APU大学院の出願書類と出願の流れ|オンライン出願から面接・合格後まで解説

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立命館アジア太平洋大学(APU)大学院への進学を考える際、出願資格や英語力の条件とあわせて確認しておきたいのが、実際の出願手続きです。必要書類をいつ準備するのか、オンライン出願後にどのような選考が行われるのかまで把握しておくと、締切直前に慌てることを防げます。

APU大学院では、オンラインシステムを利用して出願手続きを進めます。その後、書類審査やオンラインビデオ面接、適性検査などを経て結果が通知される流れです。この記事では、出願開始から選考、合格後の手続きまでを整理し、これから出願する方が何を準備すればよいのかを具体的に解説します。


出願はオンラインシステムから行う

APU大学院への出願では、APU Online Application Systemと呼ばれる専用のオンライン出願システムを利用します。まずアカウントを作成し、氏名や学歴などの必要事項を入力したうえで、指定された出願書類をアップロードしていきます。

出願時点では、成績証明書、卒業証明書、英語資格のスコアレポートなど、多くの書類についてデジタルコピーをアップロードする形で手続きを進めます。書類は読み取れる状態で準備する必要があるため、スキャンしたデータを事前に整理し、ファイル名も分かりやすくしておくと作業がスムーズです。

2027年度入学分については、2026年9月1日から出願受付が開始されています。出願締切は一度だけではなく、選考区分によって複数設定されているため、自分がどの締切を目標にするのかを最初に決めておくことが大切です。


証明書類は早めに取り寄せておく

出願書類の中でも準備に時間がかかりやすいのが、大学が発行する成績証明書や卒業証明書です。卒業してから年数が経過している社会人の場合は、出身大学の証明書発行方法が分からないこともあります。出願を決めた段階で、大学のウェブサイトや事務窓口から発行方法を確認しておきましょう。

海外大学を卒業している場合や英文証明書が必要な場合には、発行までに数週間かかる可能性もあります。オンラインで申請できる大学もありますが、郵送のみ対応しているケースもあるため、出願締切直前に取り寄せ始めるのは避けたいところです。

英語力証明についても同様です。TOEFLやIELTSなどは、受験したその日に公式スコアを提出できるわけではありません。必要スコアを取得できなかった場合の再受験まで考え、出願締切から逆算して早めに試験を受けておくことが重要です。


出願後はオンライン面接と適性検査に備える

出願書類が受理された後は、書類審査に加えてオンラインビデオ面接が行われます。元原稿では面接時間はおよそ20分から30分程度とされており、これまでの経歴、研究計画、志望理由、将来のキャリアなどについて質問されることが想定されています。

面接対策では、文章を丸暗記するよりも、自分の考えを簡潔に説明できるように準備することが大切です。「なぜAPU大学院なのか」「大学院で何を学びたいのか」「これまでの経験と進学がどうつながるのか」といった基本的な質問について、自分の言葉で説明できるよう練習しておきましょう。

また、適性検査も選考に含まれています。元原稿では、アジア太平洋研究科ではDAT数列検査と呼ばれる10分から15分程度の検査、経営管理研究科ではRaven Adaptiveと呼ばれる約15分の検査が実施されるとされています。いずれも論理的思考力を見るための内容です。


オンライン選考は受験環境も確認しておく

オンライン面接や適性検査では、内容の対策だけでなく受験環境も重要です。インターネット接続が不安定だったり、マイクの音が聞こえにくかったりすると、本来の力を発揮しにくくなります。事前にパソコン、カメラ、マイク、インターネット環境を確認しておきましょう。

面接練習をするときは、本番と同じようにパソコンの前に座り、実際に声に出して回答することをおすすめします。特にAPU大学院では英語で学ぶことになるため、研究計画やキャリアについて英語で簡潔に説明する練習も進めておくと安心です。

また、オンライン出願そのものについても、書類のアップロードや長文入力があるため、スマートフォンだけでなくパソコンを使って作業するほうが確認しやすいでしょう。締切当日はアクセス集中や通信トラブルが起こる可能性も考え、少なくとも前日までには入力と書類確認を終えておくことをおすすめします。


出願完了後も大学からのメールを確認する

オンライン上で出願を完了したら、それですべての作業が終わるわけではありません。大学から追加の確認や、書類の再提出などを求められる可能性があります。登録するメールアドレスは日常的に確認しているものを使用し、迷惑メールフォルダについても定期的に確認しましょう。

提出前には、入力した氏名、生年月日、学歴、職歴などに間違いがないかを見直します。研究計画や志望理由についても、第三者に一度読んでもらうと、自分では気づきにくい説明不足や誤字を発見しやすくなります。

出願料については、基本的に返金されないとされています。ただし、複数回納入した場合など、特別な事情では部分的な返金が認められる可能性があるため、不明な点があればOffice of International Admissionsなど大学の窓口へ確認しておきましょう。


合格後は原本提出や入学金の期限に注意する

選考結果は出願区分によって異なりますが、元原稿では締切から1か月半から2か月程度で通知されるケースが多いとされています。合格した場合には、指定された期限までに入学金を納付し、その後の入学手続きを進めます。

ここで注意したいのが、出願時にはデジタルコピーで提出できた書類でも、合格後には原本や大学が発行した公式な認証済み書類の提出が必要になる場合があることです。特に銀行残高証明のような公的書類については、写真コピーではなく原本が求められるとされています。

そのため、出願時に使用した書類の原本を処分せず、合格後すぐに提出できる状態で保管しておくことが大切です。結果発表後は手続き期限が設定されるため、「合格してから必要書類を探す」という状態にならないようにしましょう。


出願締切から逆算して準備を進める

APU大学院の出願準備は、まず希望する入学時期と出願締切を確認するところから始めます。そのうえで、成績証明書や卒業証明書の取得、英語試験の受験、研究計画や志望理由の作成、オンライン面接の準備という順番でスケジュールを組むと分かりやすくなります。

複数の出願期間が設定されている場合でも、「次の締切があるから」と準備を先延ばしにするのは避けたいところです。一方で、完成度の低い研究計画や志望理由を無理に提出する必要もありません。自分が希望する選考区分までに十分な準備ができるかを判断し、無理のない出願時期を決めましょう。

まずは対象年度の募集要項を開き、締切日、必要書類、英語資格、選考内容を一つずつ確認してください。その後、準備済みのものと未準備のものを分ければ、今やるべきことが明確になります。オンライン出願だからこそ手軽に見えますが、書類準備から面接までを含めて計画的に進めることが、スムーズな出願への近道です。


入試日程、出願期間、試験内容、必要書類、オンライン面接、適性検査、入学手続きの方法などは変更される場合があります。出願を検討する際は、必ず立命館アジア太平洋大学(APU)大学院の公式サイトおよび対象年度の最新の募集要項をご確認ください。

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

小杉樹彦(志樹舎 創業者)

小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。 代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。 早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。 現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。 ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。