「いま」と向き合い「学際」を目指す!明治大学情報コミュニケーション研究科の特色とは?
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今回のテーマは「『いま』と向き合い『学際』を目指す!明治大学情報コミュニケーション研究科の特色とは?」です。
大学院入試に向けて研究テーマを考えている皆さんの中には、「自分が研究したいことは、法学や文学、経営学など一つの分野だけでは説明しきれない」と感じている方もいるのではないでしょうか。
現代社会の課題は、情報、メディア、社会制度、文化、心理、経済など、さまざまな要素が重なり合っています。
そのため、一つの学問分野だけに閉じず、複数の視点から研究テーマを考えることが大切になっています。
明治大学大学院の情報コミュニケーション研究科は、「いま」と向き合い、「学際」を目指す研究科として、現代社会の複雑な課題に取り組むための学びを提供しています。
今回は、情報コミュニケーション研究科の特色や、大学院入試で意識したいポイントについて、受験生の目線で分かりやすく解説します。
情報コミュニケーション研究科とは
明治大学大学院の情報コミュニケーション研究科は、2008年に修士課程として設置されました。
その後、2010年には博士前期課程・博士後期課程へと再編され、情報化が進む社会を多角的に研究する場として発展してきました。
この研究科の特徴は、情報やコミュニケーションを中心にしながら、社会の「いま」に向き合う点にあります。
インターネットやSNSの普及により、人と人とのつながり方、情報の広がり方、社会の意思決定の仕組みは大きく変化しました。
たとえば、SNS上の情報拡散、メディアと世論の関係、若者文化、ジェンダー、地域社会、企業広報、デジタル社会の課題などは、いずれも現代的な研究テーマになり得ます。
こうしたテーマは、一つの分野だけで捉えるのが難しいため、学際的な視点が必要になります。
「学際」とは何か
情報コミュニケーション研究科を考えるうえで重要なのが、「学際」という言葉です。
学際とは、複数の学問分野をまたいで研究することを意味します。
たとえばSNSを研究する場合、情報技術の知識だけでなく、社会学、心理学、メディア論、政治学、経営学などの視点が関わってきます。
企業の情報発信を研究する場合も、広報やマーケティングだけでなく、消費者心理、社会的責任、メディア環境などを合わせて考える必要があります。
このように、現代社会の課題は一つの専門分野だけでは十分に説明できないことが多くあります。
情報コミュニケーション研究科では、こうした複雑なテーマに対して、複数の視点を組み合わせながら研究を進めることができます。
自分の関心が既存の学問分野にきれいに収まらないと感じている方にとって、学際的な環境は大きな魅力になるはずです。
なぜ「いま」と向き合うことが重要なのか
情報コミュニケーション研究科の魅力は、現代社会の変化を正面から扱える点にあります。
私たちの生活は、スマートフォン、SNS、動画配信、AI、オンライン学習、デジタル広告などによって大きく変わりました。
情報の受け取り方や発信の仕方が変わったことで、人間関係、政治参加、消費行動、学び方、働き方にも影響が出ています。
こうした変化は、まさに現在進行形で起きています。
そのため、情報コミュニケーション研究科では、過去の理論を学ぶだけでなく、「いま社会で何が起きているのか」を丁寧に観察する姿勢が求められます。
大学院での研究では、自分の身近な問題意識を出発点にしながら、それを学問的な問いへと深めていくことが大切です。
たとえば「SNSでなぜ炎上が起きるのか」「若者はニュースをどのように受け取っているのか」「企業の発信は信頼形成にどう影響するのか」といった問いも、研究テーマとして発展させることができます。
明治大学大学院の横断的な学びとの相性
明治大学大学院には、情報コミュニケーション研究科を含めて12の研究科があります。
法学、商学、政治経済学、経営学、文学、理工学、農学、先端数理科学、教養デザイン、国際日本学、グローバル・ガバナンスなど、多様な分野がそろっています。
このような総合大学院の環境は、情報コミュニケーション研究科で学ぶうえでも大きな強みになります。
たとえばメディアと政治を研究する場合、政治経済学の視点が役立ちます。
企業の情報発信を研究する場合、商学や経営学の知識が関わってきます。
文化や表現を扱う場合には、文学や国際日本学の視点も重要になります。
また、データ分析や情報技術に関心がある場合には、理工学や先端数理科学の考え方も参考になります。
明治大学大学院では、研究科横断科目型カリキュラムなどを通じて、所属研究科の枠を超えた学びに触れる機会があります。
情報コミュニケーション研究科の学際性をより深めるうえで、この環境は大きな支えになります。
大学院入試で意識したいポイント
情報コミュニケーション研究科を志望する場合、研究計画書や面接では「なぜこの研究科で学びたいのか」を具体的に説明することが大切です。
特に重要なのは、自分の研究テーマが現代社会のどのような課題と関係しているのかを整理することです。
たとえば、SNS、メディア、情報格差、若者文化、企業広報、地域社会、デジタル社会、国際コミュニケーションなど、自分の関心がどこにあるのかを明確にしてみましょう。
次に、そのテーマを考えるために、どのような複数の視点が必要なのかを説明できるようにします。
社会学、心理学、メディア論、経営学、政治学、文化研究など、自分の研究に関わる学問分野を整理すると、研究計画に説得力が出ます。
「一つの分野では捉えきれない現代的な課題だからこそ、情報コミュニケーション研究科で学びたい」という流れを作れると、志望理由が自然になります。
制度名やキャッチフレーズを並べるだけでなく、自分の研究テーマと結びつけて語ることが大切です。
研究テーマを考える具体例
情報コミュニケーション研究科を目指す方は、身近な関心を研究テーマに発展させやすい点も魅力です。
たとえば、SNSの投稿やコメント欄に関心がある場合、単なるネット文化の観察で終わらせるのではなく、情報拡散、心理、集団行動、メディアリテラシーといった視点から研究できます。
企業の広告や広報に関心がある場合は、ブランド形成、消費者との関係、社会的信頼、炎上リスクなどをテーマにできます。
地域社会に関心がある場合は、地域メディア、観光情報、移住促進、行政広報など、情報発信と地域課題を結びつけることができます。
大切なのは、身近な疑問をそのまま終わらせず、先行研究や調査方法と結びつけて、大学院で扱える研究テーマにしていくことです。
その過程で、情報コミュニケーション研究科の学際的な環境は大きな助けになります。
まとめ
明治大学大学院の情報コミュニケーション研究科は、「いま」と向き合い、「学際」を目指す研究科です。
2008年に設置され、2010年には博士前期課程・博士後期課程へと再編されながら、情報化社会の変化に対応する研究の場として発展してきました。
SNS、メディア、情報社会、企業広報、地域社会、文化、政治、デジタル社会など、現代の課題を複数の視点から考えたい方にとって、魅力のある研究科です。
大学院入試を考えている方は、自分の研究テーマが社会の「いま」とどう関わっているのか、そしてなぜ学際的な視点が必要なのかを整理してみてください。
その準備が、研究計画書や面接での説得力につながります。
※入試制度や募集要項、研究科の情報は変更される場合があります。出願前には必ず明治大学大学院の公式サイトをご確認ください。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。
代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。
早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。
現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。
ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。


