「最近読んだ本の中で、人生観に影響を与えたものは?」
「本研究分野の課題は何だと思いますか?」

準備していない質問が来た瞬間、頭が真っ白になりそうになることは誰にでもあります。

しかし、すぐに完璧な答えを出す必要はありません。
大切なのは、落ち着いて考え、整理された言葉で答えることです。

そのために役立つのが、自然に思考時間を確保できる対応方法です。


1.質問を肯定して、落ち着いて考える時間をつくる

まずは質問を前向きに受け止めましょう。

  • 「大変興味深いご質問だと感じました。」
  • 「その視点は非常に重要だと思います。」

この一言で場の空気が柔らぎ、同時に数秒の思考時間が生まれます。

ゆっくり丁寧に伝えることで、落ち着いた印象も伝わります。


2.質問の意図を確認して思考を整理する

質問の理解を確認することは、論点のズレを防ぐと同時に考える時間の確保にもつながります。

  • 「〇〇という観点からお答えする理解でよろしいでしょうか。」
  • 「つまり、△△についてのご質問という認識でよろしいでしょうか。」

意図を整理することで、回答の方向性が明確になります。


3.少し考える時間をもらうのは誠実な姿勢

すぐに答えが浮かばない場合は、無理に話し始める必要はありません。

次のように伝えることで、誠実な印象を保ったまま思考時間を確保できます。

「正確にお答えしたいので、少しだけ考えるお時間をいただいてもよろしいでしょうか。」

数秒間考えた後、

「ありがとうございます。現時点での私の考えは〜です。」

と落ち着いて話し始めましょう。

焦って話すより、整理された回答の方が評価されます。


まとめ:「間」を使える人は落ち着いて見える

想定外の質問に強い人は、特別な知識を持っているわけではありません。

  • 質問を前向きに受け止める
  • 意図を整理する
  • 落ち着いて考えてから答える

このプロセスを大切にしています。

面接はスピード勝負ではなく、思考の質を伝える場です。
「間」を上手に使うことで、落ち着きと知性のある印象を伝えることができます。

本番でも深呼吸を一つ。落ち着いて考え、自分の言葉で答えていきましょう。

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

小杉樹彦(志樹舎 創業者)

小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。 代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。 早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。 現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。 ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。