法政大学大学院の修士課程と博士後期課程の違いとは?取得できる学位も解説

院試専門オンライン予備校「志樹舎」が運営する「法政大学大学院の院試対策ガイド」をご覧いただき、ありがとうございます。今回のテーマは「法政大学大学院の修士課程と博士後期課程の違い、取得できる学位」についてです。

大学院進学を考え始めると、「修士課程と博士後期課程は何が違うのか」「修了するとどのような学位が取得できるのか」と気になる方も多いのではないでしょうか。大学院は学部とは異なり、研究テーマや将来のキャリアによって選ぶ課程が変わります。

法政大学大学院は、15研究科、31専攻、3つのインスティテュートを持つ総合大学院です。人文科学、社会科学、自然科学、工学、スポーツ健康学など幅広い分野で、修士・博士の学位取得を目指すことができます。ここでは、修士課程と博士後期課程の違い、そして法政大学大学院で取得できる学位について分かりやすく整理します。


修士課程とは何か

修士課程は、大学を卒業した後に進学する大学院の課程で、標準的な修業年限は2年間です。研究科によっては「博士前期課程」と呼ばれることもありますが、基本的には修士の学位取得を目指す課程と考えると分かりやすいです。

修士課程では、学部で学んだ内容をさらに深め、専門分野に関する高度な知識や研究方法を身につけます。授業を受けるだけではなく、指導教員のもとで研究テーマを決め、先行研究を読み、調査や分析を行い、最終的には修士論文などにまとめていきます。

法政大学大学院でも、多くの研究科で修士課程が設置されています。学部からそのまま進学する方だけでなく、社会人として働きながら専門性を高めたい方も学んでいます。研究科によっては夜間開講や昼夜開講もあるため、仕事と学びを両立しやすい点も特徴です。


博士後期課程とは何か

博士後期課程は、修士課程を修了した後に進学する課程で、標準的な修業年限は3年間です。より高度な研究能力を身につけ、自立した研究者や高度専門職業人として活動する力を養うことを目的としています。

修士課程では、専門分野の基礎を深めながら研究の進め方を学ぶことが中心になります。一方、博士後期課程では、自分自身の研究テーマについて独自性のある成果を出すことが求められます。先行研究を踏まえたうえで、新しい知見を示せるかどうかが重要になります。

博士後期課程を修了し、博士論文の審査に合格すると、博士の学位が授与されます。大学教員や研究機関の研究者を目指す方にとっては重要な学位ですが、近年では民間企業や行政、専門職の分野でも博士人材への評価が高まっています。


法政大学大学院で取得できる修士の学位

法政大学大学院では、研究科や専攻に応じてさまざまな修士の学位を取得できます。学位名は「修士(〇〇)」のように、専門分野が括弧内に示されます。

人文科学分野では、人文科学研究科において修士(哲学)、修士(文学)、修士(歴史学)、修士(地理学)、修士(心理学)、修士(学術)などの学位取得を目指せます。国際文化研究科では、修士(国際文化)の学位が授与されます。

社会科学分野では、経済学研究科の修士(経済学)、法学研究科の修士(法学)、政治学研究科の修士(政治学)や修士(国際政治学)、社会学研究科の修士(社会学)、経営学研究科の修士(経営学)などがあります。

また、公共政策研究科では修士(公共政策学)や修士(サステイナビリティ学)、キャリアデザイン学研究科では修士(キャリアデザイン学)、人間社会研究科では修士(福祉社会)や修士(臨床心理学)などを取得できます。スポーツ健康学研究科では修士(スポーツ健康学)の学位が用意されています。


理工系分野で取得できる修士の学位

法政大学大学院は理工系分野も充実しています。理工学研究科やデザイン工学研究科では、専門分野に応じて修士(工学)、修士(理学)、修士(理工学)、修士(生命科学)などを取得できます。

たとえば、機械工学、電気電子工学、応用情報工学、システム理工学、応用化学、生命機能学など、研究テーマに合わせて幅広い学びの選択肢があります。情報科学研究科では、情報技術やシステム、データ処理などを専門的に学ぶことができます。

理工系の大学院では、研究成果が企業での技術開発や製品開発、社会実装につながることもあります。そのため、研究者を目指す方だけでなく、技術職や専門職としてキャリアを広げたい方にとっても、修士の学位は大きな強みになります。


法政大学大学院で取得できる博士の学位

博士後期課程を修了し、博士論文の審査に合格すると、博士の学位が授与されます。法政大学大学院では、修士課程と同じく幅広い分野で博士号の取得を目指せます。

取得できる学位には、博士(哲学)、博士(文学)、博士(歴史学)、博士(経済学)、博士(法学)、博士(政治学)、博士(社会学)、博士(経営学)、博士(工学)、博士(理学)などがあります。

さらに、博士(国際文化)、博士(人間福祉)、博士(公共政策学)、博士(サステイナビリティ学)、博士(生命科学)、博士(スポーツ健康学)など、現代社会の課題に対応した専門性の高い学位もあります。

博士号は、研究者としての専門性を示すだけでなく、長期間にわたって一つのテーマを深く追究し、論理的に成果をまとめる力の証明にもなります。専門性を活かして大学、研究機関、企業、行政などで活躍したい方にとって、重要な選択肢となるでしょう。


学位は将来のキャリアを考える手がかりになる

大学院で取得する学位は、単なる修了証明ではありません。どの分野で専門性を高め、どのような研究を行ってきたのかを示す大切なものです。

たとえば、修士の学位は、専門分野に関する高度な知識と研究能力を持っていることを示します。企業への就職や転職、専門職へのキャリアアップを考える際にも、自分の強みを伝える材料になります。

博士の学位は、さらに高度な研究能力と独自の知見を持っていることを示します。大学教員や研究者を目指す場合はもちろん、高度な分析力や課題解決力が求められる分野でも評価されやすい学位です。

法政大学大学院を志望する際は、研究科名だけでなく、取得できる学位や修了後の進路まで確認しておくことが大切です。自分が将来どのような分野で活躍したいのかを考えながら、課程や研究科を選ぶようにしましょう。


まとめ

法政大学大学院では、標準修業年限2年間の修士課程と、標準修業年限3年間の博士後期課程が多くの研究科で設置されています。修士課程では専門分野の知識と研究能力を深め、博士後期課程では自立した研究者として独自の研究成果を出す力を養います。

また、法政大学大学院では、修士(文学)、修士(経済学)、修士(法学)、修士(工学)、修士(スポーツ健康学)など、多様な学位の取得を目指せます。博士後期課程でも、博士(文学)、博士(経済学)、博士(工学)、博士(生命科学)など、幅広い分野で博士号取得が可能です。

大学院進学を考える際は、入試科目や倍率だけでなく、どの課程で何を学び、どの学位を取得したいのかまで考えることが大切です。学位の意味を理解することで、自分に合った研究科選びや志望理由の整理もしやすくなるでしょう。


※募集要項や入試制度、取得できる学位、研究科・専攻の内容は変更される場合があります。出願前には必ず法政大学大学院公式サイトで最新情報をご確認ください。

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

小杉樹彦(志樹舎 創業者)

小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。 代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。 早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。 現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。 ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。