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今回のテーマは、早稲田大学大学院で評価される研究テーマの決め方です。

研究計画書を作成する中で、「どんなテーマなら評価されるのか分からない」と悩む方は多いです。興味のある分野はあっても、それをどうテーマに落とし込めばいいのかで手が止まってしまうケースは少なくありません。

結論から言うと、早稲田大学大学院で評価される研究テーマには共通点があります。それは「実社会への応用」を明確に意識していることです。

この記事では、早稲田大学の理念や研究環境をもとに、評価されるテーマの考え方を具体的に解説します。


結論|「社会にどう役立つか」を説明できるテーマが評価される

早稲田大学大学院で評価される研究テーマは、「なぜそれを研究するのか」に加えて、「その研究が社会にどう役立つのか」を説明できるものです。

単に興味があるテーマではなく、社会とのつながりを持ったテーマになっているかが重要なポイントになります。

この視点を持つだけで、テーマの説得力は大きく変わります。


早稲田の理念「学問の活用」を理解する

テーマ設定で最も重要になるのが、早稲田大学の理念です。

早稲田大学は三大教旨として「学問の独立」「学問の活用」「模範国民の造就」を掲げています。

この中でも特に重視されるのが「学問の活用」です。

これは、研究を理論だけで終わらせるのではなく、社会に応用し、現実の課題解決に貢献することを意味します。

実際に大学の理念でも、学理を探究するだけでなく、それを実社会に役立てることが明確に示されています。

そのため、研究テーマを考える際には、「この研究は社会にどんな価値をもたらすのか」を必ず言語化する必要があります。


評価されるテーマの具体的な考え方

評価されるテーマにはいくつかの共通点があります。

まず、社会課題とつながっていることです。

例えば「〇〇に興味がある」というだけでは弱く、「〇〇という社会課題を解決するために研究したい」といった形でテーマを設定することで、評価されやすくなります。

次に、研究の出口が見えていることです。

その研究を進めた結果、どのような分野に応用できるのか、どのような変化が期待できるのかを示すことが重要です。

さらに、現実的に研究可能な内容であることも大切です。あまりに大きすぎるテーマや、実現可能性が低い内容は評価が下がる可能性があります。


産官学連携を意識したテーマ設定

早稲田大学は、産業界や行政と連携した研究にも力を入れています。

実際に、大学内には産官学連携を推進するための組織があり、企業や社会とつながった研究が行われています。

この環境を踏まえると、「実社会のデータを活用したい」「企業や行政の課題を研究対象にしたい」といったテーマは、大学の方向性とも一致しやすくなります。

例えば、企業の課題を分析する研究や、政策の効果を検証する研究などは、具体性があり評価されやすい傾向があります。

大学の強みとテーマを結びつけることで、説得力を高めることができます。


起業や実装を見据えたテーマも評価される

早稲田大学では、研究成果を社会に実装することも重視されています。

そのため、「研究をもとに新しいサービスを作りたい」「将来的に事業化したい」といった視点を持つことも評価につながります。

大学内には起業支援の仕組みや研究支援制度もあり、こうした取り組みを後押しする環境が整っています。

研究テーマと将来のキャリアを結びつけることで、より具体的で説得力のある内容になります。


よくある失敗パターン

一方で、評価されにくいテーマにも共通点があります。

例えば、「興味がある」だけで終わっているテーマです。社会との関係が見えない場合、評価は伸びにくくなります。

また、テーマが広すぎる場合も注意が必要です。範囲が広すぎると、研究の焦点がぼやけてしまいます。

さらに、他の研究と違いが分からないテーマも評価されにくくなります。既存の研究との違いを意識することが重要です。


まとめ|社会との接点を持つテーマにする

早稲田大学大学院で評価される研究テーマは、「社会にどう役立つか」が明確になっているものです。

単なる興味だけでなく、社会課題との関係や研究の活用方法まで考えることで、テーマの質は大きく向上します。

また、大学の理念や研究環境と一致しているかどうかも重要なポイントです。

テーマ設定は研究計画書の土台になります。時間をかけて、自分の考えを整理しながら作り上げていきましょう。


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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

小杉樹彦(志樹舎 創業者)

小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。 代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。 早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。 現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。 ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。