複雑な時代を生き抜く「柔軟性と包容力」とは?明治大学大学院の独自の学びの環境
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今回のテーマは「複雑な時代を生き抜く『柔軟性と包容力』とは?明治大学大学院の独自の学びの環境」です。
大学院入試に向けて志望校選びや研究計画書の作成を進めている皆さんは、大学院を選ぶときにどのような点を重視しているでしょうか。
研究したい分野の専門科目があるか、指導を受けたい先生がいるか、研究設備が整っているかは、もちろん大切な確認ポイントです。
ただし、大学院での学びは、専門知識を深めるだけではありません。
これからの社会で専門性を活かしていくためには、自分とは異なる考え方を理解し、多様な価値観を受け止めながら、他者と協力して課題に向き合う力も必要になります。
明治大学大学院では、こうした力を「柔軟性と包容力」として重視しています。
今回は、複雑な時代を生き抜くために必要な柔軟性と包容力について、明治大学大学院の学びの環境とあわせて解説します。
なぜ今、柔軟性と包容力が求められるのか
現代社会は、これまでの常識だけでは対応しにくい課題に直面しています。
気候変動、少子高齢化、国際情勢の変化、経済の停滞、情報技術の急速な発展など、さまざまな問題が複雑に重なっています。
たとえば環境問題を考える場合、自然科学や技術開発だけではなく、法律、経済、経営、政治、教育、文化などの視点も必要です。
企業活動でも、環境、社会、ガバナンスを意識するESGの考え方が広がり、利益だけでなく社会全体への責任が問われるようになっています。
このような時代には、一つの専門分野だけで答えを出すことが難しくなっています。
だからこそ、自分の専門性を大切にしながらも、他分野の考え方や異なる立場の意見に耳を傾ける姿勢が求められます。
柔軟性とは、変化や違いに向き合い、必要に応じて考え方を広げられる力です。
包容力とは、自分とは異なる価値観をすぐに否定せず、理解しようとする姿勢です。
大学院での学びにおいても、この2つの力は研究を深めるうえで大きな支えになります。
「個を強くする大学」が目指す強さ
明治大学は「個を強くする大学」という理念を掲げています。
この言葉は、自分一人の力だけで前に進むという意味ではありません。
明治大学大学院が目指しているのは、社会のあらゆる場面で他者と協同し、世界をより良い方向へ変えていく強い「個」です。
つまり、専門性や自分の考えをしっかり持ちながら、他者と協力できる人材を育てるということです。
大学院で研究を進めていると、自分とは違う研究テーマ、方法、価値観を持つ人と出会います。
そのときに、自分の考えだけに閉じるのではなく、相手の視点から学ぶことができれば、研究の幅は広がります。
本当に強い個とは、他者を拒む強さではなく、違いを受け止めながら自分の軸を育てていける強さです。
明治大学大学院の学びは、そのような強さを育む環境でもあります。
12の研究科が生み出す多様な学び
明治大学大学院には、法学、商学、政治経済学、経営学、文学、情報コミュニケーション、理工学、農学、先端数理科学、教養デザイン、国際日本学、グローバル・ガバナンスの12研究科があります。
文系から理系まで幅広い研究科があるため、大学院内には多様な専門分野の知識や考え方が集まっています。
法学では制度やルール、商学や経営学では企業活動、政治経済学では政策や経済構造、文学では人間や文化への理解を深めます。
理工学や農学では科学技術、生命、環境、食料などに取り組み、先端数理科学では数理的な視点から社会や自然の現象を考えます。
情報コミュニケーション、教養デザイン、国際日本学、グローバル・ガバナンスでは、現代社会の課題を学際的に捉えることができます。
このように多様な研究科があることは、自分の専門分野を深めながら、他分野の視点にも触れられる大きな魅力です。
研究科横断科目型カリキュラムで視野を広げる
明治大学大学院では、研究科横断科目型カリキュラムを通じて、所属研究科の枠を超えた学びに触れることができます。
大学院では、自分の研究科の専門科目を中心に学ぶことが基本です。
しかし、他分野の知識を取り入れることで、自分の研究テーマを別の角度から見直すことができます。
たとえば、環境問題を研究する学生が、技術面だけでなく政策や経済の視点を学ぶことができます。
企業経営を研究する学生が、情報社会や国際関係の視点を取り入れることもできます。
地域社会を研究する学生が、歴史や文化、メディア、行政政策の視点を加えることで、研究の厚みを増すこともできます。
このような横断的な学びは、柔軟な思考力を育てます。
また、自分とは異なる分野の言葉や考え方に触れることで、相手を理解する包容力も少しずつ育っていきます。
研究プロジェクトや社会連携活動で実践力を養う
柔軟性や包容力は、授業だけで身につくものではありません。
実際に他者と関わり、意見を交わし、現実の課題に向き合う経験の中で育っていきます。
明治大学大学院では、各種研究プロジェクトや社会連携・社会貢献活動を通じて、研究を社会と結びつける機会があります。
研究プロジェクトでは、教員や大学院生、時には他研究科の学生や外部の関係者と協力しながら課題に取り組むことがあります。
社会連携活動では、地域社会、企業、自治体、団体などと関わりながら、実際の社会課題に触れることができます。
こうした経験を通じて、自分の専門知識が社会でどのように役立つのかを考えられるようになります。
また、異なる立場の人と協力する中で、自分の考えを分かりやすく伝える力や、相手の意見を受け止める力も養われます。
大学院入試では学び方への姿勢も見られる
大学院入試では、研究計画書や面接を通じて、研究テーマへの理解や志望理由が確認されます。
その際に大切なのは、「何を研究したいのか」だけではありません。
明治大学大学院の環境をどのように活かして学びたいのかを、自分の言葉で説明できることも重要です。
たとえば、「自分の専門分野を深めるだけでなく、研究科横断科目型カリキュラムを通じて他分野の視点も取り入れたい」と伝えることができます。
また、「社会連携活動に関心があり、研究を現実の課題と結びつけて考えたい」と説明することもできます。
大切なのは、大学院の制度名を並べることではありません。
自分の研究テーマを深めるために、なぜ柔軟性や包容力が必要なのかを具体的に考えることです。
その視点があると、志望理由や面接での受け答えに説得力が生まれます。
まとめ
複雑な時代を生き抜くためには、高度な専門知識だけでなく、柔軟性と包容力が必要です。
柔軟性とは、変化や違いに向き合い、考え方を広げられる力です。
包容力とは、自分とは異なる価値観を理解しようとする姿勢です。
明治大学大学院には12の研究科があり、研究科横断科目型カリキュラム、各種研究プロジェクト、社会連携・社会貢献活動などを通じて、多様な学びに触れられる環境があります。
大学院入試を考えている方は、自分の専門分野を深めることに加えて、他分野や社会とのつながりをどのように学びに取り入れたいのかも考えてみてください。
その姿勢は、研究計画書や面接での説得力を高めるだけでなく、入学後の研究生活をより豊かなものにしてくれるはずです。
※入試制度や募集要項、研究科の情報は変更される場合があります。出願前には必ず明治大学大学院の公式サイトをご確認ください。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。
代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。
早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。
現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。
ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。



