もある程度読んでおり、指導を希望する教員も決まっている場合は、必要なサポートは少なくなります。

一方、「興味のある分野はあるが研究テーマになっていない」「研究計画書を書いたことがない」「どの教員を選べばよいか分からない」という段階であれば、テーマ設定から時間をかける必要があります。

出願までの残り期間も重要です。時間に余裕がある場合は試行錯誤しながら独学で進められますが、出願まで数か月しかない場合は、修正の方向を早く確認できる環境を利用する方法もあります。


社会人は対策時間そのものより迷う時間を減らす

働きながら大学院を目指す社会人の場合、平日に確保できる時間が限られます。例えば平日に30分から1時間、休日に2〜3時間確保できたとしても、募集要項の確認や教員探しだけで時間を使ってしまうと、研究計画書を書く時間が足りなくなることがあります。

そのため、「何時間勉強するか」だけではなく、「その時間で何を終わらせるか」を決めることが重要です。平日は論文を読む、休日は研究計画書を書くなど、作業を分けると進めやすくなります。

予備校を利用する場合も、浮いた時間を何に使うかを決めておきましょう。情報整理を任せられる部分があるなら、その分を文献調査や試験勉強に使うという考え方ができます。


独学と予備校を組み合わせる方法もある

すべてを独学で行うか、最初から最後まで予備校を利用するかという二択で考える必要はありません。

例えば、募集要項の確認、教員探し、先行研究の収集までは自分で行い、研究計画書の添削だけ第三者に依頼する方法があります。反対に、研究計画書は自分で作成し、口述試験の模擬面接だけ利用する方法も考えられます。

自分が苦手な部分だけ外部の力を借りれば、費用を抑えながら必要な対策を補うことができます。


情報は必ず公式情報で確認する

独学の場合、インターネットやSNSで大学院入試について調べることも多いでしょう。ただし、過去の受験体験談が現在の入試制度と同じとは限りません。

予備校を利用する場合も同様で、最終的な確認は大学院の公式サイトと対象年度の募集要項で行うことが基本です。特に入試日程、出願期間、必要書類、試験内容、教員への事前連絡の方法などは、年度や研究科によって変わる可能性があります。

情報源を一つに頼るのではなく、公式情報を基準に準備を進めましょう。


口述試験は一人で練習しにくい

研究計画書は一人でも何度も書き直せますが、口述試験は相手から質問されるため、一人での対策には限界があります。

まずは「なぜこの研究テーマなのか」「先行研究では何が分かっているのか」「なぜこの研究方法なのか」「なぜ関西大学大学院なのか」といった想定質問を10個程度作り、自分で回答してみましょう。

そのうえで、家族や知人、大学院受験に詳しい人、予備校などに質問役をお願いすると、想定外の質問に答える練習ができます。研究計画書を暗記するのではなく、質問に応じて内容を説明できる状態を目指してください。


費用だけではなく必要な時間も含めて比較する

独学は費用を抑えられますが、調査や試行錯誤に時間がかかる場合があります。予備校には費用がかかりますが、自分が迷っている部分について早めに方向を確認できることがあります。

そのため、単純に「安いか高いか」だけで比較するのではなく、出願までに使える時間、自分の現在の準備状況、必要なサポートを合わせて考えることが大切です。

予備校を検討する場合は、いきなり申し込むのではなく、無料相談や体験できる機会があれば利用し、自分が必要としているサポートを受けられるか確認してから判断するとよいでしょう。


まずは自分だけで研究テーマを説明してみよう

独学と予備校のどちらが合っているか迷っている方は、まず現在の自分の準備状況を確認してみてください。

研究テーマを1分程度で説明し、「何を研究したいのか」「なぜ研究したいのか」「どのように調べるのか」「どの教員の指導を希望するのか」を答えられるか確認します。さらに、募集要項を読み、自分に必要な出願書類や試験対策を一覧にしてみましょう。

ここまで一人で整理できるのであれば、独学を中心に進める選択肢があります。反対に、研究テーマがまとまらない、研究計画書の良し悪しを判断できない、出願までの時間が足りないという場合は、必要な部分だけ第三者のサポートを利用する方法もあります。自分の課題を具体的にしたうえで、最も準備を進めやすい方法を選びましょう。


※関西大学大学院の入試日程、出願期間、入試区分、試験内容、必要書類、口述試験の有無、教員への事前連絡方法などは研究科や年度によって変更される場合があります。出願を検討している方は、必ず関西大学大学院の公式サイトおよび対象年度の最新の募集要項をご確認ください。

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

小杉樹彦(志樹舎 創業者)

小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。 代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。 早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。 現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。 ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。