大学院入試の口述試験で、多くの受験者が緊張する瞬間があります。
それは、提出した研究計画書に対して教授から鋭い指摘を受けたときです。
- 「この先行研究は少し古いですね」
- 「この分析方法では検証が難しいのでは?」
このとき、黙り込んでしまったり、感情的に反論してしまったりすると評価は下がります。
ここで見られているのは、正解を言えるかではなく、建設的な議論ができるかという姿勢です。
1. まず受け止め、次に改善案を示す
指摘を受けたときは、反論から入るのではなく、まず受け止める姿勢が大切です。
好印象な返答の流れ:
「ご指摘ありがとうございます。確かにその点は重要だと感じました。
その課題については、入学後に〇〇の手法を取り入れることで補強したいと考えています。」
このように、
- 指摘を受け止める
- 改善の方向性を示す
ことで、柔軟性と研究姿勢の成熟度を伝えることができます。
2. 弱点は「想定問答」で準備しておく
自分の研究計画の弱点は、実は自分が一番よく理解しているはずです。
たとえば:
- データ数が少ない
- 検証方法に限界がある
- 先行研究の整理が十分でない
こうした点を指摘されたときに備え、
改善の方向性までセットで答えられる準備をしておきましょう。
例:
「現段階では質的調査を中心に設計していますが、将来的には量的調査の導入も視野に入れています。」
準備があれば、指摘は減点ではなく、理解の深さを示す機会に変わります。
3. 答えきれないときは「学ぶ姿勢」を示す
どうしてもその場で適切な回答が浮かばないこともあります。
その場合は、「分かりません」で終わらせず、次のように伝えるのも一つの方法です。
「勉強不足で申し訳ありません。
その点について、先生であればどのようなアプローチが有効だとお考えでしょうか。」
これは逃げではなく、
- 知的好奇心
- 学ぶ姿勢
- 研究者としての素直さ
を示す応答です。
※多用せず、ここぞという場面で使うのがポイントです。
まとめ:指摘は「研究を深める入口」
口述試験での鋭い指摘は、あなたを否定するためのものではありません。
研究をより良くする視点を持てるか、議論できるかを見ています。
- まず受け止める
- 改善の方向性を示す
- 学ぶ姿勢を忘れない
この姿勢が伝われば、面接官は安心して「この人は研究室で成長できる」と判断できます。
完璧な答えでなくても大丈夫です。
柔軟に考え、前向きに議論しようとする姿勢こそが、大学院で求められる力です。
指摘を恐れず、対話を楽しむ気持ちで臨んでください。
志樹舎
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。
代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。
早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。
現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。
ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。



