立教大学大学院院試 心理学から映像身体学まで!現代心理学研究科が切り拓く新しい人間学の地平
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人間の心や行動について深く学びたいと考えたとき、多くの方が思い浮かべるのが心理学ではないでしょうか。
近年はストレスやメンタルヘルスへの関心が高まり、心理学の重要性はますます大きくなっています。一方で、SNSや動画配信サービス、VRなどの普及によって、映像が私たちの感覚や身体に与える影響についても注目が集まっています。
立教大学大学院現代心理学研究科は、こうした現代社会の変化に対応しながら、人間とは何かという根本的な問いに向き合う研究科です。
伝統的な心理学はもちろん、臨床心理学や映像身体学まで幅広い領域をカバーしており、多角的な視点から人間を探究できることが大きな特徴です。
この記事では、現代心理学研究科の特徴や3つの専攻、それぞれの学びについて詳しく解説します。
現代心理学研究科とは
立教大学大学院現代心理学研究科は、2006年に開設された研究科です。
その前身は、半世紀以上の歴史を持つ文学研究科心理学専攻です。
開設当初は「心理学専攻」と「臨床心理学専攻」の2専攻体制でしたが、2008年に「映像身体学専攻」が新設され、現在の3専攻体制となりました。
現代心理学研究科の特徴は、それぞれの専攻が独立しているだけではなく、相互に連携しながら学びを深めている点にあります。
心理学という科学的な視点、臨床心理学という実践的な視点、映像身体学という芸術や身体表現の視点が交わることで、新しい人間理解を目指しています。
人間の心や行動を一つの分野だけで説明することはできません。
だからこそ、複数の視点を持ちながら人間を探究する環境が整えられています。
心の仕組みを科学的に探究する心理学専攻
心理学専攻では、人間の心や行動のメカニズムを科学的に研究します。
対象となる分野は幅広く、知覚、認知、学習、発達、社会心理学、産業心理学など、多様なテーマを扱っています。
例えば、人はどのように情報を処理しているのか、人間関係はどのように形成されるのか、消費者はなぜその商品を選ぶのかといったテーマも研究対象になります。
心理学は感覚や印象だけで考える学問ではありません。
実験や調査を行い、得られたデータを分析しながら仮説を検証していく科学的な学問です。
そのため、研究を進める中では統計分析や調査手法なども学びます。
こうした経験を通じて、物事を客観的に分析する力や論理的に考える力を身につけることができます。
修了後は研究者としての道だけでなく、一般企業や研究機関など幅広い分野で活躍することが期待されています。
人間の行動を分析する力は、マーケティング、人事、教育、商品開発など多くの仕事で活かすことができます。
心理臨床の専門家を育てる臨床心理学専攻
心のケアを必要とする人々への支援に関心がある方にとって、臨床心理学専攻は大きな魅力を持っています。
この専攻では、臨床心理士資格と公認心理師資格の取得を目指せる教育体制が整えられています。
近年、学校や職場、医療機関などで心理支援の重要性はますます高まっています。
子どもの不登校や発達支援、職場でのメンタルヘルス対策、高齢者支援など、心理専門職が活躍する場面は年々広がっています。
臨床心理学専攻では、こうした現場で必要となる知識や技術を体系的に学びます。
しかし、資格取得だけが目的ではありません。
心理学全体への理解を深めながら、多様な価値観や背景を持つ人々に向き合う姿勢を身につけることも重視されています。
保健医療、福祉、教育、司法、産業といったさまざまな領域で活躍できる心理臨床の専門家を育成しているのです。
理論だけでなく実践も重視されており、現場で求められる対応力や判断力を養うことができます。
映像と身体の関係を探る映像身体学専攻
現代心理学研究科の中でも特に特徴的なのが映像身体学専攻です。
全国的に見ても珍しい研究領域であり、立教大学ならではの独創的な学びが展開されています。
私たちは日常的にスマートフォンや映画、テレビ、SNSなど、さまざまな映像に囲まれて生活しています。
映像は単なる情報伝達の手段ではなく、人間の感覚や身体のあり方にも大きな影響を与えています。
映像身体学専攻では、こうした映像と身体の関係について理論と実践の両面から探究します。
例えば、映像作品が人の感情や身体感覚にどのような影響を与えるのか、デジタル技術が身体表現をどのように変化させているのかといったテーマを研究します。
また、研究者だけでなく、新しい映像表現を生み出すクリエイターや企画立案を行うプロデューサー的な人材の育成も目指しています。
映像制作や表現活動に関心がある方にとっては、非常に刺激的な学びの場といえるでしょう。
3つの専攻が生み出す新しい人間理解
現代心理学研究科の大きな魅力は、3つの専攻が互いに影響を与え合っていることです。
心理学専攻では科学的な方法で心を分析し、臨床心理学専攻では実際の支援現場から人間を理解しようとします。
そして映像身体学専攻では、身体や表現という視点から人間の存在を問い直します。
それぞれ異なるアプローチですが、最終的に目指しているのは「人間とは何か」を深く理解することです。
一つの分野だけでは見えないものも、複数の視点を組み合わせることで新たな発見が生まれます。
このような学際的な学びは、現代社会の複雑な課題に向き合う上でも大きな強みになります。
修了後の進路と可能性
現代心理学研究科の修了後の進路は多岐にわたります。
心理学専攻では大学教員や研究者のほか、企業の人事部門、マーケティング部門、調査研究機関などで活躍する人もいます。
臨床心理学専攻では、公認心理師や臨床心理士として医療機関、学校、福祉施設、企業などで働くケースが多く見られます。
映像身体学専攻では、研究者だけでなく、映像制作、アート、文化事業、企画開発など幅広い分野で活躍することが期待されています。
人間を深く理解する力は、どの時代にも必要とされる普遍的な力です。
そのため、ここで身につけた知識や研究経験は、多様なキャリアへとつながっていきます。
まとめ
立教大学大学院現代心理学研究科は、心理学、臨床心理学、映像身体学という3つの専攻を通じて、人間の心と身体、そして表現を多角的に探究する研究科です。
科学的な分析力を身につけたい方、心理支援の専門家を目指したい方、映像や身体表現について研究したい方にとって、それぞれの関心に応えられる環境が整っています。
また、専攻の枠を超えた学びによって、新しい人間理解を目指せることも大きな魅力です。
人間について深く学びたいという知的好奇心を持つ方にとって、現代心理学研究科は大きな可能性を秘めた学びの場となるでしょう。
※入試制度、カリキュラム、資格取得要件、研究内容は変更される場合があります。最新の情報については必ず立教大学公式サイトをご確認ください。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。
代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。
早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。
現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。
ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。



