研究室を飛び出そう!明治大学大学院の「各種研究プロジェクト」と「社会連携・社会貢献活動」で積む多様な経験
院試専門オンライン予備校「志樹舎」が運営する「明治大学大学院の院試対策ガイド」をご覧いただき、ありがとうございます。
今回のテーマは「研究室を飛び出そう!明治大学大学院の『各種研究プロジェクト』と『社会連携・社会貢献活動』で積む多様な経験」です。
大学院入試に向けて準備を進めている皆さんは、大学院での生活をどのように想像しているでしょうか。
研究室で文献を読み、実験や調査を行い、修士論文や博士論文に向けて研究を深めていく。もちろん、それは大学院生活の大切な中心です。
しかし、現代の大学院で求められる学びは、研究室の中だけで完結するものではありません。
社会の課題が複雑になる中で、自分の専門知識を現実の問題と結びつけ、他者と協力しながら考える力がますます重要になっています。
明治大学大学院では、各種研究プロジェクトや社会連携・社会貢献活動などを通じて、研究を社会とつなげる実践的な学びの機会が用意されています。
今回は、明治大学大学院で得られる多様な経験について、大学院入試を考える受験生の目線で分かりやすく解説します。
大学院の学びは研究室だけではありません
大学院では、自分の専門分野を深く学ぶことが基本になります。
先行研究を読み込み、自分の問いを立て、調査や分析を進め、研究成果をまとめる力を身につけていきます。
ただし、現代社会では、研究で得た知識をどのように社会へ活かすのかも大切な視点です。
たとえば、環境問題、地域課題、人口減少、国際問題、企業経営、情報社会の変化など、私たちの周りには一つの学問分野だけでは解決しにくい課題が数多くあります。
こうした課題に向き合うためには、専門知識に加えて、現場を知る力や他者と協力する力が必要です。
明治大学大学院が提供する研究プロジェクトや社会連携活動は、そのような力を身につけるための貴重な機会になります。
現代社会が求める「現場の知」
明治大学大学院の乾孝治大学院長は、現代社会が直面する課題として、「地球沸騰化の時代」やESGへの対応などを挙げています。
気候変動や環境問題は、理工学や農学だけでなく、法律、経済、経営、政治、教育、文化など、さまざまな分野と関係しています。
また、企業活動においても、環境、社会、ガバナンスを意識した取り組みが求められるようになっています。
このような時代に必要なのは、机の上で知識を整理する力だけではありません。
実際の社会で何が起きているのかを理解し、多様な立場の人と話し合いながら、よりよい解決策を考える力です。
研究室で得た知識を、現場の課題と結びつけることで、研究はより具体的で社会的な意味を持つようになります。
各種研究プロジェクトで得られる協働の経験
明治大学大学院では、学生が専門知識を活かしながら、さまざまな研究プロジェクトに関わる機会があります。
研究プロジェクトでは、自分一人で研究を進めるだけではなく、教員、他の大学院生、場合によっては他研究科の学生や外部の関係者と協力しながら課題に取り組みます。
この経験を通じて、自分の考えを分かりやすく伝える力や、相手の意見を受け止めながら議論する力が養われます。
また、自分とは異なる専門分野の人と関わることで、自分の研究テーマを別の角度から見直すきっかけにもなります。
たとえば、経営学を学ぶ学生が情報技術の視点に触れたり、理工学を学ぶ学生が社会制度や政策の視点を知ったりすることで、研究の幅は大きく広がります。
こうした協働の経験は、将来、企業や行政、研究機関などで働く際にも大きな力になります。
社会連携・社会貢献活動で研究を社会につなげる
明治大学大学院では、社会連携・社会貢献活動を通じて、大学での学びを社会と結びつける機会もあります。
社会連携とは、大学が地域社会、企業、自治体、団体などと協力しながら、社会の課題に取り組む活動です。
大学院生にとっては、自分の専門知識が現実の社会でどのように役立つのかを考える良い機会になります。
たとえば、地域活性化に関する調査、企業との共同研究、環境問題に関する取り組み、教育や文化に関わる活動など、分野によってさまざまな関わり方が考えられます。
社会の現場に触れると、研究室の中では見えにくかった課題やニーズに気づくことがあります。
その気づきが、研究テーマをより深めるきっかけになることもあります。
大学院での研究を社会に開いていく経験は、将来のキャリアを考えるうえでも重要です。
「基底的価値基準」を築く経験になる
乾大学院長のメッセージでは、学生一人ひとりが「個」を社会に還元するための基底的価値基準を築くことの重要性が示されています。
基底的価値基準とは、簡単に言えば、自分の知識や能力をどのように社会に活かしていくのかを考えるための軸です。
大学院で研究を進めていると、専門性は少しずつ深まっていきます。
しかし、その専門性を何のために使うのか、どのような社会に貢献したいのかを考えることも同じくらい大切です。
研究プロジェクトや社会連携活動を通じて多様な人と関わることで、自分が大切にしたい価値観や、将来目指したい方向性が見えてくることがあります。
この経験は、大学院での学びを単なる知識の習得で終わらせず、自分自身の成長につなげるための大切な時間になります。
12の研究科が多様な経験を支える
明治大学大学院には、法学、商学、政治経済学、経営学、文学、情報コミュニケーション、理工学、農学、先端数理科学、教養デザイン、国際日本学、グローバル・ガバナンスの12研究科があります。
文系から理系まで幅広い研究科があるため、研究プロジェクトや社会連携活動でも多様な視点が生まれます。
さらに、研究科横断科目型カリキュラムを通じて、自分の所属する研究科以外の学びにも触れることができます。
これは、複雑な社会課題に向き合ううえで大きな強みです。
たとえば、環境問題を扱う場合には、理工学や農学の知識に加えて、法制度、経済政策、企業経営、国際関係の視点も必要になります。
明治大学大学院では、自分の専門性を深めながら、他分野の考え方にも触れられる環境が整っています。
大学院入試では社会との関わり方を考える
大学院入試では、研究計画書や面接を通じて、研究テーマや志望理由が確認されます。
その際に大切なのは、「何を研究したいのか」だけでなく、「その研究を通じて社会とどう関わりたいのか」を考えることです。
たとえば、「地域課題の解決に関わる研究をしたい」「企業との連携を通じて実践的な課題解決力を身につけたい」「社会連携活動に参加し、自分の研究を現場で活かしたい」といった視点があると、志望理由に具体性が出ます。
もちろん、無理に大きなことを言う必要はありません。
自分の研究テーマが、どのような人や社会課題とつながっているのかを丁寧に考えることが大切です。
明治大学大学院の環境をどのように活かしたいのかを整理しておくと、面接でも自分の言葉で話しやすくなります。
まとめ
明治大学大学院では、各種研究プロジェクトや社会連携・社会貢献活動を通じて、研究室の中だけでは得られない多様な経験を積むことができます。
現代社会の課題は複雑であり、専門知識だけでなく、他者と協力する力や社会の現場を理解する力が求められています。
研究プロジェクトでは協働する力を、社会連携活動では研究を社会につなげる視点を養うことができます。
また、明治大学大学院には12の研究科があり、研究科横断の学びを通じて幅広い視野を育てられる環境があります。
大学院入試を考えている方は、自分の研究テーマを深めるだけでなく、その研究を社会とどう結びつけたいのかも考えてみてください。
その視点は、研究計画書や面接での説得力を高め、入学後の学びをより充実したものにしてくれるはずです。
※入試制度や募集要項、研究科の情報は変更される場合があります。出願前には必ず明治大学大学院の公式サイトをご確認ください。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。
代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。
早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。
現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。
ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。



