
APU大学院で使える外部奨学金制度|種類と出願時の注意点を解説
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立命館アジア太平洋大学(APU)大学院への進学を考える際、学費の負担を軽減する方法は、大学独自の授業料減免奨学金だけではありません。APU大学院では、外部団体が提供する奨学金と連動した選考区分も複数設けられています。
この記事を公開する2026年9月23日時点では、すでに締切を迎えた奨学金区分がある一方、これから出願を検討できる区分も残っています。この記事では、2027年度入学分で確認できるAfDB奨学金、ロータリー米山奨学金、本庄奨学金、山岡奨学金、MEXT奨学金、シルフ奨学金などを取り上げ、今の時期に何を確認し、どのように準備を進めればよいかを整理します。
9月23日時点で、すでに締切を迎えた区分もある

2027年度入学分のAPU大学院では、外部奨学金と連動した選考区分が複数用意されています。元原稿では、AfDB奨学金、ロータリー米山奨学金、本庄奨学金、山岡奨学金、MEXT奨学金、シルフ奨学金などが挙げられています。
これらは、単に大学院合格後に別途申し込む奨学金ではなく、大学院入試の出願区分そのものと結びついているものがあります。そのため、一般選考の日程だけを見ていると、奨学金利用のチャンスを逃す可能性があります。
2026年9月23日時点では、すでに終了している区分と、これから締切を迎える区分を分けて考えることが大切です。まずは、自分が利用できる奨学金がまだ出願可能かどうかを確認するところから始めましょう。
AfDB奨学金は9月15日で締切済み
元原稿では、2027年4月入学の修士課程において、AfDB奨学金と連動した選考区分の出願締切は2026年9月15日、結果通知は11月11日とされています。
この記事の公開日は9月23日ですので、AfDB奨学金と連動したこの区分はすでに締切を迎えています。これからAPU大学院への出願を考える方は、AfDB奨学金を前提に準備するのではなく、今後利用できる別の選考区分を確認する必要があります。
今回のように、奨学金区分は一般選考よりも早く締切を迎えるケースがあります。今後ほかの奨学金を検討する場合も、「出願受付が始まってから考える」のではなく、締切から逆算して早めに準備することが重要です。
次に意識したいのは10月7日のロータリー米山奨学金
2027年4月入学の修士課程では、ロータリー米山奨学金と連動した区分も設定されています。元原稿では、出願締切が2026年10月7日、結果通知が12月9日とされています。
9月23日時点では、締切まで約2週間です。利用を検討している場合は、対象条件や必要書類をすぐに確認し、現時点で出願準備がどこまで進んでいるかを整理しましょう。
特に推薦状、英語資格、成績証明書などは、短期間でそろわない場合があります。すでに必要書類の大半がそろっている方は出願可能性を検討できますが、これからすべて準備する場合は、締切に間に合うか慎重に判断する必要があります。
本庄奨学金や山岡奨学金についても、それぞれ対象者や条件が異なる可能性があります。名称だけで判断せず、募集対象や必要書類を個別に確認しましょう。
博士課程では11月5日のMEXT奨学金にも注目

博士課程への進学を考えている方は、MEXT奨学金やシルフ奨学金と連動した選考区分も確認しておきたいところです。元原稿では、2027年9月入学の博士課程について、MEXT奨学金と連動した区分の締切が2026年11月5日、結果通知が2027年1月27日とされています。
9月23日時点では、11月5日まで1か月以上あります。そのため、今から準備を始める場合でも、研究計画書の見直しや必要書類の確認に時間を使える可能性があります。
ただし、博士課程では研究テーマだけでなく、なぜAPUで研究するのか、どの教員の指導を希望するのかといった点も重要です。奨学金申請と大学院出願の内容に矛盾が出ないよう、研究目的と将来像を一つの流れとして整理しておきましょう。
2027年3月19日締切の区分もある
元原稿では、2027年9月入学の博士課程について、シルフ奨学金と連動した区分の締切が2027年3月19日、結果通知が6月2日とされています。
9月23日から考えると、比較的長い準備期間を確保できます。英語資格をこれから取得する方や、研究計画書をじっくり練りたい方にとっては、検討しやすい日程といえるでしょう。
ただし、「まだ半年近くあるから大丈夫」と準備を後回しにするのは避けたいところです。奨学金によっては大学院出願とは別の書類や条件が設けられている可能性があります。秋のうちに応募条件を確認し、年内には必要書類の全体像を把握しておくと安心です。
外部奨学金はそれぞれ目的が異なる
外部奨学金を選ぶときは、支給額や学費負担だけを見るのではなく、その制度がどのような目的で設けられているのかを確認することも大切です。
国際機関、政府機関、民間財団など、運営主体によって支援したい学生像は異なります。研究テーマ、出身地域、これまでの活動、将来のキャリアなどが、奨学金の目的と合っているかを確認すると、自分に合う制度を絞り込みやすくなります。
奨学金の志望理由を書く機会がある場合も、「学費を支援してほしい」という理由だけでは十分とは限りません。自分が何を研究し、その成果を将来どのように社会へ還元したいのかまで整理しておくことが重要です。
APU授業料減免奨学金との併用条件も確認する
外部奨学金とあわせて確認したいのが、APU独自の授業料減免奨学金との関係です。元原稿では、授業料の全額をカバーする外部奨学金を受給する場合、APU授業料減免奨学金が取り消される仕組みがあるとされています。
そのため、「大学の減免制度と外部奨学金を両方利用すれば、さらに負担を減らせる」と単純に考えることはできません。採用された場合に併給できるのか、一方を辞退する必要があるのかまで確認しておきましょう。
複数の制度に応募する場合は、応募資格だけでなく、採用後の扱いまで一覧にしておくと混乱を防ぎやすくなります。
9月23日時点では「間に合う制度」から優先して確認する
これから外部奨学金の利用を検討する場合は、すべての制度を一度に調べるよりも、まず締切順に並べることをおすすめします。9月23日時点では、9月15日締切のAfDB奨学金区分はすでに終了しています。
その次に確認したいのが、10月7日のロータリー米山奨学金、11月5日のMEXT奨学金です。2027年3月19日締切の区分についても、後回しにせず、今のうちに応募条件を確認しておきましょう。
カレンダーやスプレッドシートに、奨学金名、対象課程、締切日、必要書類、結果通知日、併給条件を書き出しておくと、何を優先すべきかが見えやすくなります。
今からできるのは英語・推薦状・研究計画書の確認

奨学金と連動した出願区分では、締切までに英語資格のスコア、推薦状、成績証明書、卒業証明書、研究計画書などを準備する必要があります。
10月や11月の締切を目指す場合は、今すぐ推薦者へ依頼できるか、英語資格の結果が間に合うか、研究計画書が提出できる完成度になっているかを確認しましょう。足りない書類がある場合は、発行や提出に何日かかるのかまで確認しておくことが大切です。
一方、2027年3月の締切を目指す場合は、英語試験を複数回受けられる余裕があります。研究計画書についても、先行研究を読み直しながら複数回修正できるため、今から計画的に準備を始めることで完成度を高めやすくなります。
まずは自分が今から応募できる制度を整理しよう
2026年9月23日時点では、2027年度APU大学院入試はすでに動き始めています。奨学金を利用したい方は、「どの制度があるか」だけでなく、「今から応募できる制度はどれか」という視点で情報を整理することが重要です。
まずは自分が志望する課程と入学時期を決め、そのうえで利用できる奨学金を確認しましょう。次に、10月7日、11月5日、2027年3月19日など、自分に関係する締切をカレンダーへ入れ、そこから逆算して準備を進めます。
外部奨学金は、大学院進学に必要な費用を軽減できるだけでなく、進学そのものの選択肢を広げてくれる可能性があります。すでに締め切られた制度を気にするよりも、今から利用できる制度を確認し、必要な英語資格、推薦状、研究計画書などの準備にすぐ着手しましょう。
入試日程、出願期間、試験内容、必要書類、外部奨学金の種類、応募資格、締切、支給内容、APU授業料減免奨学金との併給条件などは変更される場合があります。出願を検討する際は、必ず立命館アジア太平洋大学(APU)大学院の公式サイトおよび2027年度の最新の募集要項・各奨学金の公式情報をご確認ください。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。
代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。
早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。
現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。
ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。



