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今回のテーマは、早稲田大学大学院に受からない人の特徴についてです。

早稲田大学大学院の入試は、研究科によっては非常に競争が激しくなります。例えば、2025年度の社会科学研究科一般入試では、志願者152名に対して合格者26名となっており、倍率は約5.8倍です。

このような入試では、学力や語学力がある受験生でも不合格になることがあります。では、早稲田大学大学院に受からない人には、どのような共通点があるのでしょうか。

この記事では、入試要項や選考の特徴をもとに、不合格につながりやすい失敗例を分かりやすく解説します。


結論|受からない人は「情報確認」と「準備」が甘い

早稲田大学大学院に受からない人は、単に学力が足りないだけではありません。

研究科ごとのルールを見落としている、研究の社会的意義を説明できない、研究倫理への意識が甘い、面接ルールを守れないといった準備不足が、不合格につながることがあります。

つまり、早稲田大学大学院の入試は、知識だけでなく、情報を正しく読み取り、計画的に準備できるかが問われる試験です。


特徴1|研究科ごとの出願ルールを確認していない

早稲田大学大学院では、研究科ごとに提出書類や記載内容のルールが大きく異なります。

例えば、アジア太平洋研究科の博士後期課程では、研究計画書を4,000字以内で作成し、研究テーマ、先行研究との関係、研究・検証方法、課程修了後の展望などを詳しく書く必要があります。

一方で、経済学研究科の修士課程では、志望理由書は1,000字以内とされ、研究の具体的な方法については記述する必要がないとされています。

この違いを理解せず、他大学や別の研究科で使った書類をそのまま流用すると、「要項を読んでいない」と判断される可能性があります。

また、語学スコアの提出方法にも注意が必要です。TOEFLやIELTSは、テスト実施団体から大学へ直接送付する直送が求められる場合があります。

さらに、TOEFL iBT Home EditionやTOEIC IPテストなど、研究科によって受付不可とされる形式もあります。

スコアを持っていても、形式や提出方法が要項に合っていなければ使えません。出願前に必ず確認しておく必要があります。


特徴2|研究の社会的意義を語れない

早稲田大学は、建学の理念として「学問の活用」を掲げています。

これは、学問を学ぶだけでなく、実社会に応用し、社会の発展に貢献することを重視する考え方です。

そのため、「この分野に興味がある」「もっと深く学びたい」という理由だけでは、研究計画としては弱くなります。

例えば経済学研究科では、研究テーマについて、社会的背景、問題意識、研究の社会的意義を具体的に記述することが求められます。

アジア太平洋研究科でも、国際社会の課題を把握し、その解決に向けて考える力が重視されます。

研究が社会のどの課題とつながり、どのような意味を持つのかを説明できない場合、書類でも面接でも評価されにくくなります。


特徴3|生成AIや引用ルールへの意識が甘い

近年、大学院入試で特に注意すべきなのが、生成AIの利用や剽窃への対応です。

生成AIを使って書類を作成し、それを自分で書いたものとして提出した場合、不正行為とみなされる可能性があります。

また、他人の文章や論文を引用する際に、出典を示さずに使うと剽窃と判断されるおそれがあります。

入試要項では、こうした不正行為に対して厳しい対応が示されており、場合によっては入試結果が無効になる可能性もあります。

研究計画書や志望理由書は、自分の言葉で書くことが大前提です。参考文献を使う場合も、引用ルールを守り、どこまでが自分の考えで、どこからが他者の知見なのかを明確にする必要があります。


特徴4|オンライン面接のルールを軽く見ている

早稲田大学大学院では、Zoomなどを利用したオンライン面接が行われる研究科もあります。

オンライン面接では、回答内容だけでなく、試験環境やルールの遵守も重要です。

例えば、バーチャル背景の使用が禁止されている場合があります。これは、周囲に第三者がいないかを確認する必要があるためです。

また、面接官から部屋全体を映すよう指示されることもあります。この指示に従わない場合、不正を疑われる可能性があります。

さらに、試験中に別の通信機器を使ったり、パソコンで情報を検索したりする行為は、不正行為とみなされることがあります。

通信トラブルが起きた際も注意が必要です。大学からの電話やメールに対応できなかったり、勝手に離席したりすると、試験放棄と判断される可能性があります。

オンライン面接は自宅で受けられる分、油断しやすいですが、実際には非常に厳格な試験です。


まとめ|不合格を避けるには要項確認と準備が欠かせない

早稲田大学大学院に受からない人は、必ずしも能力が低いわけではありません。

研究科ごとのルールを見落としている、研究の社会的意義を説明できない、引用や生成AIの扱いが甘い、オンライン面接のルールを守れないといった準備不足が、不合格につながることがあります。

特に早稲田大学大学院の入試では、募集要項を正確に読み、必要な準備を期限内に進めることが重要です。

まずは志望研究科の最新情報を確認し、書類、語学スコア、面接環境まで一つずつ丁寧に整えていきましょう。


※本記事の内容は概要です。最新の募集要項や詳細な出願条件については、必ず公式サイトをご確認ください。

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

小杉樹彦(志樹舎 創業者)

小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。 代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。 早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。 現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。 ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。